2017-09

中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムの活動

2009年2月に雲南省昆明で開催されたセックスワーカー職業安全会議で、中国本土でセックスワーカーに対するサポートをおこなっている12の民間組織が「中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラム(中国語名:中国性工作者机构网络平台、英語名:China Sex Worker Organization Network Forum[CSWONF]) 」を設立しました。

このフォーラムのウェブサイトは、「中国性工作者机构网络平台」で、微博(ミニブログ、中国版ツイッター)は、「中国性工作者机构网络平台」です。その活動が詳しくわかるのは、Google Groupの「中国性工作者」です。今回は、それらをもとにして、ごく大ざっぱに、このフォーラムの活動を見てみました。

<目次>
1. フォーラムの目的、メンバー、最高意思決定機関など
2. フォーラムの活動の概略――活動計画より
3. 国際組織との関わり――国連のエイズ防止活動との関係が密接だが、セックスワーカー組織とのつながりも
4. 警察の売買春取締りキャンペーンに対する批判
5.鄧玉嬌事件に対する傘下の組織のセックスワーカー視点での主張
6.中国民間女権工作室(葉海燕ら)の主張と行動の特色
付 会議と議題一覧メモ
追記

1.フォーラムの目的、メンバー、最高意思決定機関など

目的

このフォーラムが作成したリーフレットには、その目的について、「中国のセックスワーカーがより良い職業上の安全な環境を獲得することを目的としており、とくにエイズ予防、法律相談、差別反対に重点を置いている」(1)と書かれています。

メンバー

このフォーラムは、現在、17の民間組織によって構成されていますが、それらは以下の【1】【2】【3】に大きく分けられるようです(以下に書いてある各組織についての簡単な説明は、フォーラムのサイトの中の「我们的成员机构」のページや個別組織のブログでの自己紹介など(2)をもとにしたもので、活動内容をきちんと分析したものではありません)。

【1】女性セックスワーカーをサポートする組織

・北京陽光之旅ボランティアグループ[北京阳光之旅志愿小组]――女性セックスワーカーのエイズ防止と職業安全教育活動をおこなう。
・北京愛知行(折翼天使)[北京爱知行(折翼天使)] ――2008年、女性セックスワーカーによって設立。エイズ防止など。
・天津信愛女性家園[天津信爱女性家园(天津信爱文化传播中心)] ――2008年5月、女性セックスワーカー4人が自発的に設立。女性セックスワーカーに関与。
・天津深藍工作組[天津深蓝工作组] ――2004年設立。「エンパワメント」を理念として、エイズ防止活動をおこなう。
・山東膠州愛心健康相談センター[山东胶州爱心健康咨询中心] ――低い階層の女性のセックスワーカーに対してエイズ防止活動をおこなう。
・青島你我青少年健康サービスセンター[青岛你我青少年健康服务中心] ――2003年設立。未婚の青少年のリプロダクティブヘルス教育をおこなう中から、セックスワーカーの健康問題に気づき、主な対象の一つにした。
・瀋陽愛之援助[沈阳爱之援助] ――エイズのハイリスクグループに関して健康教育や政策建議をする。
・[武漢]中国民間女権工作室[中国民间女权工作室]――女性セックスワーカーに対してエイズや権利の面で関与する活動。
・広州晋光センター[广州晋光中心] ――社会に周縁の人々の生存状況を知らせ、職業上の健康・安全などを改善させる。
・雲南個旧苦草工作室[云南个旧苦草工作室] ――主にセックスワーカーの中のエイズ感染者に服務。
・[雲南省]瑞麗市女性児童発展センター[瑞丽市妇女儿童发展中心]――瑞麗市にいる中国籍とミャンマー籍のセックスワーカーに対して健康教育。
・[四川省]江油市温馨家園[江油市温馨家园] ――江油市中英エイズプロジェクトの支持の下、2007年、売春の場所が密集している地区に設立。

【2】男性セックスワーカーをサポートする組織

・北京同行工作組[北京同行工作组]――2004年に設立された同性愛者のためのグループ。男性セックスワーカーの中でエイズ防止活動をおこなっている。
・雲南平行[云南平行]――男性セックスワーカーの中でエイズ防止活動。
・上海楽宜[上海乐宜]→のち上海心生(Shanghai CSM&MSM Center)――男性セックスワーカーとMSM(男どうしで性行為をする人々)のために活動。上海疾病予防・制圧センターやさまざまな大学と協力して、男性セックスワーカーの中でエイズ防止活動。

【3】香港・台湾の組織

[香港] 青鳥――セックスワーカー支援団体
[台湾] 日日春関懐互助協会(日日春)(Collective Of Sex Workers And Supporters[COSWAS])――セックスワーカー支援団体

中国大陸の組織は、「エイズ防止のための活動をしている」と言っている場合が多いようです。実際にはセックスワーカーどうしの交流などもおこなっている場合も多いわけですが(3)、表立った看板としては、「エイズ防止」前面に掲げていることは、セックスワーカーの人権を正面から言いにくい状況を示しているように思います。また、「セックスワーカー自身が設立した」と説明されている組織もありますが、そうでない組織の場合、セックスワーカー自身がどれほど主体的に関与できているのかは、あまりよくわかりません。

最高意思決定機関

このフォーラムの正式の「理事会」が選出されるまでの間は、2009年5月14日に設立された「臨時執事委員会」が最高決定機構であり、そのメンバーは、以下の人々でした(リーフレットより)。
・譚潔瑩(北京陽光之旅ボランティアグループ)
・方雪妃(北京愛知行折翼天使)
・郭子陽(北京同行)
・藍藍(天津信愛女性家園)
・張寧(山東膠州愛心健康相談センター)
・葉海燕(中国民間女権工作室)
・李曼(雲南個旧苦草工作室)
・陳桂蘭(瑞麗市女性児童発展センター)
・瀟恒(雲南関愛之家)
・楽言(雲南平行)
・葉挙林(広州晋光センター)
・鄭煌(上海楽宜)

その後は、2年ごとに大会を開催して、「理事会」のメンバーを選出すると決められています。2012年の時点では「理事会」に9名のメンバーがいるそうで、メンバーのお名前はわかりませんが、そのうち2名が女性セックスワーカーだとのことです(4)

会議や合宿

ふだんの会議は、上に挙げたようなメンバー10人程度で(もちろん人の入れ替わりはありますが)、インターネット会議という形式でおこなわれることが多いようです。その他に、合宿形式で、会議や研修がおこなわれることもあります(会議については、末尾の「付 会議と議題一覧メモ」をご覧ください)。

2.フォーラムの活動の概略――活動計画より

フォーラムの活動全体を俯瞰できるような文書はあまり見つけられませんでしたが、2010年度と2012年度に関しては、活動計画がありましたので(5)、それらを見てみます。以下の活動計画は、そのすべてが実現されたわけではないと思いますが、目指す方向性はわかります(原文のままではなく、概略です)。

2010年度活動計画

目標1:フォーラムのメンバーの多様性という特徴を利用して、エイズに関与する有効なモデルを探索・整理し、広める
 ・メンバーの組織の資料を収集し、とりまとめてハンドブック・書籍を制作する。
 ・経験の交流をし、優秀なモデルを推進する。
 ・調査研究:セックスワーカーの職業上の安全の問題を調査する。

目標2:ニーズを結び付け、弾力的で多様な方法でメンバーの組織が共同して発展することを支える
 ・メンバーの組織のニーズを調査する、メンバーの組織にフォーラムの活動に対して評価してもらう。
 ・フォーラム内部で経験を分かち合い、交流する会をする。
 ・メンバーの組織に対して技術的サポートするグループを設立する。
 ・特定のテーマについての専門的研修をする。
 ・国内・国際機関との相互訪問学習
 ・資源の共有、情報の分かち合い

目標3:フォーラムの制度を整備し、フォーラムの凝集力を増し、信頼性を高める
 ・制度(活動規約、財務制度、会議制度)を制定し、執行する。活動・財務の公開・公示をする
 ・スローガンとロゴを確定する

目標4:多様な方法で宣伝と唱導をおこない、政府の関係部門にフォーラムの価値を理解させ、支持を勝ち取る
 ・関係部門と交流することを通じて、フォーラムついて認識・理解してもらう
 ・ウェブサイトを設立する。

目標5:エイズ防止と健康を切り口にして、多くのルートで資金を集め、フォーラムの持続可能な運営を維持する
 ・資金調達団体モデルを探索し、打ち立てる。
 ・政府や基金会の関連するエイズ防止活動に参加して関係を作り、資金調達情報を得る。
 ・年間計画を完成できる金額を集める。


2012年度活動計画

目標1:フォーラムの組織の医療と法律と関連する管理能力の援助と研修
 ・新しい理事会の選挙――最初に市民社会の民主的選挙に関する研修をしてから、選挙をする。
 ・フォーラム内部で一対一の研修――フォーラムの中の経験と資質を持った組織の責任者が、フォーラムの中の経験が不足していて、発展が十分でない組織に対して、一対一で研修をする。
 ・法律援助センターを作る――弁護士が援助ホットラインをすることによって、セックスワーカーが直面している問題を解決するとともに、個別のケースを収集する。
・医療援助――性病・エイズの定期検査をおこない、その分析もおこなう。

目標2:セックスワーカーが自分の権利・義務と関連する医療・法律知識を理解する
 ・セックスワーカーの医療と法律の知識の小冊子――図版や具体的な事例を主とした、わかりやすい医療と法律の知識の小冊子をそれぞれ3000冊ずつ作成する。

目標3:セックスワーカーの現状の唱導
 ・セックスワーカーに対する厳しい取締りがエイズ防止に与えた影響についての会議――国連と協力して、衛生部・公安部が厳しい取締りがエイズ防止に与えた影響についての会議をする。
 ・国際エイズ大会――この会議で、中国においてセックスワーカー取締りがエイズ防止に与えた影響を宣伝する。2人が会議に参加する。
 ・国内外の関連する活動の会議で唱導をおこなう――関係がある人々と交流・宣伝
 ・フォーラムの唱導の宣伝品を制作する――ポスター、冊子など。



以上の年次計画から、フォーラムとしての活動を簡単にまとめると、以下のようになるかと思います。
 ・内部の組織の交流、経験のとりまとめ
 ・内部の組織の研修――外部から講師を呼んだり、より経験豊かな組織が、そうでない組織に対して1対1の研修をしたりする。
 ・外部の機関との交流
 ・セックスワーカーのために、法律や医療についてのパンフを作成・普及、法律・医療相談
 ・調査研究、社会に対する訴え(警察の取締りのあり方に対する批判など)

ただし、2010年度活動計画と2012年度活動計画とを比較すると、以下のような変化が生じているように思います。
 ・2010年度は、「エイズ防止」を前面に掲げていたが(目標1、5)、2012年度は、とくに「エイズ防止」を前面に掲げていない。
 ・2010年度は、内部のシステムについての計画に重点が置かれていたのに対して、2012年度は、外部に対する働きかけについて、より具体的に語られている(目標2、3)。

3.国際組織との関わり――国連のエイズ防止活動との関係が密接だが、セックスワーカー組織とのつながりも

この中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムは、資金面などで、主に国連エイズ合同計画(the Joint United Nations Programme on HIV/AIDS[UNAIS]日本語による説明)や国連人口基金(United Nations Population Fund[UNFPA])のサポートを受けています。

すでに2007年4月に、国連エイズ合同計画や国連人口基金は、北京で中国の衛生部と国家計画生育協会の協力を得て、性産業におけるHIV感染予防のためのプロジェクトを実施するための会議をおこなっています。中国政府自身のHIV/エイズ行動計画も、性産業の現場を含めて、HIV感染を引き起こす行為に対処することを求めています(6)(そのことと、性産業を取り締まる公安部[警察]の姿勢との間には不整合性があるわけですが……) 。

雲南省昆明で2009年2月20日に開催された「セックスワーカー健康関与組織研究討論会」(この会議は、フォーラムが結成されたという「セックスワーカー職業安全会議」と同じもののように思う)では、国連エイズ合同計画のNana Taona Kuo(过涛娜)さんが冒頭で発言し、「現在HIVがセックスワーカーを経由して伝染していることが肝心な問題であるのに、セックスワーカーと買春客に対して関与している率は比較的低い。 (……)各国の経験から、コミュニティを中心にして活動をおこなうが比較的有効であり、基層の組織が重要であることがわかっている。(……)けれども、現在、中国ではセックスワーカーからの声は聞こえないので、NGOを通じてセックスワークの現在の状況を反映させて、情報収集をしてこの工作を展開し、もっと多くの資金を募って、セックスワーカーをサポートする関与工作をおこなう。この会議を通じて皆さんのニーズを理解し、的確な援助によって、現在存在している困難を解決するのををできるだけ援助する」と語っています(7)

Google Group「中国性工作者」で見るかぎり、中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムが開催した、2日以上に及ぶ会議・研修(合宿形式であると思われる)は、そのほとんどが国連エイズ合同計画や国連人口基金の財政的援助を得ており、それらの機関の職員の挨拶から始まっています。

なお、ここで述べておくと、「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)」(サイト日本語による説明)のプロジェクトに関しては、少なくとも2010年時点では、「セックスワーカー主導のプロジェクトやセックスワーカーが参与しているプロジェクトはきわめて少ない」と指摘されています(8))。

ただし、その一方で、中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムは、以下のような、セックスワーカーの人権を軸に据えた国際組織との交流や援助もあります。

たとえば、2011年9月24-25日におこなわれた研修会議では、アジア太平洋地区セックスワーカーネットワーク(Asia Pacific Network of Sex Worker$(APNSW)、亚太性工作者网络)の責任者(Andrew Hunter)との経験の分かち合いと交流がおこなわれています。また、セックスワークプロジェクト国際ネットワーク(Global Network of Sex Work Projects(GNSP)、全球性工作项目网络)との交流もあります。また、2012年に設立された「レッドアンブレラ財団(Red Umbrella Fund、红伞基金会)」(セックスワーカーの健康・人権・労働権・自主権のために奮闘する行動と組織をサポートする)の資金援助の申請方法をメンバーの組織に紹介する、といったこともおこなわれています。

もちろん、国連人口基金なども、HIV感染予防のためにはセックスワーカーの人権や健康のニーズにも取り組むべきことを強調してきていますので、国連関係機関と上のようなセックスワーカーの人権組織とが相対立しているわけではなく、共同で研究をしている場合もあります(9)。けれども、セックスワーカーの人権組織が国連人口基金などを批判している場合もある(10)ことに見られるように、力点の置き方の違いはあるだろうと思います。

また、中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムは、Asia Catalyst(亚洲促进会)という、東アジアと東南アジアの周縁的なグループ(セックスワーカー、LGBT、エイズ感染者など)の健康の問題に取り組む草の根グループに対して研修などの援助をしている団体からの支援も受けているようです。

4.警察の売買春取締りキャンペーンにおける人権侵害に対する批判

このフォーラムの各構成組織はさまざまな活動をおこなっていますが、「中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラム」として表に出て社会的活動をしたことは、それほど多くありません。その中では、2010年の売買春の取締り強化するキャンペーン(いわゆる「掃黄」「厳打」)に対する批判が目立っています。

売買春取締りキャンペーンの中での人身の権利の侵害を批判する声明

まず、2010年7月20日に、「中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラム」は、「最近の関係部門の売買春一掃が人身の権利を深刻に侵害している問題に関する声明」を出しました(11)

この声明は、まず、「最近の警察の売買春取締りの事件」として、(1)武漢の警察が買春や売春で捕まった人の実名と年齢を街頭に掲示したこと、(2)広東省東莞の警察が、売春した女性を、はだしのまま、手錠・縄付きで引き回しているかのように見える写真(この記事に掲載されている写真です)が見つかって問題になったこと、の2つの事件を取り上げて、(1)の事件については、プライバシー権の侵害であること、(2)の事件については、引き回しはとっくに禁止されており、人格権の侵害であることを批判しています。

そのうえで、この声明は、以下の点を要求しています。
 1.関連する法律執行部門は、以上の不当な法律執行行為について、被害者に対して公にお詫びをする声明を出し、かつ、精神上の賠償をするべきである。
 2.上述の不当な法律執行行為について、関係する上級部門は、その個人責任を追究し、相応の行政処罰をするべきである。
 3.上級部門は、今後類似した不当な法律執行行為が起きないようにする政策を出すべきである。すなわち、いかなる法律執行者も、セックスワーカーの尊厳を踏みにじったり、セックスワーカーのプライバシー権を侵犯してはならず、セックスワーカー自身の人身の権利と人身の安全を確保しなければならない。

「2010年の売買春取締りがセックスワークとエイズ防止に与えた影響の研究」

2011年には、中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムは、「2010年の売買春取締りがセックスワークとエイズ予防に与えた影響の研究」を発表しました(12)

この調査は、「エイズ防止とセックスワークについての専門家を招いてアンケートとインタビューの大綱を設計し、さらに国連人口基金と国連エイズ合同計画、『フォーラム』のメンバーに対して、意見を求め」て、計画したものだとのことです。また、この調査の特徴は、「すべてのインタビューとアンケート調査を同フォーラムのメンバーの14の組織がおこなった」ことで、そのためか、「これは、国内初の、研究者でもなく、衛生業務従事者でもない人々がおこなった比較的大規模なセックスワーカー調査である」と称しています。

また、この被調査者の中に、女性セックスワーカー(194人)だけでなく、男性セックスワーカー(105人)、異性装や性転換をしているセックスワーカー(人数としては、上記の「男性」と「女性」の中に含まれているが、独自に集計している)、業者、ケア・エデュケーションをするボランティアなども含まれていることなども特徴です。

この調査の結果、2010年の売買春取締りによって、以下のような影響があったことが明らかになりました。

・売買春取締りによって、閉鎖された場所が多く、客が減ったセックスワーカーが63%にのぼる(とくに女性の場合は、80%)。当然、そのために収入も減った。

・中国政府は売買春取締りをエイズ防止のための重要な措置の一つにしてきたが、大部分のセックスワーカーは、取り締まられても、売春を止めてしまうわけにはいかず、「しばらくセックスサービスに従事しなくなった」人が53.2%いただけだった。

・むしろ、「さらに隠蔽された場所または隠蔽された方法でするようにした」セックスワーカーが36.8%いた。そのため、エイズ性病防止活動をすることが難しくなった。たとえば、街頭に立つセックスワーカーは、警察のパトロールを避けるために仕事をする時間を遅くしたので、人身上の危険が増したうえに、エイズ性病防止活動もより困難になった。

・また、取締りを逃れるために、「コンドームを携帯しないようにした」セックスワーカーが16.1%、「コンドームを使わないようにした」セックスワーカーも4.7%がおり、性病やエイズに感染する危険が高まった。

・2010年、公安部は、売買春取締りの際に殴ったり罵ったりすることを禁止する文書を出したけれども(13)、今回の調査では、売買春取締りの際に、警官に「殴られた」セックスワーカーが10% (女性の場合は14%)、「金銭をゆすり取られた」セックスワーカーが7%(女性の場合は10%)おり、強姦されたセックスワーカーも4人いた。

・セックスワーカーからは、「取締り強化キャンペーンをやめるべきだ」「社会的差別をなくすべきだ」といった意見が出ている。また、フォーラムのメンバーからは、以下のような提案が出ている。
 1.メディアに携わる人々に対して、セックスワーカーに汚名を着せたる報道をしたりしないよう、研修をおこなうべきである。
 2.(性病やエイズ防止に携わる)衛生管理部門は、警察との調整に力を入れるべきである。「コンドームを売買春の証拠にするか否か」という点も、まだ明確な政策や文書が出ていない。
 3.法律サービスに携わる組織や社会団体は、セッスクワーカーの役に立つサービスを提供する必要がある。
 4. 中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムや国際組織が、政府レベルに対する唱導や研修を強化する必要がある。

「セックスワーカーに対する暴力をやめさせる」連名のアピール

さらに、2012年12月17日には、「セックスワーカーに対する暴力をやめさせる連名の手紙(终止暴力性工作者联署信)」(14)というアピールが出されました。このアピールは、中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムが出したものではありせんが、同フォーラムも名を連ねています。

ただし、このアピールの12月17日時点での連署団体は、北京佐佑情報相談センター(北京佐佑信息咨询中心)、(深圳夕颜)、姐姐仔会[香港]、上海心生(上海心生)、午夜藍(午夜蓝 [香港])、愛白文化教育センター(爱白文化教育中心)、全国エイズ情報リソースネットワーク(全国艾滋病信息资源网络)、天津信愛文化伝播センター(天津信爱文化传播中心)、雲南平行同志特区(云南平行同志特区[权益小組] ) 、飛賛ネット(飞赞网)、Ladyboy 互助ネットワーク(Ladyboy互助网络)、同志の声(同志之声)です。以上のうち、北京佐佑情報相談センター、上海心生、天津信愛は、中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムのメンバーですが、同フォーラム自体は、この時点の連署団体ではなく、その後に署名しています。

このアピールは、今年1月1日までに76団体が名を連ねており(セクシュアル・マイノリティ系やエイズウィルス感染者の諸団体も多い)、かなり幅が広いものです、また、セックスワーカー84名も個人として名を連ねているという特徴もあることですし(セックスワーカー以外にも29人が個人として名を連ねている)(15)、以下で原文を翻訳したものをご紹介します。

毎年12月17日、セックスワーカーに対する暴力をなくすことを旨とした「セックスワーカーに対する暴力をやめさせる国際デー」(*)である。

残念ながら、私たちは、現在、わが国のセックスワーカーは誰もが暴力に直面しているという事実あるいは心配があると認識している。たとえば、

一、人身の安全の保障が欠乏している

一部の女性・男性・トランスジェンダーのセックスワーカー団体の不完全な統計によると、2012年の1月から11月までに全国の7都市で調べたところ、セックスワーカーに対する暴力事件が218件起きており、そのうち8名のセックスワーカーが殺害されている。

注意しなければならないのは、セックスワーカーは、社会の言語による暴力や差別、汚名のほかに、常に顧客や暴力団の強盗、恐喝、ゆすり、強姦、窃盗などの攻撃的な暴力行為に直面しているということであり、人身の安全の保障が欠乏している。

二、暴力を振るわれても、助けを求められない

暴力事件に遭っても、セックスワーカーは警察に通報して助けを求めることができず、法律によって個人の利益を守ることができない。一つには、セックスワークに従事しているために、逮捕されたり処罰されたりすることが心配だからである。もう一つには、少なからぬセックスワーカーは、おとり捜査や暴力を使った法律執行を経験したことがあるので、助けを求めることを怖がる。悪い者が法によって捕まることがなく、欲しいままにふるまうのだから、被害者の抱える潜在的危険は日増しに高まり、別のセックスワーカーもいっそう暴力に遭いやすくなる。

以上に鑑みて、私たちは呼びかける:セックスワーカーの人身の安全に関心を持ち、いかなる形態の暴力もなくそう。

(中略)

最後に、私たちは、以下のように呼びかける。
 (1)セックスワーカーの権益を尊重し、セックスワーカーに対するいかなる言語上および身体的な暴力もなくそう。
 (2)法律を執行する際には、おとり捜査やセックスワーカーに対する暴力的な法律執行をしてはならない。
 (3)セックスワーカーが犯罪行為にあって助けを求めたときは、犯罪の被害者としてのセックスワーカーとセックスワーカー現在まだ合法ではないという身分とを区別して、セックスワーカーのために法律的支援を与えることによって、セックスワークに対する暴力的犯罪をなくすべきである。


(*)アメリカで48名以上のセックスワーカーを殺したゲイリー・リッジウェイ(Gary Ridgway)に対して、2003年12月17日、判決が下された。アメリカのセックスワーカー団体WSOP-USA(Sex Workers Outreach Project-USA)は、その日をセックスワーカーに対する暴力をなくすための記念日にした。

5.鄧玉嬌事件に対する傘下の組織のセックスワーカー視点での主張

2009年5月10日に起きた鄧玉嬌事件(浴場で足の手入れをする仕事をしていた鄧玉嬌が地方政府の役人に暴力を振るわれ、強姦されそうになったため、小刀で役人たちを死傷させた事件)については、すでに本ブログの記事(「鄧玉嬌事件をめぐって」、「鄧玉嬌事件の判決をめぐって」)で、いくつかのNGOの声明や女子大学生のアピールとパフォーマンスアートについてご紹介しました。

今回、「中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラム」の活動について調べた際、私は、この事件について、セックスワーカーやその支援団体も声明を出したり、パフォーマンスアートをしていたことを知りました。鄧玉嬌さん自身は直接性的サービスをする仕事をしていたわけではないのですが、異性を相手にした浴場での仕事についていたことや、役人たちに「特殊なサービス」に要求されて、それを拒否したことから暴力を振るわれたことなどが、セックスワーカーの状況と共通していたのだと思います。以下、ご紹介します。

まず、5月26日、北京愛知研究所の海淀女性セックスワーカー活動センター(16)が、女性セックスワーカーが主体になった討論会を開催して、以下のように、みんなで意見を出し合い、宣言をした記録を発表しています(17)

1.警察に問いたい。なぜ警察はすぐに証拠を集めなかったのか? 中国では、権勢がないと困難だ。

2. 鄧玉嬌の「刃物」について言えば、鄧玉嬌は仕事の場でいつも脅かされていて、危機感を覚えていたに違いないと思う。ある女性セックスワーカーは、数年前に[北京市]懐柔[区]で仕事をしたとき、いつもハラスメントにあっていた。だから、多くの女性セックスワーカーはポケットの中に刃物を入れていた。鄧玉嬌の仕事の場でも、きっと以前に他の女性が侵犯されたことがあったのだろう。

3. 鄧玉嬌は一人の弱い女性であり、きっと極度におじけ恐れていたのだろうし、精神が極度に刺激された状況の下では、やむを得ない選択だったのだろう。その時は本能的にしたことで、自らをコントロールする力も失った状況だったのだと思う。

4.たとえ鄧玉嬌がセックスワーカーだったとしても、彼女にも「売る」か「売らない」かを決める権利がある! 拒絶することを選択する権利がある!

5. 鄧玉嬌が強姦されたかどうかも、重要ではない。重要なのは「侵犯を受けた」ことであり、人身が脅かされ、人権が踏みにじられたことだ!

だから私たちは訴える、人身の安全と尊厳は私たちの共通のニーズだ!


5月20日には、中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムのメンバーの一つである中国民間女権工作室が、鄧玉嬌事件に関して以下のような声明を発表しています(18)

1.巴東政府が弱い女性の権益を守ることを期待する。尊厳が傷を受けた下で、さらに不合理な刑に処してはならない。

2.政府のそれぞれの末端の指導者は、自らの修養を強め、真に人民の公僕の位置に立ち返るべきであり、「公僕」の皮をかぶって人民の子女を蹂躙しないように訴える。「黄玉嬌」「李玉嬌」事件が発生することは絶対に防がなければならない。

3. 婦女連合会は女性の権利を守る役割を発揮して、「鄧玉嬌事件」に対して一定の関心を表明せよ!


さらに、5月29日、中国民間女権工作室は、華中師範大学の北門で、何満子武漢大学生コミュニティネットワーク(ネット上のフォーラムの名称のようです)のネットユーザーらと共に、鄧玉嬌についてのパフォーマンスアートを上演しました(写真を見るかぎりでは、4人の若い女性と2人の若い男性が参加したようです)。このパフォーマンスアートの発想は、5月24日に北京で女子大学生がおこなった「鄧玉嬌事件」パフォーマンスアート(これは、本ブログの記事「鄧玉嬌件をめぐって」で紹介しました)から得たとのことです。武漢でパフォーマンスをした紫妍さんも、90後(1990年代生まれの世代)の大学生です。

武漢でのパフォーマンスアートでは、まずメンバーたちが、「誰が次の鄧玉嬌なのか」というスローガンを掲げて、多くの通行人の注目を集めました。紫妍さんは、赤い×印を書いたマスクを身につけ、体を白いガーゼによって包み込むようにして縛られました。これは、発言権と自衛能力を失った民間の弱い女性を示しているのだといいます。さらに、葉海燕さんがこのパフォーマンスアートのテーマについて現場で説明をしたので、少なくない民衆が鄧玉嬌事件についての討論をしたとのことです(19)

ただし、鄧玉嬌事件について、中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラム自体が何らかの行動をしたということはないようです。

6.葉海燕と中国民間女権工作室の主張と行動の特色

「中国民間女権工作室」と同工作室を創設した葉海燕さんの主張と行動については、本ブログでもたびたび紹介してきました(「本年の動向10―売買春に関する議論と行動」、「『第1回セックスワーカーデー』、中国民間女権工作室、セックスワーカーの互助団体の萌芽」、「世界基金のプロジェクト中止で、中国民間女権工作室に打撃――中国のNGOの困難」、「葉海燕らによるセックスワーク合法化の街頭宣伝と葉の拘束、第2回セックスワーカーデー中止をめぐって」、「中国民間女権工作室(葉海燕ら)に対する当局の弾圧と同工作室の活動停止」、「葉海燕さんが広西を拠点に中国民間女権工作室の活動を再開」、「葉海燕さんの婦連批判と『民間婦連』、底辺の女性への視点」、「『第5回(2012年)中国10大セクシュアリティ/ジェンダー事件批評』」の2「葉海燕が『十元店』で無料のセックスサービスをした」)。

中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムの中でも、葉さんらの主張と行動は、以下のような特色を持っていると言えるように思います。
(1) 売買春取締り批判にとどまらず、セックスワーク合法化を積極的に主張していること
(2) 2005年12月という早い時期から「妓女維権熱線(のち紅塵熱線)」という電話相談を開始したのみならず、2009年からは街頭宣伝を含めた行動をしばしばおこなっていること。すなわち、8月3日を「セックスワーカーデ―」と定めて、その前後に、街頭宣伝や署名集めを含めたイベントをおこない、12月17日には、「レッドアンブレラ(红雨伞)」アクションとして、セックスワーカーに対する暴力や差別に反対する街頭宣伝などをおこなってきたこと。
(3) エイズ防止を軸に考えず、セックスワーカーの権利を軸にして考えていること。
(4) 政府批判はもちろん、中華全国婦女連合会批判を繰り返しおこない、「中国民間婦連」の創設まで宣言したこと。

(1)の点については、既にいろいろご紹介してきましたが、葉さんがフォーラムの中で発表した「私はなぜセックスワークの合法化を提唱しなければならないのか」(20)という以下の文からは、葉さんがセックスワーク合法化を主張しているのは、社会的な貧富の差に注目し、同じセックスワーカーの中でも貧困な人々に特に関心を寄せているからであることがわかります。

1.最初に明確にしなければならない点がある。私の関心は、主に貧困なセックスワーカーにある。貧困者とは、社会環境全体の中での弱者層だけである。けっしてすべてのセックスワーカーが貧困なのではない。若干の高級な場所のセックスワーカーは、セックスワーカーの中のホワイトカラーであり、ゴールドカラーでさえあり、私の生活と比べてもずっと良い生活をしている。彼女たちの前では、私は弱者にすぎない。だから、彼女たちを助けるなどというバカなことは語らない。私が関心を持っているのは、貧困なセックスワーカーである。なぜなら、私も貧困者だからだ。私たちは同じ世界に属しており、同一の階層の中の人である。私たちは運命を共有している。

2.私がセックスワークの合法化を提唱する理由は、けっして性を売ることを提唱するからではない。性の取引が違法であり、売買春が違法だと規定している法律は、何千何万もの人の生存に影響するからだ! 彼女たちは、都市の片隅で生活している貧民である。あなた方が子細に観察すれば、小さなヘアサロン、小さな休閑店[注:いずれも売買春の場になっている]にいるのは、実際はみな貧乏人であることがわかるだろう。店主であれ、セックスワーカーであれ、買春客であれ、みな貧乏人である。おかみさんがヘアサロンを経営するのは、家族を養うためであり、セックスワーカーが出勤してくるのも、家族を養うためであるか、自分の将来のために少しばかりの蓄えを稼ぐためである。買春客も、性に苦悶する庶民である。本当に金を持っている人は、みなお妾さんを持ったり、愛人を養ったりしている。庶民、低収入の人だけが、それらの休憩所に行って、自分の性の問題を解決するのである。売買春一掃の厳しい取締りが始まると、この3種類の人の生存はみな影響を受ける。とくに高額な罰金は、この3種類の人々を苦境に追いやる。

3.性は、すでに普通の人にとって圧力になっている。都市の生活では、婚姻はもう簡単なことではない。婚姻の背後には、住宅や仕事が関係してくる。私たち一人一人が長期的なパートナーを見つけようとすれば、それは決して容易なことではないことをよく理解しなければならない。(……)とくに低収入の人々はそうである。性は庶民の圧力になった後に、人口のバランスが崩れるにつれて、ますます明確な社会問題になる。社会の安定は、セックスワーカーと不可分である!

4.セックスワークは危険性が高い仕事であり、セックスワーカーが暴力に遭ったり死亡したりする比率はとくに高い。第三者の監督がある環境にいてこそ、セックスワーカーは比較的安全である。たとえば、ヘアサロンでの性の売買の行為のようにである。入口の外にはおかみさんがいるか、その他の姉妹がいるので、犯罪者もむやみに入って来られない。けれども、非合法であるために、売買春取締りを恐れて、セックスワーカーが隠蔽された場所に身を隠すために、人々がいるところから離れて、客と性の売買をすると、暴力を振るわれる危険がきわめて大きくなる。もし合法ならば、セックスワーカーは、固定された場所で落ち着いて仕事ができるので、比較的安全であり、一日中びくびくしながら過ごす必要はない。

5.実際は中国の性産業は、すでに半ば合法の状態である。私がセックスワークの合法化を提唱するのは、実際は低い階層のセックスワークの合法化である。なぜなら、高級な場所ではとっくに合法化されているからである。あなた方は、高級なクラブやホテルで誰かが捕まったのを見たことがあるだろうか? 捕まるのは、低い階層のセックスワーカーである。それゆえ、合法化を提唱するのは、低い階層の人に平等な生存環境を与えたいからでもある。これらの理由は、性を開放して、女性の売春を奨励することと、なんら関係がない。ご理解いただけるだろうか?


この葉さんのセックスワーク合法化論に関しては、フォーラムの中でも議論になりました。ただし、他のメンバーもセックスワークの非犯罪化は肯定しており、葉さんと他のメンバーとは対立しているわけでもないという指摘も出されました(21)。また、2010年8月、武嶸嶸さんらが属している北京愛知行研究所も「セックスワーカーの権益に関心を寄せ、セックスワーク合法化を訴える公開書簡」(22)を発表しているように、他にも「合法化」を社会的に主張しているメンバーはいることも述べておきます。

(2)の点に関しては、葉さんは、「中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラム」は、もっとフォーラムとして社会的に主張すべきだと考えています。すなわち、葉さんは、「多くのセックスワーカー組織は、非常に控え目だ。いくらかの草の根の組織が言うところでは、世の中に知られなくても具体的なことをするという。それは一つの戦略であり、一つの方法だが、では、誰が唱導をするのか?」「フォーラムは、学習と研修の機会は多いが、残念ながら声、とくに集団の声が少ない。私たちは多くの事柄について、私たちの立場を表明してこなかった」(23)と述べています。

(3)の点に関して、葉さんは、ずばり、「私はエイズ防止のためにセックスワーカーに関心を持つのではない、私はセックスワーカーのためにこそエイズ防止活動をするのだ」(24)と表明しています。

(4)の点に関して、葉さんの中華全国婦女連合会批判については、「葉海燕さんの婦連批判と『民間婦連』、底辺の女性への視点」でご紹介したところですが、葉さんは、世界基金に対しても、両工委(非政府組織工作委員会と感染者工作委員会)の委員の選出などにおいて女性セックスワーカーを重視していないことを批判したりしています(25)。さらに、世界基金が中国から撤退する(完全な撤退ではないようですが)に際して、以下のような公開書簡を発表しています(26)

 あなた方[世界基金]は、中国に巨大な貢献をした、そうだ、巨大な貢献だ!
 なぜなら、あなた方はNGOの理念を輸入し、エイズの民間サービスを輸入した。中国の数千万のエイズ感染者にとって、私たちは、あなた方に恩がある。あなた方は、私たちの多くのグループに非常に巨大な援助を与えた。

 しかし、私は中国の公民、中国の底辺の公民としては、あなた方が中国を離れることに感謝する!
 あなた方が存在したことによって、私たちの政府は自分の責任を忘れた!
 あなた方が存在したことによって、私たちの政府は傍観者に、しかも面倒がない傍観者になった!
 あなた方の存在によって、私たちのグループは、追求するものを変えた!
 あなた方が行ってしまうと聞いて、私は非常につらい。けれども、うれしさの方が上だ!


この公開書簡は、世界基金とともに中国政府を批判しています。

以上のような主張と行動ゆえに、これまでご紹介したように、葉さんは、当局によって、第2回セックスワーカーデーのイベントを中止させられたり、武漢では入居している建物から中国民間女権工作室を追い出されました。

さらには、2012年5月には、葉さんが広西省に設立した浮萍健康服務工作室が正体不明の男性8人によって襲撃され、葉さんが刃物で負傷させられるという事件が起きました。葉さんは、この事件を当局によるものと見なしており、「8人の人を使って私たちのこの10㎡の公益グループに対処させるとは、私たちを本当に持ち上げてくれたものだ。私は党に感謝し、政府に感謝する、このように私を重視したことを!」と述べています(27)

付 会議と議題一覧メモ

以下の会議と議題の一覧は、Google Groupの「中国性工作者」でわかるかぎりのものであり、断片的な情報でしかありません。会議の名称なども、統一して表記していません。

2009年

●2月20日 セックスワーカー健康関与組織研究討論会(雲南省昆明祥瑞酒店401号会議室)

議題
一、各参加組織が、それぞれの地区でのセックスワーカーの医療環境を紹介する。
二、事例を分かち合って経験交流をする。
三、各組織が各地のセックスワーカーの法律の問題を交流する。
四、セックスワーカー組織交流フォーラムの計画の討論

●7月30日 セックスワーカーフォーラムネットワーク会議

一、インドでの研修の参加者について
二、事務局の職責に関する審査について、若干の文言を修正して採択
三、今後2ヶ月の活動の割り振りを一致して採択、実施を開始
四、UNFPAの研修計画の申請について

●11月24日 セックスワーカーフォーラムネットワーク会議(インターネット会議)

一、第2回フォーラム組織人員の実習
二、第2回研修会議(青島1.10―12)
三、国連人口基金[UNFPA]経費サポートフォーラム研修会議(青島1.13―16)
四、その他の提案と討論

●12月21日 セックスワーカーフォーラムネットワーク会議(インターネット会議)

一、フォーラムの交流会とフォーラムの組織の能力建設にについて討論
二、交流会議の議事日程について(1月11日―1月12日、青島)
三、研修会議の議事日程について(1月13日―1月15日、青島)

2010年

●1月10日―12日 交流会議(青島)

1月11日
 午前
UNAIDSの職員のあいさつ
男性セックスワーカー工作と分かち合い
 午後
女性セックスワーカー工作と分かち合い
総括
 晩
アウトリーチ活動

1月12日
 午前
フォーラム前期活動総括報告
フォーラムの将来の工作計画、工作規約
 午後
フォーラムの規約制度とフォーラムのその他の事項の討論と表決

●1月13日―17日 中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラム組織能力建設研修会(青島)

1月13日
 午前
UNFPAの職員のあいさつ
国際セックスワーカーとNGOの現況
国内セックスワーカーとNGOの現況と発展計画
 午後
プロジェクトの管理モデル
プロジェクトの観測と自己評価

1月14日
 午前
セックスワーカープロジェクトサポート組織と基金会の理解と申請
プロジェクト[申請?]書を書く
 午後
プロジェクト書の難しくてわからない点の解答
国内のセックスワーカーに関する法律

1月15日
 午前
セックスワーカーの職業上の技巧
セックスワーカーがどのように自分を保護するかと安全の問題
 午後
会議の総括

研修専門家:
・張菊芳(倍能组织能力建设与评价中心)研修専門家(14日、15日午前)
・郭暁飛(中国政法大学講師)、中国の法律と同性愛との関係についての専著。潘汝銘教授の下で、中国のセックスワーカーと関係NGOに対する研究プロジェクトに参加したことがある(15日午後)。
・張寧(山東膠州病院皮膚科主任)(16日午前)

●1月15日―23日 中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムの組織の間の学習(UNFPAがサポート)

●2月1日 中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムインターネット会議

一、北京愛知行折翼天使組織の責任者の方雪妃が離れる。
二、フォーラム交流会の議事日程について(3月18日-3月21日、武漢)
三、フォーラムの宣伝の小冊子と性病の知識の小冊子について……修正したうえで印刷する。

●3月18-21日 中国セックスワーカーネットワークフォーラム組織交流会


 19日
UNAIDSの職員のあいさつ
会議紹介
フォーラムの活動報告と活動計画
 フォーラムの前期活動総括報告
 2010年度の活動計画の制定
フォーラムの発展計画を制定

 20日
フォーラムの規約を制定
会議の総括

●5月6日 中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラム5月フォーラム理事インターネット会議

一、投票で理事長を選出→鄭煌に
二、UNFPAプロジェクトの残金使用状況
三、フォーラムへの加入申請プロセスの緻密化
四、青島你我青少年健康サービスセンターのフォーラム加入申請に関すること
五、フォーラムの技術グループ設立を討論

●10月25日午後7―9時 中国セッスクワーカー組織ネットワークフォーラム第5回インターネット会議

一、新しい組織のメンバー
 天津深藍女性家園、江油市温馨家園
二、フォーラムの最近の活動の報告
 1.RCCプロジェクト
 2.法律知識の小冊子
 3.フォーラムのウェブサイト
三、フォーラムの今後の活動計画
 1.UNFPAがサポートする全国の厳打(売買春に対する厳しい取締り)調査プロジェクト
 2.アジア促進会がサポートする年末のフォーラムのメンバーの組織の能力建設研修会
四、フォーラムに対するみんなの意見と建議

2011年

●3月20―23日 中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラム2011年3月研修クラス

●4月28日午後7―9時 中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムインターネット会議

一、2010年フォーラムプロジェクト工作完成状況と財務報告
 1.UNAIDSのプロジェクトの報告と財務報告
 2.UNFPAの組織能力建設プロジェクトの報告と財務報告
 3.UNFPAの厳打調査報告プロジェクトの報告と財務
 4. フォーラムの組織の実習の報告のとりまとめ
二、フォーラムの最近のプロジェクトの活動報告
 1. フォーラムの組織の能力建設研修会
 2.4つのフォーラムのメンバーの組織の研修クラス
 3.地図法プロジェクト
三、その他の議題の討論

●8月3日19:15―20:50 中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムインターネット会議

一、フォーラムの第2四半期の財務報告
二、フォーラムの第2四半期の活動の展開状況の報告
三、フォーラムの9月の研修会議の討論
四、ICAAPのポスターの討論
五、フォーラムのメンバーの最近の活動の分かち合い

●9月24―25日 中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムの能力訓練会議(上海)

・アジア太平洋地区セックスワーカーネットワーク(APNSW)の責任者(Andrew Hunter)との経験の分かち合いと交流
・中国セックスワーカーの厳打の法律知識の研修とケーススタディ
・中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムの2010年度および2011年度の活動の総括および今後2年間の発展の討論
・中国セックスワーカー組織ネットワークフォーラムのメンバーの組織のプロジェクトおよび活動の経験の分かち合いと交流

追記

・このフォーラムについては、Tiantian Zhengさんの論文が触れているようです。私はその論文自体は未見ですが、Tiantian Zhengさんが、2009年と昨年に、それぞれ、Red Lights: The Lives of Sex Workers in Postsocialist Chinaと、Ethnographies of Prostitution in Contemporary China: Gender Relations, HIV/AIDS, and Nationalismという著作を出されているようですので、いま、注文しているところです。

・セックスワーカー(支援)が中心になった中国の総合サイトとしては、「我的生活」も、かなり豊富な情報を発信しています。また、日本におけるセックスワーカーのHIV感染予防の問題に関しては、水島希「セックスワーカーの労働条件としてのHIV感染予防」『季刊ピープルズ・プラン』No.31(2005年夏)で述べられています。水島氏は、売春と性風俗産業が警察の管轄下に置かれていることと、セックスワーカー/顧客/経営者の間に経済的利害関係があって、セックスワーカーが最も弱い立場に置かれていることを問題として指摘しておられます。前者は中国と共通する面が大きい問題であり、後者は中国ではまだあまり追究されていない問題のように思います(この点は、もう少し調べてみなければいけませんが)。

(1)性工作者平台宣传册子电子版」中国性工作者2010年2月2日。
(2)フォーラムのサイトにも掲載されておらず、組織自体のブログなどもない組織(フォーラムのサイトの我们的成员机构のページは更新が少し遅れており、新しく加入した組織はまだ掲載されていません)に関しては、以下のような個別のページの説明に拠りました。たとえば、北京愛知行(折翼天使)については、「【China AIDS:6623】 介绍新的性工作者干预小组——北京折翼天使 (受方雪妃本人委托)」China Youth HIV/AIDS Assembly2011年6月26日といったぐあいにです。
(3)本ブログの記事「『第1回セックスワーカーデー』、中国民間女権工作室、セックスワーカーの互助団体の萌芽」でも、雲南省昆明市の「健康亭」のそうした交流の機能について紹介しています。
(4)China Sex Worker Organisation Network Forum“Anti-Pornography Crackdowns: Sex Work and HIV in China”《Research for Sex Work 13: HIV and Sex Work – The view from 2012 (English/Chinese) (性工作研究)》2012年刊[PDF]p.3-4.
(5)关于中国性工作者机构网络平台」2010年4月12日の「中国性工作者机构网络平台二年战略规划」の中の「2010年度运作计划」と「平台2012年度工作计划」2012年3月8日。
(6)HIV専門家会議、性産業現場でのコンドーム利用促進を求める」国連人口基金東京事務所プレスリリース2007年4月。
(7)2009年工作计划」中国性工作者2009年3月24日の添付ファイル郑煌「性工作者健康干预机构研讨会会议报告」。
(8)叶海燕「转发:性工作者健康组织参加全球基金的情况」中国性工作者2010年3月25日。
(9)UNDPとUNFPAとUNAIDSとAPNSWが協力して、アジア太平洋地区のセックスワーカーの法律的環境がセックスワーカーの中でのHIV予防に対する影響についての研究をおこなっています(「亚太地区性工作者有关法律环境、人权及应对HIV工作国家草案(中国部分)」中国性工作者2011年12月15日)。
(10)たとえば、「セックスワーカーたちの、 UNAIDS(国連エイズ合同計画)による『HIVとセックスワークについてのガイダンス・ノート』への意見書 」(すぺーすアライズ)では、「国連エイズ合同計画」に対する「セックスワークプロジェクト国際ネットワーク」の批判が述べられています。
(11)关于近期有关部门扫黄打非所带来不正当执法问题声明」中国性工作者2010年7月21日、「性工作者平台机构针对"扫黄打非"中问题发表声明」China AIDS Group中国艾滋病网络2010年7月21日(来源:红尘网http://www.hongchen2006.com/?viewnews-22294)。
(12)2010年严打对性工作与艾滋病防治影响研究[PDF])」女声網2011年11月12日。
(13)公安部:游街示众反应基层公安轻视人权」人民網2010年7月26日[来源は大河網]、「公安部:坚决制止将卖淫嫖娼者游街示众」『南方日報』2010年7月27日、「売春女性の『市中引き回し』、今後はNG=公安部が禁止令―中国」レコードチャイナ2010年7月26日、「四部门发文要求教育挽救卖淫女 禁止游街示众公开曝光」法制网2010年12月12日、原文は、「公安部、人力资源社会保障部、卫生部、全国妇联联合下发关于在查禁卖淫嫖娼等违法犯罪活动中加强对卖淫妇女教育挽救工作的通知」(泉州市公安局公众服务网より)。
(14)2012年12月17日“国际终止暴力对待性工作者日” 联署信鸣谢与声明」北京同志中心ブログ2013年1月9日。
(15)以下で、連署した団体名を挙げておきます(中国語のままで済みません)。
 北京佐佑中心、深圳夕颜、姐姐仔会(香港)、上海心生、午夜蓝(香港)、爱白文化教育中心、、全国艾滋病信息资源网络、天津信爱文化传播中心、云南平行同志特区(权益小組) 、飞赞网、Ladyboy互助网络、同志之声[以上は、12月17日時点での連署団体]、胶州爱心健康咨询中心、郑州市和而不同艾博公益、福建城堡工作组、中国彩虹健康中心、福建省福桐联合会、上海女权公益小组、北京同志中心、北京纪安德、同志亦凡人、河北沧州爱无界关爱工作组、上海爱的家园互助小组、北京女同志中心(北京拉拉沙龙)、中国人民大学性社会学研究所、北京爱知行研究所、天津海河之星艾滋病感染者、广西碧云湖社区、重庆爱助之家感染者互助小组、陕西同康工作组、河北青鸟公益、成都同乐健康咨询服务中心、中国艾滋病病毒携带者联盟、跨越中国、东珍人权教育中心、鞍山市立山区艾滋病防治工作组、浙江爱心工作组、河南公益先锋、天津友爱家园、天津深蓝工作组、山西蓝典工作组、辽宁省本溪爱蓝健康服务中心、同城青少年资源中心、河南三禾工作组、淡蓝网、沈阳爱之援助、在一起-南昌LGBT工作室、性工作者机构网络平台 、浮萍健康工作室、女同学社(香港)、深圳艾滋病关注小组、基纷Gayfunhk.com、GaySpot点杂志、BNUZ-性别文化协会、天津艾馨家园HIV工作室、中国les广播电台、沈阳阳光工作组、中国男同健康论坛、Please add on 亚洲促进会、贵州黔缘工作组、“半边天”河北永清感染者互助组、吉林省常春藤工作組 、绵阳同志关爱小组、亚太性工作者网络(APNSW)、YouthLEAD(青年领袖)、Different Avenues(美国)、深圳智同、花样年华重庆同心工作组、Asia Pacific Transgender Network (APTN)、向阳花开•杭州LGBT、缅甸性工作者网络、公共卫生治理项目、Scarlet Alliance, Australian Sex Workers Association、天津滨海工作组、鞍山彩虹工作组
 連署した個人は、以下のとおりです。
 潘绥铭、童戈、荣维毅、黄盈盈、郭晓飞、程青松、陶涛、郭子阳、王明荣、二言、王超、Damien、江晖、叶海燕、海斌、朱羽、晓轩、朱历男、洪哲欣、张震、洛羽成非、真真-S-mile、小夕、勵君、小姐说、小娜、小彬、Macy、池诚
 連署したセックスワーカーは、以下のとおりです。
 小夕(深圳)、伪娘瑞琪、宇豪、谢飞、晨晨、骨精权、小李、李永生、钱井、吴名、阿力、Andy、子龙、小轩、赵云、小刘、人妖菲菲、阿西、张朋、李伟、希望、Ladyboy Rachel、刘三九、TS Mimi、忠兴、平安、胡、田一凡、张全、陈刚、李健、魏哥、兽兽、胡子壮男、亞鴻、阿凯、大山、田皓、李發、阿聯、大彬、阿全、呂詞軍、馬利、阿正、小強、安東尼、飞哥、阿強、阿超、晓杰、小凯、阿信、小宝、阿枫、阿彪、小亮、Jacky Wu、Matthias Lehmann、米露、肖强、鑫宝、小辉、遥小蝶、小黑、小东北、宇阳、李欣、牡丹、小洋、小少、乔丹、李哲、阿伟、小轩(北京)、海洋、
(16)北京愛知行研究所は、2006年に女性セックスワークプロジェクトを開始して、彼女たちの健康や権利についての研修をしてきており、2007年末には、女性セックスワーカーが比較的集中している地区に、「女性セックスワーカー活動センター」を設置して、彼女たちが相談に来たり、研究所が各種の活動を組織しやすくしたとのことです(「联合国艾滋病规划署官员来访北京爱知行研究所女性性工作者社群」NGO発展交流網2010年7月2日)。
(17)武嵘嵘「女性性工作者看待邓玉娇事件与宣言——尊严与人身安全是我们共同的需求!」(中国性工作者2009年5月31日)の中の「就邓玉娇事件女性性工作者讨论会纪录及宣言」
(18)叶海燕「针对“邓玉娇事件”发出的声明」荼蘼花尽2009年5月20日。「针对“邓玉娇事件”发出的声明」中国性工作者2009年5月21日。
(19)民间女权组织上演邓玉娇事件行为艺术」中国性工作者2009年5月29日、中国民间女权工作室「民间女权组织上演邓玉娇事件行为艺术」中国発展簡報2009年5月31日。
(20)我为什么要倡导性工作合法化?」中国性工作者2011年6月28日。
(21)葉海燕さんのほか、郭子陽さん(北京同行工作組)、藍藍さん(天津信愛文化伝播中心)、鄭煌さん(上海心生)、蔡明宏さん(フォーラム書記局)、嗄嗄さん(天津深藍工作組)がこの議論に参加しています(同上)。
(22)关注性工作者权益、呼吁性工作合法化的公开信(联名签署)」愛知行動2010年8月7日。
(23)分享一个关于性工作者平台的讨论(还有我的个人看法)」中国性工作者2011年6月30日。
(24)【China AIDS:4048】 回复:叶海燕的竞选 性工作者部类」China AIDS转载BLOG2009年5月8日。
(25)同上
(26)【China AIDS:6517】 欢送全球基金离开中国!感谢你们对中国做出的贡献」China AIDS GROUP中国艾滋病网络2011年5月13日。
(27)叶海燕遭遇当地数名男子伤害事件」2012年5月25日、「【China AIDS:7307】 Fwd: ] 叶海燕遭遇当地数名男子伤害事件」2012年5月25日。
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