ハイナンNETの活発な活動
海南島戦時性暴力被害訴訟(以下、海南島裁判)の支援を中心に活動しておられる、ハイナンNET(中国海南島戦時性暴力被害者への謝罪と賠償を求めるネットワーク)という団体があります(ホームページ)。
大学生やフリーターなど、10〜20代の方がメインのネットワークだそうです。
最近、このハイナンNETの活発な活動が、次々にそのブログ(ハイナンNETニュース)で報告されています。その中のいくつかをご紹介します。
海南島裁判・高裁第1回弁論
5月15日、海南島裁判の高裁での第1回弁論が行われました。
最高裁は4月27日、中国人の戦争被害者について、裁判上での請求権を失ったとする見解を示しました。そのため、一部マスコミなどでは「戦後補償裁判はもう終わった」という議論もあります。
しかし、それにもかかわらず、海南島裁判の高裁第1回弁論は、みごと、満席になったそうです。ハイナンNETの方のご努力が大きかったのでしょう。
この日、国側の代理人は、最高裁判決をたてにして、審理の早期打ち切りを求めました。原告側の弁護団は、それに反論します。
3名の裁判官は進行協議の調整のために審理を一端中断しました。原告側が主張するように「請求権の問題と原告の受けた被害をセットにして次回以降審理をすすめる」のか、国側の代理人が主張するように「請求権の問題のみに限って実質的に審理を打ち切る」のか、中断は30分以上にも及んだそうです。
戻ってきた裁判長が下した決定は、「請求権の問題と原告が受けた被害は一体であるため、分けて議論するのは難しい」、また「今回の件が、(最高裁の中国人の請求権に関する)判決の中のことか、外のことかについて審理する」という言葉で、請求権の問題に関しても含みを持たせたそうです。
原告が来日して証言する可能性も高くなったとのことです。
次回弁論期日は9月25日(火)10:00〜だそうですが、原告側弁護団や支援者は、一部ではもう決着が着いた(→たたかっても無駄である)かのように思われている裁判においても、不屈にたたかっておられるわけです。
詳しくは、ハイナンNETニュースの記事「傍聴ありがとうございました」を参照してください。
大学で出張授業
ハイナンNETのメンバーは、最近、東京経済大学の本橋哲也教授のゼミや授業で2度、出張授業をなさいました。その報告も書かれています。
ゼミの学生には「従軍慰安婦」のことを知らない人が多く、少しショックだったそうです。けれど、授業が進んでいくうちに、学生の方も色々なことをそれぞれ感じたり、考えたりしたようで、ハイナンNETのメンバーの方もうれしかったとのことです。
2回目の授業では、元「慰安婦」の方の証言ビデオの上映や2グループに分かれての意見交換などもなさったとのこと。
メンバーの方は、「こうした出張授業では、学生の方とのコミュニケーションに時間がとれるのが利点だ」と言ってらっしゃいます。学生の反応などについては、詳しくは記事「出張授業in東京経済大学」、「出張授業in東京経済大学 第二弾!!」をご覧ください。
「『今度また来ないの?』って言われた時はマジでうれしかった」とのこと。そうですよねー。
海南島へスタディツアー
原告1人1人へのご挨拶のために、海南島へスタディツアーもおこなったとのこと。
スタディーツアーに行かれた方が、原告のお話を聞いて一番強く思ったことは、「彼女たちが現在でも60年以上前に受けた被害によって苦しんでいるということ」だったそうです。「旧日本軍による加害が、解放後〜現在までどれほど彼女たちの生き方をゆがめてきたのかを強烈に印象付けられる証言でした」と言います。
「じっさいに被害者の1人1人とお会いしてお話を聞いたり、一緒の時間をすごしたことで、原告への想いがより具体的になるとともに、これまで以上に原告と向き合っていくことを強く決心しました」。
詳しくは、記事「スタディツアー報告!」をご覧ください。
ミーティング
このブログでは、ハイナンNETのミーティングについても報告されています。
最近、ミーティングを開くたびに新しい人が参加してくれるとか、今後の出張先もすでにいくつか決まっているなど、明るいニュースが書かれています。
こうしたミーティングでは、出張授業や海南島スタディツアーに行ってきた人からの報告などもなされていますが、アジア連帯会議で韓国に行っていたメンバーによると、「(年齢的・体力的に)海外で証言できるハルモニは本当に限られてきている」といいます。
この話を聞いて、ある新しいメンバーは、「あらためて1回1回のハルモニたちの貴重な来日の機会をもっと有意義なものにしていきたいと切に思った」とのことです。
詳しくは、「ミーティング報告」、「6/26 ミーティング報告」をご覧ください。
その他いろいろ
以下のような記事もあります。
・「女たちの戦争と平和資料館」(WAM。http://www.wam-peace.org/wam.html)で開催されている「中学生のための『慰安婦』展」(2008年5月まで)のオープニングイベントに参加した報告(「WAMのイベント、『私にとっての「慰安婦」問題』に参加して」)、
・ワシントンポストの広告やアメリカ下院決議案に関して、いろいろとしっかり考えた意見(「ワシントンポストの広告と公娼制について」、「アメリカ下院決議案」)
「ガイサンシーとその姉妹たち」
ハイナンNETは、来る7月4日(水)には、「ガイサンシーとその姉妹たち」の上映会を、東京外国語大学(府中キャンパス。研究講義棟 226教室。開場15:00、上映15:20。無料)でなさるとのこと。
班忠義監督もいらっしゃるそうです(詳しくは、「『蓋山西とその姉妹たち』上映やります」をご覧ください)。
大学生やフリーターなど、10〜20代の方がメインのネットワークだそうです。
最近、このハイナンNETの活発な活動が、次々にそのブログ(ハイナンNETニュース)で報告されています。その中のいくつかをご紹介します。
海南島裁判・高裁第1回弁論
5月15日、海南島裁判の高裁での第1回弁論が行われました。
最高裁は4月27日、中国人の戦争被害者について、裁判上での請求権を失ったとする見解を示しました。そのため、一部マスコミなどでは「戦後補償裁判はもう終わった」という議論もあります。
しかし、それにもかかわらず、海南島裁判の高裁第1回弁論は、みごと、満席になったそうです。ハイナンNETの方のご努力が大きかったのでしょう。
この日、国側の代理人は、最高裁判決をたてにして、審理の早期打ち切りを求めました。原告側の弁護団は、それに反論します。
3名の裁判官は進行協議の調整のために審理を一端中断しました。原告側が主張するように「請求権の問題と原告の受けた被害をセットにして次回以降審理をすすめる」のか、国側の代理人が主張するように「請求権の問題のみに限って実質的に審理を打ち切る」のか、中断は30分以上にも及んだそうです。
戻ってきた裁判長が下した決定は、「請求権の問題と原告が受けた被害は一体であるため、分けて議論するのは難しい」、また「今回の件が、(最高裁の中国人の請求権に関する)判決の中のことか、外のことかについて審理する」という言葉で、請求権の問題に関しても含みを持たせたそうです。
原告が来日して証言する可能性も高くなったとのことです。
次回弁論期日は9月25日(火)10:00〜だそうですが、原告側弁護団や支援者は、一部ではもう決着が着いた(→たたかっても無駄である)かのように思われている裁判においても、不屈にたたかっておられるわけです。
詳しくは、ハイナンNETニュースの記事「傍聴ありがとうございました」を参照してください。
大学で出張授業
ハイナンNETのメンバーは、最近、東京経済大学の本橋哲也教授のゼミや授業で2度、出張授業をなさいました。その報告も書かれています。
ゼミの学生には「従軍慰安婦」のことを知らない人が多く、少しショックだったそうです。けれど、授業が進んでいくうちに、学生の方も色々なことをそれぞれ感じたり、考えたりしたようで、ハイナンNETのメンバーの方もうれしかったとのことです。
2回目の授業では、元「慰安婦」の方の証言ビデオの上映や2グループに分かれての意見交換などもなさったとのこと。
メンバーの方は、「こうした出張授業では、学生の方とのコミュニケーションに時間がとれるのが利点だ」と言ってらっしゃいます。学生の反応などについては、詳しくは記事「出張授業in東京経済大学」、「出張授業in東京経済大学 第二弾!!」をご覧ください。
「『今度また来ないの?』って言われた時はマジでうれしかった」とのこと。そうですよねー。
海南島へスタディツアー
原告1人1人へのご挨拶のために、海南島へスタディツアーもおこなったとのこと。
スタディーツアーに行かれた方が、原告のお話を聞いて一番強く思ったことは、「彼女たちが現在でも60年以上前に受けた被害によって苦しんでいるということ」だったそうです。「旧日本軍による加害が、解放後〜現在までどれほど彼女たちの生き方をゆがめてきたのかを強烈に印象付けられる証言でした」と言います。
「じっさいに被害者の1人1人とお会いしてお話を聞いたり、一緒の時間をすごしたことで、原告への想いがより具体的になるとともに、これまで以上に原告と向き合っていくことを強く決心しました」。
詳しくは、記事「スタディツアー報告!」をご覧ください。
ミーティング
このブログでは、ハイナンNETのミーティングについても報告されています。
最近、ミーティングを開くたびに新しい人が参加してくれるとか、今後の出張先もすでにいくつか決まっているなど、明るいニュースが書かれています。
こうしたミーティングでは、出張授業や海南島スタディツアーに行ってきた人からの報告などもなされていますが、アジア連帯会議で韓国に行っていたメンバーによると、「(年齢的・体力的に)海外で証言できるハルモニは本当に限られてきている」といいます。
この話を聞いて、ある新しいメンバーは、「あらためて1回1回のハルモニたちの貴重な来日の機会をもっと有意義なものにしていきたいと切に思った」とのことです。
詳しくは、「ミーティング報告」、「6/26 ミーティング報告」をご覧ください。
その他いろいろ
以下のような記事もあります。
・「女たちの戦争と平和資料館」(WAM。http://www.wam-peace.org/wam.html)で開催されている「中学生のための『慰安婦』展」(2008年5月まで)のオープニングイベントに参加した報告(「WAMのイベント、『私にとっての「慰安婦」問題』に参加して」)、
・ワシントンポストの広告やアメリカ下院決議案に関して、いろいろとしっかり考えた意見(「ワシントンポストの広告と公娼制について」、「アメリカ下院決議案」)
「ガイサンシーとその姉妹たち」
ハイナンNETは、来る7月4日(水)には、「ガイサンシーとその姉妹たち」の上映会を、東京外国語大学(府中キャンパス。研究講義棟 226教室。開場15:00、上映15:20。無料)でなさるとのこと。
班忠義監督もいらっしゃるそうです(詳しくは、「『蓋山西とその姉妹たち』上映やります」をご覧ください)。
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