2017-03

ホモフォビア教科書を放置する教育部を訴えた裁判の紆余曲折とその敗訴

目次
はじめに
2015年11月 教育部が「通報すれば処理する」と述べたため、秋白、訴訟撤回
12月~2016年3月 秋白らが通報するが、教育部は受理・回答をせず
4月 秋白、教育部の無回答を行政不作為で再度提訴するが、裁判所は受理せず
5月 秋白、教育部に行政再議を申請するが、教育部は受理せず
6月 秋白、教育部の行政再議不履行を裁判所に訴え、受理される
9月 第一審の審理――秋白と弁護士の訴え
9月 判決――原告は「特定の利害関係者」ではないという理由で秋白敗訴
2017年1月 第二審の審理――教育部、教材の問題点は否定せず、しかし直接秋白を傷つけてはいないと主張
秋白の裁判、青年たちをさまざまな行動へ
おわりに

はじめに

中国では、2001年に中華精神病学会が決定した「中国の精神障害の分類と診断基準(第三版)」によって、同性愛は精神病とは見なされなくなった。これによって、中国でも同性愛の「非病理化」がなされたと言われる。しかし、大学教科書においては、その変化が反映されているのは今なお一部にとどまり、多くの教科書が、同性愛を「障害」や「変態」として記述している。

2015年5月、広東省広州市の中山大学の女子学生で、レズビアンの秋白さん(微博: @Qamily_Jonnie)は、教育部に対して、大学が誤った非科学的なホモフォビア教材を使用していることについてのどのような監督措置をとっているかについて情報公開申請をおこなった。政府情報公開条例の規定によると、教育部は申請を受け取った日から15日以内に回答をしなければならないが、その法定の期限内に教育部は回答しなかった。

そこで秋白は、広州市天河区人民法院(裁判所)に対して、教育部を行政不作為で訴えたが、同法院は訴えを受理しなかった。秋白は、広州市中級人民法院に控訴したが、結果は同じだった。そこで、秋白さんは、8月14日、北京第一中級人民法院に訴えたところ、17日、訴えが受理された(以上について詳しくは、本ブログの記事「大学教科書のホモフォビアの是正を求める運動」参照)。

2015年11月 教育部が「通報すれば処理する」と述べたため、秋白、訴訟撤回

11月24日、秋白さんが教育部を訴えた裁判が開廷した。

このときは、法院(裁判所)での話し合い(庭前对话)という形を取った。こういう形を取ったのは、教育部が法院に対して「原告の請求を棄却するか、法による調停をお願いしたい」と要請し、それを受けて法院が秋白さんに意向を尋ねると、秋白さんも教育部と対話することを望んだためである(1)

この日、秋白さんの支援者が20名あまり集まって、法院の外で、「同性愛についての誤った内容がある教材の使用を拒否する」、「私たちは、秋白とともにある」と書かれたプラカードを掲げ、レインボーフラッグを広げてアピールした(2)

話し合いは法廷の第七談話室でおこなわれ、裁判官と書記官、秋白さん、王振宇弁護士(秋白さんの代理人)、教育部の政策法規局の鄺璐さん、同事務局の職員(この2人は教育部の代理人)が出席した。

鄺璐さんは、「大学には教材を編纂・採用する自主権がある。教育部にはその内容について一字一句誤りがないかを審査する職責はない。教育部が負っている職責は、マクロな観点からの質の管理だ」と述べた。

秋白さんが「マクロな管理とは何か?」と尋ねると、鄺璐さんは「教材の内容は法律法規に違反すべきではなく、社会の安定を損なうべきではなく、他の公民の権利を損なうべきではない」と説明し、「教材が出版物として、その内容が合法か否かについては、出版管理部門に言うべきだ」と述べた。それに対して、すぐさま秋白さんは、「3月に私は出版管理部門に意見を述べたが、彼らは教育部の責任だと述べた」と言った。

また、鄺璐さんは、「この間、同性愛に汚名を着せる内容についての通報は受け取っていない(その理由は、教育部が法院に出した「答弁書」によると、文書受付室が郵便物を処理した際に、誤った部門に配達したからだという)ので、教材について処理しなかった。もし通報してくれたら、私が教育部の関係部門に取り次ぐ」と言った。さらに、その日の午後、この席にいた教育部の事務局の職員が秋白さんに電話をしてきて、「教育部統一監督通報受理センターに通報すれば、通報監督システムを通じて処理する」と言った(3)

もっとも、この日、秋白さんが教育部の職員に、「教育部で大学教育の質に対して監督・評価する職能は、具体的にはどの部門/工作組が責任を持っているのか? どのように評価するのか?」と尋ねたとき、教育部の職員は「よく知らない」と答えた。また、上述のように、鄺璐さんは「教材の誤りにつていの通報を受け取っていない」と言った。秋白さんは、教育部のこのような責任逃れをする官僚的態度に非常に不満を持った(4)

しかし、秋白さんが「教育部を訴えた初志は、実際は、勝訴するという期待にあったのではなく、訴えをつうじて教育部と対話し、教育部に問題を認識させ、確かな訴えのルートを提供させることにあった」。秋白さんは教育部と対話し、訴えのルートが示されたので、12月末、訴訟を撤回した(5)

12月~2016年3月 秋白らが通報するが、教育部は受理・回答をせず

12月17日、秋白さんのガールフレンドが、レズビアンたちに、各自が教材の同性愛についての記述の誤りについて指摘したものを「教育部統一監督通報受理センター」に郵送して通報するよう呼びかけた(6)

たとえば、こうした呼びかけもあり、12月から、秋白さんを含めた80人あまりの全国各地の大学生が、「教育部監督通報統一受理センター」に通報の手紙を出して、教育部に同性愛者に汚名を着せる教材の内容に対して、監督の職責を果たすよう求めた。

ところが、秋白さんの通報だけが、なんと「審査する機関がない」という理由で、返送された。その後、何度出しても、返送された。他の人々の通報も、返送こそされなかったものの、回答は来なかった。

そこで、秋白さんは、5回目は「教育部監督通報統一受理センター」に出した通報の手紙を、同時に教育部の袁貴仁部長にも送った。すると、やっとその2通の手紙は捺印されて受領された。

ところが、その手紙についても、3月末、教育部政策法規局の職員から秋白さんに電話がかかってきて、「秋白さんの通報は、比較的特別なので、書面での回答はできないし、このような通報を処理するシステムもない」と述べた。秋白さんが、「なぜ特別なのか」、「なぜ書面での回答はできないのか」と尋ねると、この職員は明確な回答をせずに、電話を切った。その後は、秋白さんが何度電話をしても、電話を取る人がないか、通話中だった。

以前、秋白さんに通報の資料を届けることを承諾した鄺璐さんの職務用の電話にもつながらなくなった(7)

4月 秋白、教育部の無回答を行政不作為で再度提訴するも、裁判所は受理せず

4月25日、秋白さんは、北京市第一中級法院に、教育部から回答がないことを行政不作為で訴えた。

しかし、1週間後、同法院から立件しない(受理しない)という回答が返ってきた。その理由は、「秋白の訴えの理由は、陳情の事項に属するが、この陳情の事項は、訴えたものの合法的権益を侵犯していないから」というものであった(8)

5月 秋白、教育部に行政再議を申請するが、教育部は受理せず

5月7日、秋白さんは、自らの微信で、「北京高級法院に控訴するか、それとも教育部に行政再議(中国における行政不服審査制度(9))を申請するか」について投票をしてもらうよう訴えた(10)。その目的は、自分の考える助けにするためだけでなく、人々の関心を引くためでもあった(11)

その結果、控訴と行政再議に対する投票数は、ほぼ同数だった。控訴したほうが影響を広げ、メディアの関心を引き付けるためにはよいという意見もあった。しかし、行政再議のほうが数票多く、そのことと、友人の意見とによって、秋白さんは行政再議を選択した。それは、「行政再議のほうが、焦点を教育部の教材の監督管理に当てられるからであり、行政再議のほうが速くて、1カ月程度で回答がもらえるからでもあった」。また、「もし行政再議の結果がダメでも、その後に教育部を提訴することもできるから」でもあった(12)

5月16日、秋白、教育部の政策法規局に行政再議を申請し、教育部に職責を履行するよう求めた。しかし、20日、教育部は、「申請人(秋白)が請求した事項は。申請人本人とは利害関係がなく、合法権益を侵犯しておらず、その権利・義務に実質的な影響はない」という理由で、秋白さんの申請を受理しなかった(13)

6月 秋白、教育部の行政再議不履行を裁判所に訴え、受理される

6月2日、秋白、教育部の行政再議不履行を北京市中級人民法院に訴えた。これは、同月14日に受理された。

今回は、教育部に対する2回目の訴訟になる(受理されなかったものを含めると3回目)。違いは、前回は情報公開申請に対して回答がなかったことであり、今回はホモフォビア教材の通報に対して回答がなかったことである。秋白さんが言うように(14)、今回のほうがより直接教材に対する対処方法を問題にしている。

この秋白さんの提訴については、募金活動もおこなわれた。まず、ネットを通じての募金で1万7542元が集まった。また、秋白さんの誕生日パーティーが開かれ、そこでは、「六色音符合唱団」というLGBTフレンドリー合唱団による合唱、ボランティアによる弾き語り、参加者全員での《勇気》(梁静茹)の合唱などがおこなわれた。この誕生日パーティーでも、入場券、会場での募金、バザーなどによって計1万1111元が集まり、ネット募金と合わせて、募金の合計は2万8653元(約50万円)に達した(15)

9月 第一審の審理――秋白と弁護士の訴え

9月12日、秋白さんの裁判の審理が北京市中級人民法院でおこなわれた。

この日、教育部からは政策法規局の鄺璐さんと高等教育局の李静さんが来た。

秋白さんは鄺璐さんに1年近く会えなかったので、開廷前、手に月餅を一箱持って、鄺璐さんのもとに駆け寄って、「お久しぶりです。この贈り物は私たちセクシュアル・マイノリティの学生たちの気持ちです。中には私たちが教育部に対して言いたいことが書いてあります。それは、教材から毒をなくして、LGBTの学生と教育部がいっしょに楽しい中秋(=旧暦の8月15日。名月を観賞し、供えた月餅などを一家で分けて食べる習慣がある)を過ごしたいということです」と言った。しかし、鄺璐さんはかたくなに受け取りを拒否した。

その後の審理は、30分という短い時間だった。教育部の主張は、以下の2点にまとめられると秋白さんは言う。
 1.「ホモフォビア」教材は学生の教育を受ける権利を侵犯しておらず、学生は影響を受けていない。
 2.「ホモフォビア」教材を処理するという職責を履行することを拒否する(16)

以下は、原告の秋白さんが、この日、裁判所に出した手紙の全文である(赤字は、秋白さんが自らの微信で赤にした箇所)。

裁判所はセクシュアル・マイノリティの学生のために声を発してください

尊敬する裁判長・裁判官:

私は原告の秋白です。教育部の行政再議不作為事件の訴えについて、私はこの貴重な機会を借りて、あなたがたにお話をさせていただきたいと思います。丁寧にお読みいただいて、セクシュアル・マイノリティの学生の声をお聴きくださることを望みます。

「ホモフォビア」教材は学生を傷つけています。教材と私たちには密接な関係があります。

私は在学中の大学生です。中山大学で勉強しており、大学での生活は他の学生と同じです。今でもまだはっきりと覚えていますが、私が自分の性的指向が大多数の人と異なることを意識したとき、心の中はパニックになり、自分は人間ではないかのようで心配でした。そこで、私はこっそり、あちこちでその答えを探して、自分は結局誰であるのかをはっきりさせようと思いました。大学ではちょうどその時「大学生の心理的健康」という公共選択科目(=学生なら誰でも選択できる科目)があったので、私はその授業を取ったのですが、先生は公然と授業の中で「同性愛は病気だから、急いで治療しなければならない」と言い、教室で使われていた教材にも、同性愛は「性変態」「性逸脱」「性的指向の障害」と書かれていました。それらの言葉は、私の頭の中から消そうとしても消せず、私が同性を好きなことは不正常な性的指向であるとたえず警告します。のちに仲間たちの助けによって、私はやっと少しずつ自分の性的指向を受け入れ、教材の内容が間違っていることがわかったのです!

その後、私は、他の、教材の害毒を受けている同性愛の学生にも接しました。彼らは私ほど幸運ではなく、そのうちの、ある医学生が使っていた教材には、同性愛は疾病だと書いてあったので、彼は恐くなって、医者に自分の性的指向を変えてもらおうとしました。こうした、学生を誤った方向に導く教材は各大学で広く使用されており、どれほど多くのセクシュアル・マイノリティの学生が、教材のせいで、黙って身を隠し、自分に向き合うことができなくなっているのかわかりません。

だから、教育部が法廷で「原告の教育を受ける権利を侵害しておらず、原告の合法的権益を侵害していない」と言ったことは、私は受け入れることはできないと同時に、怒りを感じました。教材は疑問を解き明かすための授業のツールであり、私たち一人一人の学生が教育を受ける最初から使わなければならないものです。どうして学生の教育を受ける権利と関係がないことがあるでしょうか。まったく逆で、教材は学生が教育を受ける権利を保障する重要な一環なのです。

教育部は何度も責任から逃避しています。裁判所が後ろ盾になってください。

私は普通の大学生にすぎません。私は大学で教材に同性愛についての誤った内容を見つけましたが、その表紙には「十二五[=中華人民共和国国民経済・社会発展第12次五カ年(2011~2015年) ]計画教材」「教育部重点研究成果」と書いてありました。このような最も専門的で、権威のある教材の中に多くの誤りがあったのです。だから、私は教育部に手紙を書き、問題について意見を述べたのですが、思いもかけず何度も傲慢な対応をされました。

2015年8月14日、私は「ホモフォビア」教材の監督管理の不作為を理由として教育部を訴え、裁判所に受理されました。当時私は興奮しました。これでついに顔を合わせて教材の問題を話すことができるようなったのだ。教育部はもう私をもう門前払いできなくなったのだと。また、2015年11月24日の法廷前の会議で、教育部の職員の鄺璐は、私の訴えを教育部の関係部門に手渡すことを承諾し、同時に私に「書面の訴えは教育部の統一監督通報受理センターに郵送したらどうでしょう。教育部が監督システムによって処理します」と言いました。私は、教育部の職員が法廷前の会議でした話を信じました。堂々とした教育部の職員が一名の普通の大学生に対して約束を破るようなことは絶対にないと信じたのです。だから、法廷前の会議が終わった後に、私は訴訟を撤回することを選択して、私の通報の手紙を教育部の統一監督通報受理センターに郵送しました。

この通報の手紙はまず何度も何度も訳もわからず返送されました。2016年2月22日にやっと教育部に捺印されて受領されましたが、60日の有効返答期間をひたすら待っても何の返答もありませんでした。このようであっても、私は対話の可能性を放棄せず、2016年5月16日、私は弁護士に委託して行政再議申請書を郵送して、再度教育部に対して私が申請した監督の職責を履行してもらうよう強調しました。最後も、また教育部に残忍に拒絶されました。

やむやく、私は、2016年6月に教育部を再度訴えて、法律という手段を使って教育部にやるべきことしてもらい、同性愛の学生の訴えに対して積極的な返事をしてもらおうと思いました。

2015年に教育部を訴えてから、2016年にふたたび訴えて法廷が開かれるまで、2年間ずっとまじめに頑張り続けてこられたのは、ただ私が、教材がセクシュアル・マイノリティについて正しく記述し、教育の分野において、異なる性的指向の学生を平等に扱ってほしかったからです。大学は何度も私に圧力をかけ、私の父母に通知しましたので、私は父母に病院に連れていかれて「治療」されました。このように大きな圧力を受けても、私は断念しませんでした。なせなら、私は、大学の無知や父母の無理解は、社会のセクシュアル・マイノリティに対する差別に根源があり、「ホモフォビア」教材が社会の差別を促進していることを知っているからです。私が父母に同性愛は病気ではないと説明しましたが、本の中には同性愛は病気だと書いてあります。私が大学に対して同性愛者について説明するときも、教材の中から客観的で全面的な記述を見つけて根拠にすることはできません。

2年間頑張り続けたのは、教育部は教材に同性愛に汚名を着せている状況があることを間違いなく知っていながら、何度も問題を回避し、責任逃れをするばかりであるのは、教育者のあるべき姿では絶対にないと信じるからです。私が闘っているのは、一つの教材の改変のためではなく、まして私一人だけのためではありません。セクシュアル・マイノリティたちが本来持っている平等な権益のためであり、公民が性的志向やジェンダーによっていかなる形態の差別や汚名を受けてはならないからです。

私は堅く信じています。法律が一人ひとりの合法的権益を保証し、公平・公正に、一人ひとりの当事者にとって道理に合った判決が出されることを!

教育部が何も言わないときには、裁判所がセクシュアル・マイノリティの学生のために声を発してください!

 以上のとおり申し上げます。
北京市中級人民法院
   原告:秋白
   2016年9月12日(17)

この裁判では、河北陳建仲弁護士事務所の于麗穎弁護士と王振宇弁護士が共同で秋白さんの代理人をつとめた。以下は、于麗穎弁護士の代理意見の抜粋である。

傷害に対して見て見ぬふりをしてはならない

この事件の原告が申請した事項は、「行政再議法実施条例」第28条の規定(=明確な申請者と規定に合致した被申請者がいること、具体的な行政再議の請求と理由があること、本人と利害関係が存在していること、法定の期限内に提出すること、行政再議法が規定している再議の範囲と再議機関の職責の範囲に属すること)に合致しているので、受理すべきであった。

一、原告が行政再議で提出した請求事項と本人には利害関係が存在している。

 原告が行政再議の申請において被告が履行するよう求めた法定の職責とは、原告が渡した「通報の手紙」の中の、同性愛に汚名を着せる/誤った内容の教材に対してその質の監督管理の職責を履行し、その結果を原告に知らせることである。

 1.関連する課程を選択した在学中の大学生として、教材の中に存在する「同性愛」に対する誤った記述は、当然原告と利害関係が存在する。原告の公共選択科目の「大学生の心理的健康」の中で使用した教材『心理健康教程』(張小遠・解亜寧編、証拠15)は、同性愛を「性変態」に分類している。また、その課程の補助教材『大学生の心理検査と行為指導』(許国彬・黄秀娟編、証拠17)は同性愛を「性逸脱」とし、「性変態」だとも言っている。また、原告が大学の図書館から借りた『諮詢心理学』(邱鴻鐘編、証拠16)は、同性愛を「病態的性的指向障害」だと述べている。

 2.原告本人は、同性愛集団の一人として、2015年に教育部を訴えた後に「アウティング」されて以来、ずっと社会・大学・家庭から何重にも心理的圧力を受けてきた。誤った教材が広く使われていることは、直接に原告の人格権を侵害し、原告に精神的損害を与えた。

 3.(略)

二、被告には教材を監督管理する法定の職責がある。

 1.被告の主要な職責の第三条に(国弁発[2008]57号[=国務院事務局が、教育部の主要な職責、内設機構、人員編制の規定を印刷配布したことに関する通知]、証拠8)、「義務教育のバランスのとれた発展の推進と教育の公平を促進し(……)基礎教育の国家課程の教材を管理し、資質教育を全面的に実施する」とある。

 2.被告は機構の中に、教材の監督管理に責任を負う機構を設置している。(略)

 3.被告は「教育部課程教材工作指導グループ」を設立して教材の監督管理をしている。(略)

 4.被告は、大学出版品質監督検査センターを設立して、大学の出版物の質に対して特別の検査をすることを2016年の業務のポイントにしている。(略)

 5.被告はかつて「大学の教材の中に存在する誤った内容」について監督管理の職責を履行したことがある。
 人民ネットの2015年11月18日の報道(証拠13)によると、「被告はかつて北京林業大学の教師・曾施兵の請求に応じて、大学の教材の監督管理の職責を履行したことがある」。曾施兵は、大学の英語教材の誤りの問題について、2015年、自分が2年かけて一人で完成させた30ページ近い『大学英語教材の品質分析報告』を被告に渡した。この報告の中で、曾施兵は、教材の中に存在する言語の誤りと非言語の誤りを明確に指摘した。それに対して、被告の高等教育局の関係する責任者は、非常に重視し、検証する措置をとると施兵先生に回答し、9つの出版社に向けて「教材の問題について調査の協力をお願いする手紙」を送り、出版社に対して、調査に協力し、その調査の状況を書面の形で高等教育局にフィードバックすることを求め、各出版社に改善する方法を提出して、教材の訂正版の中ですぐに訂正するようお願いした。同時に、曾施兵の手紙と資料を大学の英語教学指導委員会に転送した。(18)

この日、弁護士が裁判官に要請して、秋白さんは閉廷後に5分間、教育部の職員と話をする時間を持つことができた。秋白さんは、「私は在学中の大学生です。授業で使った教材が同性愛に汚名を着せていました。当時私はとても怖くなりました。自分が人間ではないかのようで怖かったのです。だから、私は、もう他の学生には私のように教材によって傷つけられないようにしたいのです。私が教育部を訴えたのは初めてではありません。もう一年経っています。教育部は責任逃れをしてほしくありません。LGBT学生の声を聞いて、セクシュアル・マイノリティの学生を含めた一人一人の学生の訴えに注意を払ってください」と、心をこめて訴えた。

しかし、教育部の職員2人は、ずっとうつむいたままで、聞こえないふり、見えないふりをしていたかのように秋白さんには見え、ますます憤りを感じた。

秋白さんは、教育部の態度は傲慢で、冷淡だと感じた(19)

この日は、少なからぬメディアが裁判所の出入り口で待っていて、裁判が終わると、秋白さんはずっとメディアに囲まれ、2時間取材を受けた。しかし、のちに、記者から続々と、文字のニュースは審査によって報道できなくなったというメッセージを受け取った。秋白さんには、訴訟の前途の困難と、メディアの報道禁止、教育部の傲慢さが、両手でますます自分の喉を絞めてくるように思えた(20)

9月 判決――原告は「特定の利害関係者」ではないとして秋白敗訴

9月30日、北京市中級人民法院は、秋白の請求を棄却する判決を下した。その理由は、「原告の請求は被告の職責との間に法律上の利害関係を有しない」、なぜなら原告は「特定の利害関係者」ではないから、というものだった。、「原告が主張する大学生及び同性愛者の一員として持つ権利」は、「被告に職責の履行を請求する権利の根拠にはなりえない」というのだ。

再議法実施条例(中华人民共和国行政复议法实施条例)第28条は、行政に対する再議の申請が合致しなければならない条件について具体的に規定しており、その中の(二)項は『申請者は、具体的行政行為と利害関係がなければならない』と規定している。この条文が指す具体的行政行為と利害関係がある申請者とは、申請者の合法的権益が直接、行政行為に侵害されたか可能性のある特定の利害関係者を指しており、不特定の社会公衆を指していない。この事件では、原告は被告に対して提出した行政再議申請が指している事項は、教育部に通報した大学の教材に存在する問題について監督管理する職責を履行するよう求めることである。教育部が、秋白(原文は実名)が通報した事項を処理するか否かは、特定の利害関係者の権益を保護することではない。原告が主張する在校中の大学生および同性愛者の一員として持つ権利は、どの不特定の学生あるいは同性愛集団のメンバーでも持っている権利であり、原告として被告に職責の履行を請求する権利の根拠にはなりえない。ゆえに秋白と教育部が履行する職責との間には法律上の利害関係はなく、被告に対して提出した再議の申請は、再議法実施条例第28条が規定した受理の条件に合致しないので、本院は支持しない。

この判決には、何人もの弁護士から強い非難の声が上がった。たとえば、昆明の付薇弁護士は「この判決は、ひどいデタラメの見本である――ある行政の職能が影響を及ぼしうる人数が多いか膨大な集団だったら、たとえその集団の中の任意の一人ひとりに対して、その職能を履行しないことの傷害が具体的・直接的であっても、それらの個人は権利を主張する資格を喪失するというのであるから。」と述べた。

10月12日、秋白さんは、北京高級人民法院に控訴した(21)

2017年1月 第二審の審理――教育部、同性愛者たちを傷つけたことは否認しなかったが、直接秋白を傷つけてはいないと主張

2017年1月10日、第二審の審理がおこなわれた。

この日、教育部の政策法規局と高等教育局の職員は、「秋白は教科書の直接の被害者ではない。教科書が同性愛は病気だと言うのは、同性愛者たち全体について言っているのであり、それがもたらす傷害は、何回も曲折を経て、はじめて秋白自身に達するのであって、原告の秋白は、行政行為の特定の利害関係者でないだけでなく、直接的傷害の原則にも合致しない」と述べた。

秋白さんは、それに対して、「私が受けた授業で使った教材には明確に同性愛は性変態だと書いてあり、先生もこの観点をPPTに書いて授業をおこなった。誤った教材が傷害をもたらす根源であり、教育部は傷害をもたらすことを承認したからには、この障害の原因を解決すべきである!」と述べた。教育部の主張に対しては、「私の行政再議を申請したのは、教育部が私の通報に対して回答しなかったことについてである。この行政不作為はこのように明確であるのに、こっそり概念を変えようとしている」と批判した。

原告の王振宇弁護士と于麗穎弁護士は、以下の2点を指摘した。
・秋白は差別的内容がある教材を買ったことによって、財産に損失が生じた。また、秋白は同性愛者として、「同性愛は性変態だ」という内容を読んで、人格権が侵害された。秋白が教育部に対して教材に対処するよう要求したのは、自分の人格権と財産権を保護するためだ。教育部が職能を履行しなかったことによって、秋白は行政不作為の特定の権利者になった。それゆえ、一審が原告は特定の利害関係者ではないという判決を出したことは、誤っている。
・一審判決は、「原告は集団の一員として持っている権利は、どの不特定のメンバーもみな持っている権利」だから、原告が被告に職責の履行を請求する根拠にはなりえないと述べた。このロジックは非常にでたらめなものである。このロジックでは、すべての人が行政に職責を履行することを要求できず、特権を持った人だけが要求できることになるのではないか?

最後に、秋白さんは、教育部の職員に対して、「もし教科書に、異性愛が病気だと書いてあったら、あなたがたは改めなければならないと思うか?」と尋ねた。回答は、「わからない! 私に尋ねるな」というものだった。

この日、裁判所には、10名あまりの秋白さんの支援者が駆けつけ、裁判所の外でホモフォビア教材を拒否するプラカードを掲げた。

また、「同志の声」という微博が審理の過程を中継し、それに対するアクセスは25.7万に達した。また、「LesPark(拉拉公園)」や「同性愛者の家族と友人の会(同性愛親友会)」というウェブサイトが動画で法廷の外の現場から生放送をし、2000人あまりが同時にネット上で見た(22)

秋白の裁判、青年たちをさまざまな行動へ

秋白さんの裁判は、各地の同性愛者らの青年を励まし、さまざまな行動を起こさせた。

2016年8月には、大学生や青年たちが教科書の記述の是正をさまざまな面(訴訟、図書館、教師など)からめざす「ホモフォビア教材救済(に関心を寄せる)計画(恐同教材拯救[关怀]计划)」を開始した(23)

同年10月には、秋白さんの勇気と行動に感激したゲイの青年が、「秋白を支援する漂流瓶」アクションを呼びかけた。これは、支援者がノートに教育部に言いたいことを書いて、それを自分自身と自分がいる都市を示す建築物などといっしょに写真に撮って、そのノートを次の人に回していくというものである。「漂流瓶」(という名称のノート)は、青島から出発して、臨沂、済南をすでに回り、さらに滄州、天津、北京を回る予定であることが発表されている。このアクションは、そのノートによって、教育部にLGBT問題ついての「補習」をさせるという発想でおこなわれた(24)

11月11日(独身の日)には、柳星宇さんという大学1年生のゲイの男性が、教育部に宛てて、毎日1通ずつ、1000日間に1000通のメッセージを送る活動を始めた。これは、さまざまな人に、「私は××大学に在学している(卒業した)。私は学校でのホモフォビア教材の使用を中止するよう求める」などと書いた紙と自分自身とを写した写真を、微信または微博で「ホモフォビア教材に関心を寄せる計画」や「同志平等権益促進会」宛てに送ってもらい、それを柳星宇さんが教育部に送るというものである。

柳星宇さんは、「私は今年大学1年生なので、1000日後には、まもなく卒業になる。私は大学が教科書から汚名を拭い去るプロセスの証人になりたい。あなたも私とご一緒しませんか」と呼びかけている(25)

12月27日には、広州新メディア女性ネットワークらが、秋白さんの話をネット上で中継するイベントなどもおこなっている(26)

秋白さんは、「幸い、私たちが『教材についてとことん反抗する』という精神は、多くの人が行動し、自分の力でこの社会をよりよいものにすることを始めることを励ました。あるいは、これらの人、これらのこと、これらの成長が、私たちが2016年に作り出した最大の変化かもしれない」と述べて、以下のような活動について述べている。

たとえば、「蘇州LESGO公益小組」のメンバーで、「2016蘇州ヴァギナ・モノローグス」の発起人の「Peter」さんは、《ヴァギナ・モノローグス》の中国版として作成した《陰道欲言》の中で、ホモフォビア教材の問題を取り上げた。それは、あるゲイの男子学生が、自己を探索し、自己を発見する過程において、教科書の中のホモフォビア的な内容を読み、授業でも、先生がたえず「同性愛は精神病だ」と強調するというものである。

「Peter」さんは、秋白さんが教育部を訴えているのを知り、自分もできるかぎりのことをしようと思い、この問題を取り上げたという。「Peter」さんは、「眼、耳、口、鼻は人体の器官であり、みな大声で言えるのに、ペニスとヴァギナは汚名を着せられ、言うことはできない。《陰道欲言》の本質は汚名をぬぐうことにある。教科書についての活動も同じであり、セクシュアル・マイノリティの汚名をぬぐうことである」と述べている。

また、「Barry」さん(「武漢同行同志センター」メンバー)は、「教科書についての活動の私に対する影響は、主に、口では言えないような多くの圧力に直面したとき、勇気が持てたことだ」と述べている。

また、黒龍江大学青年法学社の創設者の「晨曦」さんは、2016年1月、「大学学生団体管理暫定規則(高校学生社团管理暂行办法)」の全文が見つからなかったので、その全文の内容について、教育部に情報公開(のち、行政再議)を申請した。これは、国家secretとの理由で公開されなかったのが……。

さらに、2016年6月、法学部の学生の「夏天」さんは、授業で使われている『刑法学』の中に同性愛は変態だと書いてあったので、北京大学出版社と編者の趙秉志さんに手紙を書いた(27)。このような出版社や編者への働きかけは他にもあり、次回ご紹介したい。

おわりに

大学教科書のホモフォビアに対する秋白さんの裁判について、その提訴以前を含めた経過をもう一度まとめると、以下のようになる。秋白さんは、出版管理部門や出版社に働きかけた。それが、(1)の段階であり、教育部に働きかけたのが(2)の段階である。

(1)国家新聞出版総局、広東省教育庁、広東高等教育出版社に対して是正を求める書簡を送り、広東省教育庁前では宣伝活動もする(秋白さんはこれらの活動には1メンバーとして参加)→まともな回答なし→広東高等教育出版社を広州市天河区法院に訴える→受理されず。

(2)教育部に対して、大学の教材に対する監督管理について情報公開を申請→期限までに回答なし→教育部の無回答を行政不作為で広州市天河区法院に訴える→受理されず→広州市中級法院に訴える→受理されず→北京第一中級法院に訴える→受理→教育部が「教科書の問題点について通報すれば処理する」と述べたため、訴訟撤回→通報したが、教育部は、受理や回答をせず→教育部の無回答を行政不作為で北京市第一中級法院に訴える→受理されず→教育部に行政再議を申請→受理されず→教育部の行政再議不履行を北京市第一中級法院に訴える→受理→同法院、原告の請求と教育部の職責との間には「法律上の利害関係がない」とし、秋白敗訴→控訴。

中華精神病学会が15年以上も前に同性愛の非病理化をしたにもかかわらず、それに反する記述を是正させるというだけのことが、上のようにさまざまな手を尽くしても、そのたびごとに壁にぶつかっているのである。

しかも、秋白さんが教育部を裁判に訴えると、中山大学は秋白さん本人だけでなく、秋白さんの家族にも圧力をかけた。その際、大学は秋白さんが同性愛者であることを家族にアウティングしたので、秋白さんは家族からも圧力を受け、疎外されるという苦痛の中で裁判をすすめてきた。

訴えがここまで無視され、抑圧されるのは、近年習近平政権が民間の運動や弁護士に対する締めつけを強めてきたこととも関係しているだろう。教育部についても、2016年7月に教育部長が袁貴仁氏から陳宝生氏に変わって以降、同性愛に汚名を着せる教材は放置されている一方で、教材に対する政治的締めつけは強まったという(28)

以上のような困難な状況ゆえに、運動から離れた人々も多かった。ある活動家は、「2年前、私が最初に仲間たちに、私たちが教科書の同性愛のスティグマ化を変えていくと話したときの(……)力に満ちた感覚は2、3カ月しか続かず、バラバラの砂のようになり、周囲を見渡すと、たった数人の人しか残らず、(……)2年あまりの間に(……)多くの仲間と出会ったが(……)最後に残った人はきわめて少ない」と述べている(29)

しかし、以上のことは、何度跳ね返されてもぶつかっていく秋白さんたちの粘り強さや少人数でも闘い続ける意志の強さも示している。

また、去って行く人が多いことは確かでも、その一方で、先述のように、現在も、新しい人を含めて、秋白さんの裁判がきっかけになって、青年たちがさまざまな新たな行動を起こしていることも事実である。その背景には、この問題に関心を持つ多くの人々がいる。

当事者個人の直接の要求を超えて、社会の変革するための訴訟は「影響性訴訟」と呼ばれているが、その意義について、秋白さんは、「私は、その意義は、相手が最後に法律の改正をしたり規定を出したりするか否かにはないと思う。それは難しい。しかし、訴訟を通じて多くの人がLGBTIたちの権益が無視されていることに気づく。私はそれが訴訟の比較的大きな意義だと思う」(30)と述べている。

先述のようにマスメディアがこの裁判を報道することに対しても圧力がかかっているのが現状だが、それでも『新京報』は今年の第二審での審理に至るまで報道を続けている(31)。また、微博・微信などのネットメディアにおいて大きな関心を集めていることは第二審の審理への多くの人の注目を見れば理解されよう。また、いくもの英米のメディアでも報道されたことも無視できない(32)

こうしたことを考えると、この裁判は、その時々で人々を励ますだけでなく、長い目で見ると、その歴史的意義も十分あるように思う。

(1)她在法院与教育部官员聊聊课本中的“同性恋”」2015-12-10 张鑫明 Vista看天下。
(2)Chinese Student Protesting Books’ Stance on Homosexuality Meets With OfficialsThe New York Times NOV. 24, 2015→「中国同性恋大学生与教育部官员对话」纽约时报中文网2015年11月25日。
(3)以上は、「她在法院与教育部官员聊聊课本中的“同性恋”」(2015-12-10 张鑫明 Vista看天下)、および「同性恋遭教材污名化未获处理 大学生再告教育部」(财新网2016年6月15日18:32)による。また、この日、鄺璐さんは「この訴訟についての報道はすべて読んで、秋白さんの話と秋白さんが教育部に出した手紙も読んだ。私は同僚とともに同性愛と精神病との関係についても研究した」とも述べており(上記「她在法院与教育部官员聊聊课本中的“同性恋”」)、当日は比較的秋白さんに好意的態度を示したように見える。
(4)幸好一路上有你 与教育部沟通的漫漫长路」2015-11-30 秋白 秋白的自由野
(5)女生秋白再磕教育部:举报教材同性恋问题没回复,提行政复议」澎湃新闻2016-05-19 13:57澎湃新闻记者 徐晓阳 实习生 韩晓彤 吴伊端
(6)秋白女友:行动起来,让教育部看见“同志”!」2015-12-20 Janeway 秋白的自由野
(7)以上は、「同性恋遭教材污名化未获处理 大学生再告教育部」财新网2016年6月15日18:32。ただし、「秋白さんの通報だけが、なんと『審査する機関がない』という理由で、返送された。その後、何度出しても、返送された。他の人々の通報も、返送こそされなかったものの、回答は来なかった」という箇所は、この記事では、「彼らが出した通報の手紙の大多数は、『審査する機関がない』」という理由で返送された」と記している。しかし、秋白さん自身の記述を含めた他の記事(「2016,我们再试试改变世界好吗?|来自秋白的邀请」(2016-01-14 秋白 秋白的自由野)、「【动态】教育部,你挑逗了我,还一笑而过 」(2016-05-20 秋白 GLCAC)、「女生秋白再磕教育部:举报教材同性恋问题没回复,提行政复议」澎湃新闻2016-05-19 13:57澎湃新闻记者 徐晓阳 实习生 韩晓彤 吴伊端)では、本ブログのように記しているので、それに従った。
(8)女生秋白再磕教育部:举报教材同性恋问题没回复,提行政复议」澎湃新闻2016-05-19 13:57澎湃新闻记者 徐晓阳 实习生 韩晓彤 吴伊端。
(9)詳しくは、徐暁青・藤田直佑「行政再議に関する基礎知識」『SMBC China Monthly』第129号(2016年3月)[PDF]参照。
(10)秋白打官司,下一步由你来决定(姬/基情投票中) 」2016-05-07 秋宝宝 秋白的自由野
(11)女生秋白再磕教育部:举报教材同性恋问题没回复,提行政复议」澎湃新闻2016-05-19 13:57澎湃新闻记者 徐晓阳 实习生 韩晓彤 吴伊端。
(12)女生秋白再磕教育部:举报教材同性恋问题没回复,提行政复议」澎湃新闻2016-05-19 13:57澎湃新闻记者 徐晓阳 实习生 韩晓彤 吴伊端、「【动态】教育部,你挑逗了我,还一笑而过 」(2016-05-20 秋白 GLCAC)の中の「致参与《秋白打官司,下一步由你来决定》投票的各位亲们的情书」。
(13)女生秋白再磕教育部:举报教材同性恋问题没回复,提行政复议」(澎湃新闻2016-05-19 13:57澎湃新闻记者 徐晓阳 实习生 韩晓彤 吴伊端)にも出てくるが、「你们爱的秋白又去找教育部玩了」(2016-06-16 和夏天的一天)に、教育部が行政再議申請を受理しないことを述べた決定書自体の写真が掲載されている。
(14)秋白さんが言うには、前回の訴訟は、教育部の教材に対する監督管理についての情報公開についてであって、教育部がホモフォビア教材をどのように処理しているか、どのように扱っているかは直接問題にしなかった。しかし、今回の訴えの理由は、ホモフォビア教材に対する通報に対する回答がないことであり、これはすなわち、教育部がなぜ回答しないのか、なぜ私の通報申請を受理しないのかということだから、今回のほうがより直接に教材に対する対処を問題にしていると語っている(「如果每个人都怕,就永远不会有学生站出来」2016-09-10 NGOCN原创 GiveNGOA5)。
(15)【动态】告教育部有钱啦!秋白生日趴超额完成筹款目标」 2016-06-24 GLCAC GLCAC
(16)以上は、「再度被告的教育部回应恐同教材 王之冷漠│秋白记录」2016-09-13 秋白 秋白的自由野。
(17)请法院为性少数学生发声 —秋白诉教育部案致法院的一封信」2016-09-18 秋白 秋白的自由野
(18)于丽颖律师:你不能对伤害视而不见――秋白诉中华人民共和国教育部行政复议不作为案」2016-09-14 北京义派律师事务所
(19)以上は、「再度被告的教育部回应恐同教材 王之冷漠│秋白记录」2016-09-13 秋白 秋白的自由野
(20)再告教育部案宣判|当正义还没来的时候,我们要坚持」2016-10-12 秋白 秋白的自由野
(21)以上は、「秋白打官司│一把辛酸泪 六纸判决书」2016-10-14 秋白的自由野。2015年5月12日に秋白さんが最初に広州市天河区人民法院に告訴状を出したとき、同法院が受理しなかった理由も、「上述の書籍を発行する行為と告訴人には法律上の直接的な利害関係はなく、また告訴人は上述の書籍が直接間接にその利益を損なったという証拠を提出していないのに、訴訟を起こしたことは妥当でないため、受理すべきでない」(「开庭!女同性恋起诉教育部第一案24号开庭」)というものだったので、当初から類似したことを述べていたようだ。
(22)以上は、「教育部不否认教材伤害同性恋群体 秋白起诉教育部第二次审理」GS的微博2017年1月11日 19:08.31、「现场:教育部不否认歧视,但没有直接伤害秋白?」2017-01-11 不用恐同教材的人 GLCAC
(23)Barry「发刊词 | 是污名,练就了我们这批小愚公」2016-10-09 秋白的自由野
(24)灵澈子「第一弹|给教育部补补课の“撑秋白漂流瓶”,邀您来接力!」2016-10-26 秋白的自由野、秋白「第二弹|教育部同学,你有一份补课通知书请查收 」2016-11-06 秋白的自由野
(25)以上は、「双11,他决定用1千个日子每1天寄1封信给同1个人 」2016-11-11 LGBT权促会
(26)“女泉微课”第二弹――教材勿恐同,女生力很大!」女权之声 2016-12-20 18:43:54
(27)以上は、「2016│教科书又一年,我们终于站在了一起」2016-12-30 秋白 秋白的自由野
(28)【开庭】教育部这次要到北京高院当被告」2017-01-08 LGBT权促会。
(29)Barry「发刊词 | 是污名,练就了我们这批小愚公」2016-10-09 秋白的自由野
(30)如果每个人都怕,就永远不会有学生站出来」2016-09-10 NGOCN原创 GiveNGOA5。
(31)秋白打官司」新京报网2015年12月13日、熊丙奇(教育学者)「高校教材同性恋争议,为何久拖不决」『新京报』2016年5月20日、「女大学生秋白谈再诉教育部:“恐同”教材伤我心」新京报网2016-09-19 15:57:41(動画)、「称教材“污名”同性恋 秋白状告教育部案二审开庭」新京报网2017-01-10 20:16:06
(32)Chinese Student Protesting Books’ Stance on Homosexuality Meets With OfficialsThe New York Times NOV. 24, 2015→「中国同性恋大学生与教育部官员对话」纽约时报中文网2015年11月25日、Fighting the views of homosexuality in China’s textbooks BBC News 12 September 2016、Chinese student lodges over homosexuality terms in textbooks the Guardian 12 September 2016 16.54
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