2017-04

柳沢発言とリプロダクティブ・ライツ

 柳沢伯夫大臣の「女性は産む機械」発言の件ですが、「私も一言、言わなければ」と思って、3日前に厚生労働省などに以下のメールをに送りました。

 柳沢大臣の「女は子ども産む機械」発言ですけど、「一人当たりの出産数を増やす」ということを言うのに、こんなたとえはまったく必要ありませんよね。大臣の女性観に問題があるとしか考えられません。
 私は男性ですし、「少子化」社会のせいか、身近に出産した女性もいません。でも、ちょっと本を読んだだけでも、女性が出産なさるということが、いかに大変かわかりますよ。だからこそ、「リプロダクティブ・ライツ」ということが言われている。
 女性自身のことを考えずに少子化対策を進めるとどうなるか? 「産めよ増やせよ」とやった結果が、日本国内だけで何百万もの人が死んだ戦争になった。そのことをお忘れですか?
 もっと女性の方がたの立場に立って政策をすすめる人が大臣になってください!

 急いで書いたので、粗削りで舌足らずな箇所もあります(たとえば、「身近に出産した女性もいません」という箇所は、正確には「女性が出産なさるのを、自分のごく身近なところで経験したことはありません」という意味です)。でも、一言づつでもみんなが声を上げることが大事だと思うのです。

 私が住んでいる滋賀県でも2001年に男女共同参画推進条例が制定されたのですが、県議会に提出された条例案には、「妊娠および出産に関する事項に関し、自らの意志が尊重されること」という一節がありました。
 ところが、自民党が「『自らの意志』というのは、『女性の意志』ということだが、男女共同参画だから男性の意志も入れるべきだ」と主張したのです。
 県民ネットワークや共産党は「男性の意志を含めると、かえって女性の権利を侵害しかねない」といって、そのような修正には反対したのですが、結局、自民党の修正案が通って「自らの意志」が「双方の意志」に変わってしまいました。
 柳沢発言は、自民党の「リプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する女性の自己決定権)」を軽視するこうした姿勢ともつながっていると思います。

 日本では過去にも、大臣や国会議員がさまざまな女性蔑視・女性差別発言をしてきました。太田誠一議員、西村真悟議員の「強姦」に関する発言、石原慎太郎知事の「ババア」発言など。
 でも、それによって職を辞したということはほとんどないですし、また、その背景にある自民党などの姿勢が追及されることもほとんどなかったと思います。
 今回はそうはさせないようにしたいと思います。

 ちょっとの時間で、抗議メールは送れます。ぜひ、あなたも怒りの声を!
 以下が、抗議メール先です。
厚生労働省
https://www-secure.mhlw.go.jp/getmail/getmail.html
首相官邸
http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
自民党
http://www.jimin.jp/jimin/goiken/index.html
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