2017-05

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拘留中のフェミニスト活動家5女性の状況、国内外の支援運動、弾圧の背景など

<目次>
 1.拘留中の5女性の状況――さまざまな人権侵害。また、これまでの活動をすべて問題にされるが、罪は認めず支援に感謝
 2.NGO――家宅捜索、ウェブサイトの消失・更新停止など
 3.国内外で広がる支援、諸外国の政府も声明
 4.中国政府、国内の支援運動を弾圧、外国の要請も拒否
 5.弾圧の背景など――習近平政権が強調する伝統的家族(女性)観や彼女たちの組織的・思想的自律性や行動力などが原因か。
 6.まだの方は、署名をお願いいたします!

1.拘留中の5女性の状況――さまざまな人権侵害が加えられ、これまでの活動をすべて問題される、しかし罪を認めず支援に感謝

痴漢対策を訴えるために、今年の国際女性デー前日にバスの中でステッカーを配布するなどのアクションを計画していた若いフェミニストたちが3月6日~7日に警察に拘束され、中核的な活動家5人がその後も釈放されていない件(本ブログの記事「国際女性デー直前に中国の若いフェミニスト活動家10人逮捕、5人が今も釈放されず」参照)のその後について、ご報告させていただく。なお、彼女たちのこれまでの活動の年表と本ブログの諸記事へのリンクは「中国の行動派フェミニスト年表、リンク集」をご覧いただきたい。

その前にお断りしなければならないのは、先日の記事には記述が不正確だった点があることだ。韋婷婷さんの代理人の王秋実弁護士は、「最近メディアは、5人の女の子がすでに逮捕されたと報道し、5人の女の子がすでに刑期5年の罪で起訴されたという情報さえあるが、それらは事実ではない。5人の女の子は刑事拘留されているだけで、逮捕はされておらず、まして法廷で審理されている段階ではない」(1)という声明を出している。また、当初拘留されたのは、10人ではなく、9人だったようだ。これらの点について記述が不正確だったことをお詫びしたい。

さて、この間、彼女たちと面会した弁護士から、それぞれの状況が伝わってきた。

【1】武嶸嶸さん――B型肝炎を発病しているのに、薬を取り上げられ、治療も受けられず。その後病院に移されたが釈放されず

3月16日、王飛弁護士が武嶸嶸(ウー・ロンロン)さんと面会したところ、武さんは「私は慢性B型肝炎(中度)を患っていて、かつ発病期なのに、留置所は治療をしてくれず、身につけていた薬も押収されたので服用できない。伝染するのが心配だからと、毎日(ベッドでなく)床で寝させられている(遠山注:実際は、B型肝炎ウィルスHBVは、HIVウィルス同様、体液を交換しなければ伝染しない)」と述べた。

その後、王飛弁護士が留置所に何度も掛け合ったところ、留置所側は「もう武嶸嶸はベッドで寝られるようにしたし、病気はちゃんと治療する」と約束した。けれども18日にもう一度、武さんと面会したら、武さんは「あいかわらず床で寝ていて、なんら治療は受けていない」と言った(2)

王飛弁護士は、「2回の面会したとき、武嶸嶸の顔色は蠟のように青ざめていた。彼女は、発病期なので、いつも疲労を感じており、夜、眠る時も肝臓の部分が痛み、朝、起きると口の中には血痰があると言っている」と述べている。武さんの夫によると、武さんは肝臓病で今年2月に、12日間入院し、退院した時も「注意して休息すること」「1か月したらまた病院で検査をし、具合が悪い時は医者にかかること」という注意を与えられていた。

武さんの友人の野靖環さんは、「警察は、第二の曹順利事件(人権活動家が、彼女たちと同じ「寻衅滋事(挑発してトラブルを起す)」罪で逮捕され、拘留中にさまざまな病気を発症し、治療も受けられずに死亡した事件(3))を引き起こそうとしているのではないか?」と心配している(以上は、(4)

その後、弁護士が連日病気の治療の問題について留置所と交渉したところ、19日に、「もう公安病院に検査のために入院させた」と答えた。しかし、その後の詳しい状況は不明だ(5)。23日、梁小軍弁護士が武嶸嶸さんに面会しようとしたが、できなかった(6)

ただ、武嶸嶸さんは、3月16日に面会した王飛弁護士によると、自分はけっして違法な犯罪活動をしていないと述べ、各方面から支持に感謝しているとのことである(7)

【2】王曼さん――連日の真夜中までの訊問のために心臓病を発病、病院に。

3月20日、趙霞弁護士が、公安病院で王曼(ワン・マン)さんに面会した。王さんは連日、訊問が頻繁でかつ常に真夜中まであるので身体が疲労し、心臓病を発病して、現在は公安病院で治療を受けているという。病状はすでにコントロールされており、当面の危険はないが、弁護士としては、もう拘留を続けるべきではないと考えている(8)

【3】李婷婷(李麦子)さん――真夜中までの尋問や労働で2時間しか寝られない夜も。汚い言葉で人格的侮辱も

3月20日と23日、燕薪弁護士が李婷婷(李麦子)(リー・ティンティン、リー・マイズ)さんに面会しようとしたが、留置所側に拒絶された(9)

3月25日、燕薪弁護士はやっと李さんに会えた。李さんは、訊問の状況について、「土曜日は休みなのを除いて、毎日2、3回尋問がある。通常11時までおこなれわれ、夜中の1時半になることもあり、今日は2時から4時まで当番を割り当てられたが、6時には起床しなればならないので、2時間しか寝られなかった。また、訊問課長ともう一人の警官は、いつも汚い言葉で李さんの人格を侮辱し、わざと煙を顔に吹きかけることもある」と述べた。

警官は、李さんがやろうとした3月8日の痴漢反対ステッカーによる宣伝や、李さんがこれまでにやってきた、(トイレの男女の便器数の不公平さに抗議するための)男子トイレ占拠、傷を負った新婦のコスプレ(をしてDV反対を訴えたこと)、(大学入試の男女差別に抗議して)坊主頭になったことなどのフェミニズムの宣伝について訊問して、李さんに誤りを認めるように要求した。それに対して、李さんは、「それらはみな性差別に反対し、ジェンダー平等を提唱する、非常に意義があることだ。パフォーマンスアートという方法をとったこともあるが、いかなる誤りでもまったくなく、まして犯罪ではない」と述べて、誤りを認めることを拒否した。

李さんは数日間気分が落ち込んでいたが、そのときに、以前男子トイレ占拠をして警察に呼び出されたときに、あるフェミニストの先輩がショートメールをくれて、「フェミニズムの事業をすることによってあなたは辛い目にあうだろう」と言われたことを思い出した。李さんはこの言葉を思い出すたびに全身に力がみなぎると語った(10)

【4】鄭楚然さん――重度の近視なのにメガネを取り上げられる

3月17日、胡貴雲弁護士が、鄭楚然(ジョン・チューラン)さんに面会した。鄭さんは、重度の近視なのにメガネがないので、物を見るのに苦労するが、同室の人も良くしてくれるし、飲食や生活も問題はない。胡弁護士が、鄭さんに、中山大学を含めた世界各地の団体と個人、メディアなどの激励と注目を伝えると、鄭さんは、胡弁護士に託して、みんなへの感謝の意を示した(11)

【5】韋婷婷さん――メガネがないために不便。何度も同じことを尋ねられて疲労。

3月17日、王秋実弁護士が、韋婷婷(ウェイ・ティンティン)さんに面会した。韋さんの精神状態は良く、韋さんは、自分が女性のためにやったことは国家の政策と法律の規定に合致しており、なんら違法な犯罪行為ではないと考えている。ただ、留置所にはメガネがないので、800度の近視の韋さんには不便を強いられているが、外部の声援の情報を聞いて感動して涙をこぼしたとのことである(12)

最近は訊問の頻度が高くなり、韋さんも「もう疲れてしまった」と言う。韋さんは「多くの問題は何度も尋ねられたことだ。3、4年前の研修の経験についてさえ尋ねられたけれども、時間が経ちすぎたのでもうはっきり覚えていない。また、訊問している警官は、多くの活動は許可[批准]されていないから違法だと言って、違法だったと認めろと言う」と述べた。それに対して、弁護士は、「なんら違法ではないし、まして犯罪ではない。あなた方は集会やデモ、大きな集団活動をしたわけではないのだから、許可を得る必要はまったくない。一万歩譲って、たとえあなたが違法だと認めても、罰金、せいぜい治安拘留であり、刑事拘留はできない。まして人を捕まえてきた後に違法だと認めろと言うのは、罪名をでっち上げることだ」と述べた(13)

以上から、拘留中の女性5人に対して、さまざまな形で人権侵害がおこなわれていることがわかる。

まず、総じて、弁護士がなかなか面会できないという状況がある。

また、深刻なことに、連日の真夜中までの訊問とか、それによって睡眠を取らせないとか、病状から言っても釈放すべきような人からも薬を取り上げるとか、その結果として入院に至らしめても釈放しないといった状況がある。メガネが没収されたままであることも人権侵害であるし、人格的侮辱も加えられている。

さらに、李婷婷(李麦子)さん、韋婷婷さんに対する尋問から見ると、単に今年の国際女性デーの活動計画だけでなく、彼女たちのこれまでの活動全体を問題にし、違法と見なしているようだ。

ただし、それにもかかわらず、これまでに自らの罪を認めた女性はおらず、外からの激励に感謝しているという点も共通している。

2.NGO――家宅捜索、ウェブサイトの消失・更新停止など

【1】彼女たちの活動を支えた北京益仁平センターに家宅捜索

3月24日の早朝、差別反対運動をしている民間団体である北京益仁平センターの事務局に、約20名の警官らしき者たちが捜査に入り、ドアをこじ開け、物品を差し押さえた。彼らは4、5時間の捜索の後、事務局の財務証票やパソコンなどを差し押さえて持って行った。

北京益仁平センターは、2012年に「ジェンダー平等」プロジェクトを開始し、多くのフェミニスト活動家を育成・支援してきた団体であり、今回拘留中の若い女性たちの研修などもおこなってきた(14)

【2】ウェブサイトの消失、更新停止、エントリ削除

若いフェミニストグループの中核になっていた「性別平等工作組(正式名称は、中国語は「性別平等倡導行動網絡」、英語は「Gender Equality Advocacy and Action Network」)」のウェブサイトがなくなってしまった(現状)。このウェブサイトは街頭パフォーマンスアートをはじめとした、さまざまな活動を伝える写真が満載のカラフルなサイトで、アドレスのxbpdは「行動派(xingdongpai)」を意味していたと思う。

女声網」は無事だが、更新は完全に停止している。こちらのサイトは、以前からあったNGOである女性メディアウォッチネットワークのサイトだが、彼女たちの活動を伝える上で「性別平等工作組」のサイトと同じく重要な役割を果たしてきたサイトである。

微博(中国版ツイッター)に関しては、アカウント自体が削除された微博は見当たらないし、フェミニスト行動派の微博(女权行动派很好吃)も無事である。しかし、どのアカウントのものであれ、今回の事件関係の発信は、非常に頻繁に削除されている。

3.国内外で広がる支援、諸外国の政府も声明

【1】国内

3月11日頃から、鄭楚然さんが卒業した中山大学など、広州の10大学の学生・卒業生は、署名運動を始めた。その署名は、以下のように訴えている(その一部)。

広州の大学生として、私たちはみんなに訴える:
一貫してジェンダー平等を推進し、立派な都市の建設に力を尽くした若い公益人で、広州の中山大学の卒業生である鄭楚然に声援を送り、彼女の境遇が一日も早く妥当な形で解決し、今後も行動の力によって私たちの社会のために、もっと多くの正のエネルギーを作り出し、若者の努力によって共に調和した幸福な社会を促進させるよう訴える。

私たちは、各大学の学校側にも訴える。中山大学の学校側が、中山[孫中山、孫文]先生の学校創立の理念を受け継ぎ、鄭楚然校友に声援を送り、関係各方と協調して、事件の適切な解決を積極的に促進するように求める。現在いたるところで見られる女性を差別し、女性をモノ化する社会環境の中で、鄭楚然と彼女の友人の行動は積極的な力に満ちており、社会進歩の方向を代表している。中山大学はこのような理想と気持ちを持った学生を生み出したことを光栄に感じるべきである

3月12日時点で、この署名に応じてネット上に氏名を公表している人が107人(うち中山大学の在学生51人、卒業生31人)がいた(15)

3月12日、李麦子(李婷婷)さんが卒業した長安大学がある西安の大学でも、5人を支援する署名運動がおこった。この署名は、以下のように訴えている(一部)。

李麦子が男子トイレ占拠活動を起こし、都市管理委員会に手紙を書き、大学で女子トイレの改築をすすめたことは、すでに衛生部・住宅建設部の政策の改善にも結びついた。DV反対の写真を集める活動に参加し、裁判の現場ではDV被害者のKIMに何度も声援を送った。また、教育部の学生募集の性差別に反対した。

私たちと李麦子は、西安という悠久の歴史と輝かしい文明の古都の学生であり、私たちは、彼女が女性に対する差別をなくし、ジェンダー平等を推進する事業のために貢献したことを誇りに思う。

ここに私たちは呼びかける。北京の警察は「法によって国を治める」という環境の下ですべてを厳格な法律的手続きによって行わなければならない。辱めたり中傷したりしてはならず、疲労させて訊問してはならず、拷問による自白の強要をしてはならない。弁護士との面会を許可し、医者にかかり薬を飲むことを許可し、基本的人権を保障し、秘密に拘禁してはならず、公開で公正な裁判をして、彼女に自分を弁護する権利と機会を与えなければならない。(16)

3月12日には、韋婷婷さんが卒業した武漢大学でも署名運動が起こった。この署名は、要求内容は西安の署名と似ているが、韋さん自身ついては、以下のように説明している。

韋婷婷は武漢大学社会学系社会学専攻2005年級の校友で、武漢大学の人類学専攻修士課程を卒業した。在校期間は、《ヴァギナ・モノローグ》を上演し、さまざまな形でフェミニズム思想をキャンパスに引き入れ、多くの学生を啓発した。卒業後はLGBTたちの行動に心身を投入している。(17)

さらに、全国18省市34人の女性弁護士が、「[北京市公安局によって]数名の女性の権利の唱導者が拘禁されたことについての通報の書簡」を出した。通報先は「公安部、北京市人民検察院、全国婦連」だから、この書簡自体に効果があるとは考えられないが、法的な不当性がアピールされていると言えよう。下はその一部である。

公安部、北京市人民検察院、全国婦連:

彼女たちに対する逮捕・ハラスメントは、わが国の女性児童権益保護法の女性の権益保護についての関連規定に対する重大な違反であり、女性の合法的権益を侵害した責任者たちは、行政・民事・刑事責任を法にもとづいて負わなければならない。それゆえ、私たちは、ここに、公安部、北京市人民検察院、全国婦連に対して、北京市公安局の違法行為を通報するとともに、次のように訴える。

一、北京の警察はただちに違法行為を停止し、拘禁された女性の権益の唱導者をただちに釈放し、彼女たちから押収した物品を返却し、他の女性の権益の唱導者に対するハラスメントと威嚇を停止すること。

二、北京市の人民検察院は、警察が法律の規定に反して公民を勝手に拘留した違法行為に対して法律的監督をおこない、北京の警察にただちに違法行為を是正し、関係する責任者を調査し処分すること。

三、全国婦連はただちに捕まえられ拘留された女性の権益の唱導者の合法権益を擁護し、上述の部門に違法行為を調査・処分することを自ら要求すること。

四、私たちは事件の展開を注意深く見守って、これらの女性の権益の唱導者に対して必要な法律的援助をおこなう。(18)

なお、国外からだが、3月13日、フェミニストアーティストの李心沫さんも、ドイツのウィースバーデンでの個展の開幕式で、5人の釈放を要求した。李さんは、身体にも「Free Maizi li(李麦子を釈放せよ)」などと釈放を要求する5人の赤い文字を書いて訴えた(19)

また、中国の国内外で、ネットユーザーが一人一枚の写真で5人に声援を送る運動も始まった。これはFacebookの「Free Chinese Feminists」を利用したものだ。このページは、現在、英文で最新情報が読めるページになっている。

また、今回の大きな特徴として、労働者、とくに深圳の労働者や広州大学城の環境衛生(清掃)労働者からの支援の声が大きいことがある(20)。これはとくに鄭楚然さんが彼(彼女)らを支援したことによる(この点については、鄭楚然「ルポ:女たちのたたかい-広州大学城の環境衛生労働者のストライキ」、「中国:囚われたフェミニズム 労働者たちが支援に駆けつける」を参照されたい)。工評社という体制外に近いサイトも、「労働者の権利と女性の権利が別々だったことはない」(21)として、彼女たちの支援を呼びかけている(後述)。

【2】国(地域)外の民間団体

まず、3月10日、アムネスティ・インターナショナル中国チームが、彼女たちはまだ弁護士と接触できておらず、拷問などの虐待の危険があることをアピールした。その後、アムネスティ・インターナショナルが「Free The Five」アクションを開始した。

また、おりしも3月9日~20日に、ニューヨークで国連女性の地位委員会が開催されていたが、女性団体が、5人が釈放されないかぎり、中国が国連と今年9月に開催しようとしている「世界女性サミット」(22)をボイコットすることを呼びかけた(23)

また、開発における女性の権利協会(Associantions for Women's Rights in Development[AWID])、イシス・インターナショナル(Isis International)、女性の人権のための緊急行動基金(Urgent Action Fund for Women’s Human Rights)、人権と発展のためのアジア・フォーラム(The Asian Forum for Human Rights and Development)、貧困をなくすためのグローバル・コール(Global Call to Action against Poverty[GCAP])などの国際女性団体も5人の釈放を要求した(24)

3月11日には、台湾の婦女新知基金会が、以下のことを要求する署名運動を開始し、以下の点を要求した(25)

1.中国政府が女性の権益とジェンダー平等を顧みないことを譴責し、拘留されているフェミニズム運動家をすみやかに釈放することを要求する。
2.台湾の女性/ジェンダー/人権団体には、この署名に連署し、海峡を隔てたジェンダー運動の仲間たちに声援を送るよう要請する。
3.馬政府には、両岸の経済・貿易交流だけを重視するのではなく、両岸のジェンダーおよび人権の発展のための交流も重視することを要求する。また、政府はすみやかに外交ルートをつうじて、拘留されている者に関心を示して、釈放するよう求める。

3月14日、マレーシアの26の人権団体が5人の釈放を求める共同声明を出した(26)

3月17日、ドイツ最大の女性人権団体「TERRE DES FEMMES(女性地球)」が、ただちに5人を釈放するよう要求する公開書簡を出した(27)

3月18日、世界フェミニストたちが、1週間で100ヵ国あまり、2500名以上の署名を集めて、国連本部の向いでも小さな集会をおこなった([動画] FREE OUR SISTERS NOW! )(28)

同じ3月18日には、韓国の市民団体が中国大使館前で集会を開いて、40団体と150人が連署した声明書を発表し、5人の釈放を要求した(動画)(29)

私たちは、女性とセクシュアル・マイノリティに対する暴力に反対し、すべての人の自由の権利を擁護する韓国の社会運動団体と個人として、逮捕された5名の活動家と政府に弾圧されて苦境にある中国のフェミニストLGBT活動家たちに、心から深い支持と連帯の情を表明する。私たちは、ある個人の生活も国境を越えた他の人の生活と結びついていると信じる。

私たちは中国政府に対して、拘禁されたフェミニストLGBTの5人の活動家をただちに釈放して、フェミニストLGBTを含めた活動家と社会運動に対する弾圧を停止するよう訴える。私たちは中国政府に対して、健全な集会、結社、言論の自由と権利を保障するよう訴える。拘禁された活動家が安全に釈放されるまで、フェミニストLGBTの活動家と社会運動に対する弾圧を停止するまで、私たちは全力を尽くしてあらゆる方法で彼女たちとともに闘い続ける。

3月21日には、香港の新婦女協進会(The Association for the Advancement of Feminism[AAF])、アムネスティ・インターナショナル香港(國際特赦組織香港分會)、職工盟婦女事務委員会(Women's Affair Committee of Hong Kong Confederation of Trade Unions)、大専同志アクション(大学や専門学校で活動するLGBTの人権団体)(大專同志行動 Action Q)など4団体の30人近くの人々がデモをおこなった。彼女たちは、「セクハラ反対には道理がある。フェミニストを釈放せよ」とスローガンを叫びつつ、中央人民政府香港特別行政区駐在連絡事務局(中聯辦)に行って、その看板のプレートに世界各地から寄せられた署名を入れた袋を貼りつけ、以下の点を要求した。

 1.中国政府は、ただちに無条件に武嶸嶸、鄭楚然、李婷婷、韋婷婷、王曼を釈放するよう要求する。
 2.彼女たちが釈放される以前は、定期的に何の制限もなく弁護士・家族と面会でき、何の制限もなく彼女たちが求める治療が受けられるようにし、拷問やその他の虐待はしないよう保障するよう要求する。(30)

この署名は先日呼びかけさせていただいたもので、世界各地から2033人の個人署名と71団体がこの日までに集まった。下に署名した方全員のお名前がある。
【關於敦促中國政府釋放女權活動家的聲明】

当日の活動を担った団体の一つである「大専同志行動」の李徳雄さんは、「中国共産党は、中国人民と同じように香港人民も圧迫しようとしており、香港でのジェンダーに関する運動も取り締まられるのではないかという心配が強まっている」と語った(31)

3月23日には、アメリカのフェミニズム団体、「ストップ・ストリート・ハラスメント」と「スラットウォークDC」が、ワシントンの中国大使館前で抗議行動をした(動画:Support the Five Feminists from DC)(32)

スペインの「連帯のための同盟」(Alianza por la Solidaridad)も署名運動を開始している(33)

【3】諸外国の政府も声明

3月12日、EUの外交事務と安全政策のスポークスパーソンが、中国政府はただちに5人を釈放することやただちに弁護士や家族と面会させるよう求める声明を出した(34)

3月14日には、アメリカ合衆国国連大使のサマンサ・パワー(Samantha Power)がツイッターで直ちに5人を釈放するように求めた(35)

3月24日には、イギリスの「外務および英連邦省」のスポークスマンが「私たちは、中国政府に、中国の憲法と国際的人権に合致した言論の自由を行使したために拘留されているすべての人々を釈放するよう求める」と述べた(36)

3月25日、カナダの外務国際貿易省も、「カナダは、セクシュアルハラスメントに対する平和的運動をした5人の女性が拘留され続けていることに深い関心を持っている。カナダは中国政府に対して、これらの女性を釈放することを求める」という声明を出した(37)

4.中国政府、国内の支援運動を弾圧、外国の要請も拒否

以上のような動きに対して、中国政府は弾圧や拒絶をした。

まず、政府当局は、大学に対して、学生が署名運動をするのを阻止するように求めた。ネットにはその通知の内容も書き込まれた。それは、「各学院は迅速に行動して、学年・クラス、学生の中に入って、状況を調査し、教育と忠告・制止をし、積極的に有効な措置をとって、断固として旗幟鮮明に、学生がこのような連署や声援を送る活動に参加しないよう教育し、導かなければならない。もしそのような状況があれば、ただちに学生部の思想教育事務局に知らせるようにお願いする」というものだった。

実際、中山大学で「フェミニストを釈放せよ」という署名に参加した人は、みな学校側の指導員に呼び出されて、以下のようなことを言われて脅され、止めるように言われた。
 1.「档案(身上調書)に良くない記録を付けるから、今後の進学や就職に影響するぞ」
 2.「まだことの顛末がはっきりしないのに、衝動的にやるな」
 3.「あなた方は利用されている」
 4.「政府が逮捕したのは、大兔(鄭楚然のペンネーム)たちがやっているこのような『公共交通での性暴力反対』は集団的活動で、他に目的があるかもしれないからだ」(38)

他の大学の署名運動に関しても、同様の措置が取られたと考えられる。

また、武さんの状況が心配なので、20日、北京の人権活動家の野靖環さんたち16人が海淀留置所に行って、所長と交渉しようとした。しかし、彼女たちは、みなパトカーに乗せられて派出所に連行された。とくに野靖環さんは、一人で蘇家坨派出所に連行され、その後連絡が取れなくなり、十数時間後にやっと釈放された(39)

中国政府は、外国政府の声明に対しても、拒否する姿勢を示した。

たとえば、EUの声明は、「欧盟在中国」というEU在中代表団の公式微博にも掲載されたが、その声明は微博から削除された(40)

また、24日のイギリスの外務および英連邦省の声明に対しても、翌25日、中国外交部の華春瑩スポークスパーソンは、定例記者会見で、「いかなる人も中国に彼女たちを釈放するよう要求する権利はない」「中国の司法の主権に干渉することを止めるよう望む」と述べた(41)

5.弾圧の背景など――習近平政権が強調する伝統的家族(女性)観や彼女たちの組織的・思想的自律性や行動力などが原因か。

「工評社」という体制外の労働運動グループと思われる団体が、「当局に弾圧されたフェミニズム運動に重大な関心を持て:彼女たちと私たち一人一人の被抑圧者は深い関係がある」という論文を発表したが、その中で、今回の弾圧の原因などにも触れている。

以下はその抜き書きであるが、簡単に言えば、彼女たちのような非常に温和な運動が弾圧されたのは、近年習近平政権が女性役割や伝統的家庭観を強調していたこととフェミニズムとが相反していたことや、彼女たちは自らの体系的思想や組織を持ち、国家から独立していて、行動力があり、政府の政策決定にも関与しようとしたことが弾圧の原因になったと述べている。

工評社は、この事件はおそらく中華人民共和国建国以後、当局が初めておこなった、フェミニズム活動グループに対する大規模な政治的迫害であり、また、2015年に国家が暴力的に民間の社会運動を弾圧する最初の重大なシグナルだと考える。

2012年から今まで、「フェミニスト行動派」がとりあげたテーマは、数えきれない。(……)彼女たちは、勇敢に「行動派」の旗印を掲げ、さまざまな創意あるパフォーマンスアートと政策の唱導をつうじて自らの理念を実践した。とくに述べておきたいのは、鄭楚然という「挑発してトラブルを起こす」罪をかぶせられたフェミニスト行動派は、ずっと労働者、とくに女性労働者の権益の問題に非常に関心を寄せていたことである。

今までのところ、彼女たちの活動のやり方はまだ非常に温和であり、いったんは統治階級によって有益な社会活動の補充だと見なされ、政府側のメディアでも広く肯定的な報道がなされ、多くの政府側部門が彼女たちの訴えに何度も公に返答をし(……)てきた。それゆえ、このたびの空前の大規模なフェミニズム活動家に対する弾圧は、非常に意外で、すっかり驚かされ、わけがわからないと感じられた。まさか公共交通の痴漢防止のシステムを作ることを唱える公益活動さえ、デリケートなタブーになったのではあるまい? いまなぜ、官庁が、このように温和で、以前は政府側のメディアでも肯定的な報道が少なくなかった社会活動さえ容認できなくなったのか? フェミニズム活動グループに対する、このまれに見る大規模な弾圧は、誰にとって、どのような危険信号なのか?

直接的には、その前の2つの事件が注目に値する。去年10月、「広州市非法社会組織取り締り工作細則(意見募集稿)」が広州各地の社会運動公益界の集団的なボイコットにあって、民間で政治的騒動を引き起こしたことと、今年2月22日(旧暦の新年4日)に、18名のフェミニストが春節の夕べの差別に反対するネット上の署名運動を起こしたことである。わずか数時間内に1300あまりの署名が集まって、すぐさま全国の各大メディアとネットの報道の焦点となり、広い範囲で討論が起きた。この2つの事件は、社会の公共生活でも文化領域でも、政府側の主旋律が、民間の社会活動に対して無視・抑圧したことを表しており、後者はますます大きくなりつつある影響力と独立した意志、なかでも、フェミニズム運動がこれらの民間運動の中の最も自覚的な一つだということを示した。それゆえ、国際女性デーの前夜の逮捕は(……)おそらく国家のフェミニズム活動とその他の民間社会活動に対する系統的な弾圧の開始である。

私たちは、一つの重要な原因は、フェミニストが唱える、両性の平等を勝ち取って父権制が決めた女性の社会的役割に反対するという「異端の理念」が、当局が宣伝する主旋律に「逆らった」ためであると考える。ここ数年来、社会保障システムの重大な欠陥が明らかになって、公式のイデオロギーが日増しにお笑い草になってきて以後、国家は、社会を安定させ、青年を抑えつけるために、年長者や夫、夫の家の権威を強化し、女性の権益と青年の自由意志を犠牲にした基礎の上に家族関係を構築しようとして、家庭倫理・伝統的道徳を強力に宣伝してきた。たとえば、注目に値するのは、先ごろ、習近平がとくに「社会生活と家庭生活での女性の独特の役割を発揮させることに重点を置く」と明確に指示し、政府当局側の婦女連合会がさらに直接にそれを「家庭を社会主義の核心的価値を養育し実践する立脚点にする」と解読して、伝統的家庭観を強力に宣伝した。

国家がこのたび広範囲でフェミニズムの活動を暴力的に弾圧したもう一つの、さらに重要かもしれない原因は、この社会運動は、行動があり、組織があり、影響があり、すでに形が出来上がっていて、自らの思想ないし社会生活圏があり、自らのシステムを形成しているだけでなく、国家の主流の言葉に屈服せず、柔軟で強い独立性があって、さらに不合理な政策を変える行動精神と新進気鋭の遊説能力を持っていることである。公式のメディアの報道によると、公衆の視野の中で活動しているフェミニズム組織は10前後あり、いつも組織されてフェミニズム活動に参与している若い人は数百名前後いる。たとえば有名なフェミニズム団体「フェミニスト行動派」は100名あまりの中核的メンバーを有している(42)。彼女たちはうまく微博・微信を運用してコミュニケーションしており、街頭パフォーマンスアートなどの方法でニュースを作り出し、かつ即座にメディアに情報を提供し、意識的に政府の政策決定に関与しようとしてきた。

一般の文化活動と異なって、彼女たちは、広範な女性の権利擁護のために、実際の行動をする性質を持っている。また、一般の権利擁護活動と異なって、彼女たちは自らの体系的な思想文化を持っていて、かつその思想体系は、国家・資本・統治イデオロギーに対して批判的性質を持っており、同時にまた、それを行動に移して政府の関係部門の政策決定を変えてきた。その結果、彼女たちの主張は情理に合ったもので、活動方法も非常に温和だったにもかかわらず、彼女たちの勢いが大きくなったとき、国家が弾圧する必要がある不調和な異端になる。

実際、他の領域では、弾圧はすでに発生している。フェミニズム団体の受けた弾圧は、もちろん最も早いものでも、最も厳しいものでもない。

しかし、私たちは、このたびのフェミニズム運動が遭遇したまれに見る広範囲の弾圧は、2つの点でとくに重大な性質を持っており、すべての進歩的な労働者、被抑圧者と社会の解放に努力している人々が深い関心を持ち、声援を送るべき理由があると考える。

第一に、この弾圧されたフェミニストは、女性の権益のために誠実に奔走してきただけでなく、労働者を含む多くの被抑圧集団の権利擁護を支持してきたし、それぞれの社会運動の相互の支援のために貴い努力をしてきた。

たとえば捕まった(……)フェミニスト活動家の鄭楚然は、数年来ずっと珠江三角州の労働団体と交流や協力をし、深圳の女性労働者の活動に参加してきており、2013年には刑務所に入れられたストライキの労働者代表の呉貴軍を支援する活動に参加し、2014年には広州大学城の環境衛生(清掃)労働者の集団的権利擁護運動に参加した。また、同様に弾圧された杭州のフェミニズム活動家の武嶸嶸は、エイズ公益機構で仕事をしてきて、B型肝炎の母親が集団で主張した「B型肝炎の子どもの教育を受ける権利」に協力し、女性セックスワーカーの生存状況の調査とエイズ防止活動をして、2011年から性差別に反対する活動に専門的に従事し始めた。

第二に、去年、政府当局が「非法社会組織の取り締まり」と密接に関連する「社会組織管理辦法」が今年1月1日から施行が開始される。三八国際女性デーの前夜のフェミニズム団体の弾圧(これ自身が、国家機構の広範な女性たちへのブラックユーモア的な嘲りである)、は「社会組織管理新政」が念入りに選んだ1回目の弾圧である。新法の1回目の弾圧が、行動が温和な女たちに対してだったことは、それ自身が非常に重大な政治的シグナルである。このシグナルは実はすべての民間団体に向けられている。このように温和な組織が弾圧されるなら、弾圧を免れることできる者がいるか否かは、推して知るべしである。

今、彼女たちが国家の弾圧を受けているときに、まさか私たちは対岸の火事を見るように見てみぬふりをするのではあるまい?(43)

中国のメディアで長いあいだ活躍してきて、現在はドイツ在住の長平さんも、以下のように述べた。

習近平の就任以来、政府側のメディアは、欧米式の民主や報道の自由などに主張に対して「肝心のときには、あえて剣を抜かなければならない」と繰り返している。メディアは厳格に統制され、市民の権利を主張するNGOは次々とつぶされ、異議申し立てをする人々に重い刑を課されて投獄された。しかし、フェミニズムはまだ「欧米の価値観」というレッテルを貼られず、多くのフェミニズムNGOは政府部門の各級の婦女連合会と協力関係を保持していた。

しかし、若い世代の女性がしだいに独立したフェミニズム意識を持つようになり、習近平政府の父権帝国の夢想と矛盾するようになった段階で、すでに矢は弦につがえられた。中共が去年発表した「9号文書」のなかの「7つのこと(欧米の憲政民主、世界に普遍的な価値、市民社会、新自由主義、欧米の新聞観、歴史虚無主義、改革開放への疑い)を言わない」ということの多くは、フェミニズム思想と抵触する。

中国の陰暦の正月の前夜、習近平は中共中央・国務院の春節の祝賀会での講話で、「家庭を重視し、家庭教育を重視し、家風を重視する」ことを要求した。すぐさま上演された中国中央テレビの春節の大晦日の交歓の夕べでは、孝道が宣伝の重要なテーマになり、番組ではいまだかつてない性差別が出現した。フェミニズム団体は抗議の署名を発起し、中国中央テレビの思想統制と洗脳教化を批判し、春節の大晦日の交歓の夕べの放映停止と娯楽市場の開放を要求した。

「あえて剣を抜いた」中国政府が、フェミニスト行動派を取り締まるのは必然である。(44)

以上のような考察から見ると、今回の弾圧の原因は、習近平政権が強調する伝統的家族(女性)観や彼女たちの組織的・思想的自律性や行動力などが原因だったと言えそうだ。

私は、それに加えて、彼女たちが、工場労働者や他のマイノリティとも連帯をはかろうとしていたという、まさにそのことが弾圧の原因となったのではないかと思う。学生と知識人だけではなく、他の広範な人々と結びつくことが、政権にとって脅威になったのではないだろうか。

また、中山大学元教授の艾暁明さんは、現在の政府のやり方と中国の「維穏[=社会の安定維持]」政策が矛盾していることを指摘している。

このたびの攻撃・抑圧は、非常に愚かなやり方であり、非常に専横で、わからずやで道理をわきまえないやり方でもある。それは、現在の維穏[=社会の安定維持]メカニズムは、国家が長いあいだ唱えている男女平等という文言とは完全に相反していることを暴露した。私たちの国家の女性の権益を保護する法律の中では、家庭内暴力にも性暴力にも反対する文言があるけれども、維穏メカニズムはこれらの言葉と完全に反しており、まったく引き裂かれた関係である。(45)

いま、両会(全国人民代表大会や全国政治協商会議)では、公共トイレの女性便器を増やす建議が議員(代表や委員)によっておこなわれている。その一方で、それを議員に持ち込んだ民間の運動家は牢獄につながれているという矛盾が指摘されている(46)。この矛盾は、艾暁明さんが指摘したことが現実の中に現れたものだと言えるだろう。

6.まだの方は、署名をお願いいたします!

以上で述べたように、今回の事件は、5人の女性が現在置かれている状況という意味でも、今後の中国社会の人権や民主主義を左右するという意味からも、非常に重要です。中国内部でも困難な中で支援をしている方々もおり、国際的な運動は外国の政府も巻き込む形で広がっています。

先日呼びかけさせていただいた、彼女たちの釈放を求める下の国際署名がまだの方は、ぜひお願いいたします!

★★[署名]中国のフェミニストアクティビストたちの即時釈放を求める署名――大橋史恵★★

(1)王秋实律师的微博3月14日 18:02
(2)武嵘嵘慢性乙肝(中度)发病中 律师交涉后仍无改善 网友呼吁投诉要求其睡床、治疗(2015-3-18)」新青年【理解女权主义,关注被打压的女权运动】134楼(2015年3月19日)。
(3)北京大学法学院の曹順利さんがジュネーブで人権活動に参加しようとして2013年9月14日、北京空港で警察に連行され、「不法集会罪」の疑いで北京の留置所に拘留され、10月、今回の彼女たちと同じ「寻衅滋事(挑発してトラブルを起す)」罪で逮捕された。曹さんは拘留期間に肺結核・肝腹水・子宮筋腫などさまざまな病気を患ったが、病院に送られて緊急措置がなされるまで、治療を受けることができないかったため、2014年3月14日、曹さんは病院で死亡した。
(4)女权人士重病遭警方停药,亲友担忧“第二个曹顺利事件”」博讯新闻网2015年3月22日。
(5)女权案武嵘嵘狱中境况堪忧 16公民前去探望遭扣押」博讯新闻网2015年3月21日。
(6)被捕女权人士持续引发各界关注 律师会见频受阻」博讯新闻网2015年3月24日。
(7)3月16、17日律师会见武嵘嵘、郑楚然、韦婷婷情况通报」新青年【理解女权主义,关注被打压的女权运动】126楼(2015年3月17日)。
(8)“女权五杰案”最新进展通报——本网呼吁不要让武嵘嵘成为第二个曹顺利」维权网2015年3月22日、律师常玮平的微博【女权五杰案王曼被审讯至心脏病发】3月22日 12:31
(9)被捕女权人士持续引发各界关注 律师会见频受阻」博讯新闻网2015年3月24日。
(10)以上は、李思磐的微博「李麦子被讯问 一天只能睡两小时」2015年3月25日、「燕薪律师:女权五姐妹案情况通报6 李婷婷受辱」博讯新闻网2015年3月26日。
(11)3月16、17日律师会见武嵘嵘、郑楚然、韦婷婷情况通报」新青年【理解女权主义,关注被打压的女权运动】126楼(2015年3月17日)。「大兔の身体は良い。5人の中で一番いいかもしれない。中の人の対応はよく、中で仕事はしなくても良い(なぜなら重度の近視で、メガネがないから) というふうに記している報告もある(胡贵云律师的微博【郑楚然(大兔):3.8女权案】3月18日 12:53)。
(12)3月16、17日律师会见武嵘嵘、郑楚然、韦婷婷情况通报」新青年【理解女权主义,关注被打压的女权运动】126楼(2015年3月17日)。
(13)秋实律师的微博「全世界的女人都是盟友――三见韦婷婷」2015年3月31日 20:53。
(14)Jun Lu「正在呼吁释放五位女权人士的反歧视公益机构北京益仁平中心被多名“警察”查抄」Facebook2015年3月25日。彼女たちと北京益仁平センターとの関係については、拙稿「中国の若い行動派フェミニストの活動とその特徴――『ジェンダー平等唱導・アクションネットワーク』をめぐって――」(『女性学年報』34号[2013年])11-12頁も参照。
(15)支持中大校友及女权公益人——中大学子的联名声援」新青年【理解女权主义,关注被打压的女权运动】54楼(2015年3月12日)、「广州10所高校学子联署声援被捕中山大学毕业生及女权公益人」新青年【理解女权主义,关注被打压的女权运动】68楼(2015年3月13日)(2015年3月12日 青益台)。
(16)【西安高校参加联署,支持为公益被拘禁的校友李麦子】」新青年【理解女权主义,关注被打压的女权运动】67楼(2015年3月13日)。
(17)【武大校友呼吁武大学生站出来声援校友韦婷婷】(2015-3-12发起)」新青年【理解女权主义,关注被打压的女权运动】71楼(2015年3月13日)。
(18)全国十八省市三十四名女律师就数名女性权益倡导者被羁押的举报信」维权网2015年3月15日。
(19)吕频的微博3月15日 09:13
(20)劳工界对女权活动者的集体声援」劳工互助网、「大学城环卫工声援被捕女权行动派」新青年【理解女权主义,关注被打压的女权运动】137楼(2015年3月20日)。
(21)工权与女权,从未分离(2015-3-15,作者:女权与工人)」工评社博客2015年3月15日。
(22)中国が国連と世界女性サミットを開催へ」人民網日本語版2015年3月11日。
(23)李思磐的微博「国际女权组织声称将杯葛中国峰会」2015年3月11日 14:31
(24)国际妇女组织声援中国活动家(信息汇编)」新青年【理解女权主义,关注被打压的女权运动】103楼(2015年3月15日)。
(25)【聲明稿】聲援中國女權人士,號召台灣關心性別運動者一起挺對岸的夥伴! 婦女新知基金會聲明及連署募集」婦女新知基金會サイト2015年3月21日(署名ページ「聲援中國女權人士,號召台灣關心性別運動者一起挺對岸的夥伴! 婦女新知基金會聲明及連署募集」)。
(26)馬來西亞公民社會發表的聯合聲明Malaysian civil societies Joint statement」3月15日 7:35
(27)德国最大女权组织声援中国活动家」2015年3月18日。
(28)周三联合国集会吁中国释放女权活动家」博讯新闻网2015年3月18日、「五位中国女权活动人士被抓超过10天」博讯新闻网2015年3月20日。
(29)韩国公民团体在中国使馆前集会呼吁释放女权活动家(3月18日,附40团体声明书及现场图片)」Evernote
(30)[新聞稿]向中聯辦遞交聯署,要求立即釋放五位女權人士 呼籲中國政府:立即釋放五位女權人士」新婦女協進會2015年3月21日、「[Press Release]DEMAND RELEASE OF WOMEN’S RIGHTS ACTIVISTS IN CHINA」The Association for the Advancement of Feminism[AAF]2015年3月21日。
(31)团体游行至中联办抗议大陆拘五女权人士」Radio Free Asia 2015年3月21日[動画あり]。
(32)StopStHarassmnt & SlutWalk‬ DC‬‬「記事」、「美国女权组织声援中国被捕女权人士」博讯新闻网2015年3月24日。
(33)大陸女權份子遭刑拘 各國人權組織要求釋放」香港獨立媒體網2015年3月17日。
(34)Statement on the arrest and detention of women’s rights activist in China ”EU Delegations to the United Nations
(35)Samantha Power. Chinese authorities should immediately release “Beijing+20 five.” Sad reflection on “women’s rights are human rights.”2015年3月12日13:24
(36)Foreign Office concerned by detention of women's rights activists in China,GOV.UK
(37)Foreign Affairs, Trade and Development Canada “Statement by Parliamentary Secretary Obhrai on Detention of Chinese Women’s Rights Activists
(38)以上は、「大学生连署声援被拘女权人士 当局下令管控」Radio Free Asia2015年3月16日、原文の画像は「网传校方紧急制止广州高校学生联名声援被捕女权公益校友 学生撰文反诘(2015-3-14)」(新青年【理解女权主义,关注被打压的女权运动】87楼[2015年3月14日])に収録されている。
(39)野靖环因抗议武嵘嵘不人道待遇失联  郭飞雄狱中待遇糟糕家人忧心」Radio Free Asia2015年3月20日、「女权案武嵘嵘狱中境况堪忧 维权人士野婧环等16人海淀看守所表达关切竟遭扣押」维权网2015年3月20日
(40)欧盟呼吁中国政府尽快释放五名女权活动家 官微消息竟也遭中国当局删除(2015-3-13)」新青年【理解女权主义,关注被打压的女权运动】81楼(2015年3月13日)。
(41)中国当局拒绝释放5名女权活动人士」博讯新闻网2015年3月26日。
(42)彼女たちの組織状況については、拙稿「中国の若い行動派フェミニストの活動とその特徴――『ジェンダー平等唱導・アクションネットワーク』をめぐって――」(『女性学年報』34号[2013年])12-13頁でも触れている。2013年4月時点で、「ジェンダー平等活動グルーブ中核メンバー」として52人が記載されていたが、その後さらに拡大したのであろう。
(43)工评社聚焦:她们与我们每一个受压迫者息息相关(2015-3-10)」工评社博客2015年3月15日、「深切关注遭受当局打压的女权运动:她们与我们每一个受压迫者息息相关」工评社 新声代2015年3月11日。
(44)长平观察:北京向女权亮剑」德国之声2015年3月11日。
(45)艾晓明:打压女权活动者为不智专横之举」博讯新闻网2015年3月12日。
(46)2015两会代表委员建议增加公厕女厕位 民间首倡者却遭到牢狱之灾(2015-3-14)」新青年【理解女权主义,关注被打压的女权运动】109楼(2015年3月14日)。
関連記事

コメント

「華人民主書院」の声明

この件に関して、「華人民主書院」が出した声明を訳しました。
原文は、
http://www.civilmedia.tw/archives/29750
に出ています。

「警察当局は依然として女權五姐妹を「犯罪容疑者」として扱っているが、それを取り消されることを呼びかける」
2015年4月14日、華人民主書院声明

「公交車反性騷擾」という活動を計画したために警察当局に拘束され、1ヶ月余り拘禁されていた「女權五姐妹」は、4月13日の夜に自由を手に入れた。私たちと国内・国外の各界の人々は、皆同じように喜び安堵している。

しかし、私たちが知り得たところでは、五姐妹は釈放されたとはいえ、五姐妹に対する事案の調査はなお撤回されておらず、五姐妹は依然として警察当局により「犯罪容疑者」として扱われ、彼女たちは目下「保証人を立てて審問を待つ」ようにされているだけである。私たちは、警察当局のこの対処の仕方は合法ではなく、また理にかなってもいないと考える。

一、「女權五姐妹」は3月6日・7日、「公交車反色狼」という法律知識普及活動を計画しているときに、北京の警察当局に拘束された。拘束の理由は、「尋釁滋事罪の疑い」であった。しかし、この法律知識普及活動はまだ計画中であり、実行されてはいなかった。したがって、「尋釁滋事罪」の法律要件を全く満たしておらず、この罪状はそもそも成立しない。

二、警察当局は4月6日、検察院に対して「女權五姐妹」の逮捕を申請したとき、関連する罪名を「聚眾擾亂公共場所秩[序]の疑い」に変更し、捜査の目標は、3年も前に、「五姐妹」のうち一部の者が「佔領男廁所」に参加し、“血染的婚紗”という活動をしたことに向けられた。警察当局は明らかに、“五姐妹”を拘束したときの罪名が成立しないことをすでによく知っている。この事案を無理やり引き延ばすために、無関係な罪名と捜査目標に転換したのである。“先に拘束して後で証拠を練り上げる”という違法な捜査であることは疑いない。

三、「女生佔領男廁所」という活動と「血染的婚紗」という活動は、ともに3年前に行われた。前者は「急の用を催した」女性を助けるため、男女の便座が不均衡であるという問題の解決を訴えたものである。後者は反家庭暴力に関する法律の普及のためのものである。両者はともに、短時間の行為芸術に過ぎず、「擾亂秩序」を目的としてはいない。現場でいざこざを引き起こしてはいないし、公共の場所での秩序の混乱を引き起こしてもいない。

事後の効果という点から見れば、「佔領男廁所」のような娯楽化された行動は、メディアや立法者、為政者の「女廁排長隊」問題への関心と重視を呼び起こした。2012年だけで、少なくとも廣州、深圳、昆明、石家莊、南昌、太原等の都市の政府部門が、関連する施策を実施した。年末には、「佔領男廁行動」が『中國婦女報』の「2012年度‘性別平等’十大新聞」に選ばれた。

「血染的婚紗」という行為芸術に至っては、私たちの国で制定されつつある<反家庭暴力法>に順応し、それを促進させるものである。

以上をまとめれば、過去1ヶ月余りの間、警察当局により「犯罪の疑い」があると認められた女權五姐妹は、することなすこと何ら違法ではなく犯罪ではないばかりか、むしろ私たちの国の女性の権益の保護を促進し、法治の建設を促進したのであって、表彰や称賛を受けるべきである。彼女たちに対する拘束は、明らかに冤罪事案となる。目下、警察当局は引き続き女權五姐妹を「犯罪容疑者」として扱い、明らかにこの冤罪事案を継続させている。

私たちは警察当局が五姐妹への刑事捜査を直ちに終わらせ、この事案を撤回し、五姐妹に対する“犯罪容疑者”としての扱いを中止すること呼びかける。

Re: 「華人民主書院」の声明

長文を翻訳していただき、本当にありがとうございました。厚くお礼申しあげます。

北京益仁平センターが5人の釈放以前の4月5日に出した声明と共通点も多いように思いますが、非常に的確な声明だと思います。ぜひ次のエントリでこの翻訳をしていただいたことと、この内容をご紹介させていただこうと思います。

私の悪い癖で、意図も説明せずに書きこんでしまいましてすみません。私は基本的に、どんな声明でも紹介する(訳す)意味はあると思っています(もちろん、内容に問題があるものは、できる限り注釈をつける必要があります)。しかし、そうすることが、運動の直近の課題(例えば、拘束者への支援連帯とか)に直接役立つのかどうかという疑問はあるでしょう。そこは難しいところだと思います。
上の声明については、内容も的確だと思いますが、フェミニズムに特化した運動の内部から出たものではないこと、(北京益仁平中心もそうでしょうが)「法治」という観点から書かれていること、とくにフェミニストたちの行動を、法律知識普及という点から評価していることなどが、注目されるかと思います。

Re: タイトルなし

ご翻訳いただいた華人民主書院の声明の内容は、4月14日に設置された「公民社会連署声明:警察は直ちに職権濫用を停止し、ただちにフェミニスト五姉妹事件を撤回せよ」という署名ページの文言とほぼ同じだと思います。この署名は、翌日には消えていますが、「征集公民社会联署:女权仍未自由」として、以下に転載されています。
http://www.boxun.com/news/gb/china/2015/04/201504141130.shtml

ただし、華人民主書院の声明は、上のサイトの声明と違って署名を募っていないことと、署名の要求項目の2~4が欠けているという違いがあります。この両者(署名と声明)の関係がどうなのかが、私にはわかりませんが……。

あ、そうでしたか。私はほとんど簡体のほうを見ていませんでしたので、その署名のページには気づきませんでした。ご指摘ありがとうございます。

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