2017-08

女性科学技術者の困難と地位向上のための活動

 中国でも、近年、女性科学技術者の地位向上のため活動が徐々に始まってきました。まず、それらを、年表の形式でまとめてみます。

1993年
 7月 中国女性科学技術活動従事者親睦会[中国女科技工作者聯誼会]設立。
2002年
 9月 中国物理学会に女性工作委員会設立。
2007年
 3月 中国科学院など「わが国の女性が科学技術活動に従事している現状の研究(我国女性従事科技工作現状的研究)」発表。
 8月 中国女性科学技術活動従事者親睦会第2回代表大会、「中国女性科学技術活動従事者親睦会」を「中国女性科学技術活動従事者協会[中国女科技工作者協会]」に改称
2008年
 9月 第10回中国科学技術協会年次総会で初の「女性科学者ハイレベルフォーラム(女性科学家高層論壇)」開催
2009年
 4月 中国科学技術協会に「女性科学技術活動従事者専門委員会(女科技工作者専門委員会)」設立されたことが各紙で報じられる。  

1 女性科学技術活動従事者の状況の問題点

 以上のようなさまざまな活動をつうじて、女性科学技術者が置かれた状況の問題点が以下のように明らかになりました。

高い地位に女性がいない
 中国には900万人あまりの女性の科学技術活動従事者(科技工作者。この中には、科学技術に関する情報サービスやコンサルティング活動など、研究教育活動に直接従事しない者も含まれる(1))がおり、全体の1/3を超えている。しかし、高い地位にいる女性は非常に少ない。
 ・中国科学院(日本語:Wikipediaの説明SciencePortal Chinaの説明)の院士705名のうち、女性は5%前後である。中国工程院(日本語:Wikipediaの説明SciencePortal Chinaの説明)の院士701名のうち、女性は39名で、5.5%である。
 ・国家の重点的科学技術計画の中核層では、女性の比率はさらに低い。「913」計画が招聘した首席科学者175名のうち、女性は8人で、4.5%しかいない。「836」計画の専門家グループには女性メンバーはいない。
 ・167の全国的な自然科学専門学会の常務理事の中で、女性は8%を占めるにすぎない(2)
 ・中国青年科学技術賞[中国青年科技奨]の受賞者のうち、女性は8.4%にすぎない(3)

採用の差別
 ・就職の段階で「水準がほぼ同じなら、招聘や任命をする部門は男性を多く選ぶ」という隠れた差別があり、明文で「男性のみ」と定める明示的な差別さえある(4)
 ・中国科学院の数学・システム科学研究院の研究者の話:研究院を卒業しても、研究員になれるのはごく一部で、多くは高等教育機関に行くが、「多くの同級生が言うには、高等教育機関[大学など]は女子学生をわりあい排斥していて、上半期に契約したのはみな男子学生だった。人事部門は、女子学生には『ちょっと待ってくれ。もし男子学生が来なかったら、下半期に女子学生を考慮する』とさえ言う。」(5)

家事・育児負担の差別
 ・『わが国の女性が科学技術工作に従事している現状の研究』によると、「基本的にまたは完全に家事を担っている」人は、女性は78%だが、男性は12%だけである(6)
 ・とくに中・青年の女性は、子どもの教育の問題によって職業発展の黄金期が影響を受ける。40歳以降も、それまでの蓄積の差により、同年齢の男性と比べて業績が劣り、特に職務の獲得が男性より少なく、発言権において弱者である(7)

青年のための賞・基金、プロジェクトの年齢制限と出産・子育て
 ・呉令安(中国物理学会女性工作委員会主任):「現在の青年科学基金の申請の年齢制限は男女一律で、35歳を超えるともう申請できません。これは女性に不公平です。多くの女性はその前に出産・育児などの任務を完成させなければならず、成果は男性ほど多くありません。」(8)
 ・馬瑾(中国科学院院士):「青年科学技術賞は男女とも45歳(?)以下でなければなりませんが、女性はほとんどみな45歳の前に妊娠や出産・育児をしていますから、研究の積み重ねはおのずと男性より少ないのです。」(9)
 ・呉啓迪(全国人民代表大会常務委員、元教育部副部長):女性は25歳から35歳の間は結婚や出産で忙しいために、比較的年をとってから力を出すにもかかわらず、「国家の多くのプロジェクトは年齢制限があり、このために多くの女性科学者の目が摘み取られてしまいます。私はこれは大問題だと思います。」(10)

定年差別
 ・呉啓迪:「いま、女性科学技術活動従事者の最大の問題は定年です。」「現在、男性と女性は定年が異なっており、女性科学者、女性エンジニア[工程師]は55歳で退職しなければならず、若干のところでは50歳で退職しなければなりません。男性はみな60歳であり、これは不公平です」(11)
 ・劉恕(元中国科学技術協会副主席)「多くの女性は45歳以降に第二の春を迎えるのですから、女性科学技術活動従事者の定年を延長し、少なくとも男性と同じにすべきです。科学技術で賞をもらった女性は、大多数が45歳以上だったという過去のデータがあります。」(12)

県地域[県域]の科学技術活動従事者における性差別
 県クラスやそれ以下のクラスの科学技術活動従事者(農業技術者、衛生技術者、工程技術者など)は農村建設に大きな役割を果たしている。2008年4月、中国科学技術協会は、彼らの状況に関して調査報告を発表したが(13)、以下のような男女の差別が明らかになった(14)
 ・収入──学歴の95%は、中等専門学校(20%)、高等専門学校(47%)、大学(28%)の3つだが、その3つの学歴の場合は、同じ学歴どうしで比較しても、男性の科学技術活動従事者の収入は、女性より7~8%高い。
 ・執務の条件──長距離の電話・ファックスが自由に使える人は、女性の50%で、男性より6%低い。
 ・研修の機会──5年以内に所属機関が組織した(または出資した)訓練・研修に参加したことがある女性は53%で、男性より3%低い。
 ・仕事の認められやすさ──男性の72%は、自分の仕事が指導者や同僚に認められていると答えているが、女性は65%である。実地調査によると、職場の指導者や同僚は通常は男性が主で、彼らは女性との接触が相対的に少なく、交流が乏しいので、女性の仕事はしばしば了解や理解がされにくい。
 ・職称──男性は、中級、副高級、正高級の職称を持つ人が、それぞれ48%、13%、2%いるが、女性は、それぞれ46%、8%、1%にとどまる。

 女性の大学院生などは増えているのですが、趙蘭香さん(「わが国の女性が科学技術活動に従事している現状の研究」課題グループの長)によると「科学技術界の高いクラスでは、女性の占める比率は高くなっておらず、むしろ幾らか低くなっている」とのことです。趙さんは、この点は、近年、市場経済化にともなって、男女の性別分化や女性の家庭役割が強調されていることが女性の地位向上に対してマイナスになっていると述べています(15)

2 女性科学技術活動従事者の組織や活動

 以上のような状況に対して、女性科学技術者たちの活動が始まります。

1993年7月 中国女性科学技術活動従事者親睦会設立

 まず、ずいぶん以前のことになりますが、1995年の北京での世界女性会議を前にした1993年7月、中国女科学技術活動従事者親睦会[中国女科技工作者聯誼会]が設立されています。この親睦会は、世界女性会議へ参加、懇親活動、国際交流活動などをおこないました(16)

2002年9月 中国物理学会女性工作委員会設立

 1999年、 国際純粋・応用物理学連合(International Union of Pure and Applied Physics[IUPAP])の第23回代表大会で、女性物理学者ワーキンググループ(Working Group on Women in Physics[WGWIP])が設立されました。2000年6月、呉令安さん(中国科学院物理学研究所研究員)は、その第1回会議に中国の代表として出席しました。さらに、2002年3月にパリで開催された第1回女性物理学者国際会議(International Conference on Women in Physics[IUPAP])にも中国の代表団を率いて出席しました。同会議では、女性物理学者の地位向上などのための決議「物理学における女性」(日本語訳)が議決され、この決議はIUPAPの第23回代表大会でも採択されました(17)

 それを受けて、2002年9月、中国物理学会にも女性工作委員会が設立され(最近、HPもできました[中国物理学会女性工作委員会])、呉令安さんは、その主任になりました。その後、毎年の中国物理学会の年次総会では、女性物理学者の円卓会議が開かれています。

 女性工作委員会は、2005年の国際物理年の前夜、「国家の自然科学基金プロジェクトにおいて、女性の基本的比率を保証することに関する提議」をおこない、プロジェクト申請の責任者や獲得する基金の少なくとも10%を女性にすることや、出産育児活動で研究を離れた女性が研究に戻るのを助けるための専門の基金を作ることを提案しました。

 また、呉令安さんらが働きかけて、中国物理学会は女性研究者のための「謝希徳賞」を設立しました(謝希徳は中国の女性物理学者[1921-2000](18)、「中国物理学会謝希徳女性物理奨章程」)(19)

2007年3月 「わが国の女性が科学技術活動に従事している現状の研究[我国女性従事科技工作現状的研究]」発表

 2005年2月から2006年11月にかけて、中国科学技術協会、中国科学院、中国工程院、中華全国婦女連合会、中国科学院政策と管理科学研究所、中国科学院戦略研究センターは「わが国の女性が科学技術活動に従事している現状の研究」プロジェクトをおこないました。31の省の在職者(研究機構、大学、企業)や北京の大学院生にアンケートを配布(2971部を回収)し、一部の院士にも取材して、その結果を2007年3月に発表しました(20)

 この研究の背景には、「ますます多くの国家が女性の科学技術の人的資源の開発を重視し始めたという大きな背景の下、わが国の関係する政府部門が、国家戦略のニーズと国家の科学技術の競争力を向上させるという面から、科学技術界の女性問題の研究を重視した」ということもありました(21)

 このプロジェクトは、以下の7項目の政策提案もおこないました(要旨)。
 1.科学技術の立法と政策において、女性の発展の特殊な障害を明確にし、ジェンダー平等の理念を組み込む。「科学技術進歩法[中華人民共和国科学技術進歩法]」の中に、女性科学技術活動従事者の平等な発展の権利を保護する内容を入れる。科学技術の政策と制度設計において、ジェンダー問題を重視し、「科学技術における女性の平等戦略」を実施することを考慮するなど。
 2.女性の科学技術活動従事者に対する組織体系の建設を強める。中国科学技術協会に女性委員会を設立して、現有の女性組織、科学技術組織とつなげて、緊密に連係したネットワークシステムを形成する。
 3.女性科学研究基金を設立し、女性科学者が科学研究に参与する程度を向上させる。
 4.女性特別研修基金を設立し、女性科学者に職業の発展の中で必要な学習の機会を提供する。
 5.女性の発展に関する面の国際的な科学技術の交流と協力を重視する。
 6.女性科学技術活動従事者の発展は、最も根本的には、やはり自らの努力が必要である。自尊・自信・自強の精神を追求する。
 7.女性の職業の発展において特に目立つ問題を適切に解決し、女性が科学技術の革新に従事するためにより良い条件を提供する。科学技術活動従事者が比較的密集して住んでいるコミュニティに「中国女性科学技術活動従事者懇親会」などの基層組織を設立して、女性科学技術活動従事者の子どもの教育問題に対して「非営利的な」相談・交流・協力活動をおこなうなど。(22)

2007年8月 「中国女性科学技術活動従事者親睦会」を「中国女性科学技術活動従事者協会」に改称

 先述のように、1993年に中国女科学技術活動従事者親睦会が設立されましたが、親睦会レベルの組織では、女性のための政策の実現には結び付きにくいという限界がありました(23)

 そこで、2007年8月、中国女性科学技術活動従事者親睦会は十数年ぶりに大会を開き(第2回代表大会)、その席で、元中国科学院副院長で工程院院士の胡啓桓さんが、「中国女性科学技術活動従事者親睦会[中国女科技工作者聯誼会]」を「中国女性科学技術活動従事者協会[中国女科技工作者協会]」に改名して、今後、女性たちの意向や訴えを述べ、状況の調査もして、政策的建議などをおこなっていくという提案をし、了承されました(24)

2008年~ 「女性科学者ハイレベルフォーラム」開催

 2008年から、中国科学技術協会年次総会の際に「女性科学者ハイレベルフォーラム(女性科学家高層論壇)」が開催されるようになりました。具体的には、以下のような形でおこなわれています。

2008年9月 第1回
 テーマ:「女性科学技術活動従事者の社会的責任」
 9月16日午前 「広範な女性科学技術活動従事者を動員して、新しい型の国家の建設のために力を尽くそう」というテーマの報告会
 9月18日午後 「科学技術事業と女性の発展」というテーマの座談会(25)

2009年9月 第2回
 テーマ:「女性科学技術活動従事者の創新(新しいものを作り出すこと)と発展」
 9月9日午前 「科学技術女性と創新」というテーマの報告会
  〃 午後 「科学技術の創新と経済の穏やかで比較的速い発展における科学技術女性の役割」というテーマの座談会(26)

 上のテーマからは、女性の国家や社会に対する貢献を論じるような色合いが強いように見えます。といっても、実際には、女性科学技術活動従事者の地位向上の問題も多く論じられています。ただ、詳しくは調べていませんが、その点も、「女性が能力を発揮して国家・社会に貢献する」という文脈に位置づけられているのかもしれません。

2009年4月 中国科学技術協会に「女性科学技術活動従事者専門委員会」が設立されたことが各紙で報じられる

 2008年9月の中国科学技術協会(SciencePortal Chinaによる説明)の第7期第8回常務委員会は、中国科学技術協会に、女性科学技術活動従事者専門委員会[女科技工作者専門委員会]を増設することを決定し、2009年4月1日には、新聞各紙で、女性科学技術活動従事者専門委員会が設置されたことが報じられました(27)

 女性科学技術活動従事者専門委員会の職責は、以下の点です。
 ・女性科学技術活動従事者の成長・発展を促進する工作目標・重点任務の制定を研究・促進し、実施を指導する。
 ・中国科学技術協会がおこなう女性科学技術活動従事者工作のガイドライン・年度工作計画の審議をする。
 ・女性科学技術活動従事者の国内の学術交流活動の展開を積極的に推進する。
 ・科学技術知識の普及を推進し、女性の科学の教養を向上させる。
 ・女性科学技術活動従事者の状況の調査をおこない、関連する政策的提案をし、女性科学技術活動従事者の合法的権益を保護し、女性科学技術活動従事者の声や要求を反映する。
 ・科学技術協会系統の女性科学技術の団体の組織建設を推進し、女性科学技術活動従事者の隊伍の建設を強化する。

 女性科学技術活動従事者専門委員会が、その後、具体的にどのような活動をしているかはまだよくわかりませんが、上で述べたような、中国物理学会女性工作委員会や「わが国の女性が科学技術活動に従事している現状の研究」プロジェクトが提案している点のほか、女性科学技術者たちからは以下のような要望も出ていますので、それらの点に取り組むことが必要なのだろうと思います。
 ・出産・育児期の女性の科学技術活動従事者にサポート(有給の休暇、フレックスタイム、家事サービスを購入するための生活手当など)をおこなう。
 ・中学生(日本で言う中高生)時代に、女性科学者のモデルを紹介するなどして、女性を科学技術活動に導いて、より多くの女性が科学技術領域に入ってくるようにする。(28)

 以上でのべたように、国際的な女性科学者の地位向上の流れ、女性の能力を活用したいという国家の側の思惑、中国の女性科学技術者自身の願いなどがあいまって、中国でも女性科学技術者の地位向上の取り組みが始まっています。まだ目に見えるはっきりした成果は少ないように思いますが(29)、一つ動向になっていることはたしかだと言えましょう。

(1)三上喜貴「中国の科学技術政策」(1998年)の1.3「人材の雇用構造」参照。
(2)以上は、「《我国女性従事科技工作現状的研究》報告摘録」『科学時報』2007年3月8日。
(3)女科技工作者期盼更多発展空間――女科学家高層論壇女科技工作者“高位欠席”現象」『中国婦女報』2009年9月23日。
(4)科技女性職業発展遭遇三重障碍」『人民日報』2007年3月15日。
(5)陳歓歓「“難与不難是相対的”――訪中科院数学院女性科技工作者」科学網2007年3月8日。
(6)給女性科技人員平等発展権――訪“我国女性従事科技工作現状的研究”課題組組長趙蘭香」『科学時報』2007年3月8日。
(7)同上、
(8)中国女科学家的発展困境」科学網2008年3月7日
(9)女科技工作者期盼更多発展空間――女科学家高層論壇女科技工作者“高位欠席”現象」『中国婦女報』2009年9月23日。ただし、「中国青年科技奨条例(2003年6月17日実施)」(ワードファイル)第2条では「40歳以下」になっているのですが。
(10)女科学家:女性退休年齢応延長」『重慶晨報』2009年9月10日。
(11)同上。
(12)同上。
(13)1800万県域科技工作者成新農村建設重要力量」(2008年4月29日)中国科学技術協会HP
(14)県域科技工作者中的性別歧視需要高度関注――全国県域科技工作者状況調査之十一」(2009年2月23日)中国科学技術協会HP
(15)趙蘭香さんは次のように述べています。「現在、科学技術界の高いクラスでは、女性の占める比率は高くなっておらず、むしろいくらか低くなっている。この種の現象は改めて考えるに値する。前の世紀の六、七十年代に強調されたのは、性別の差異をなくすことであり、古い世代の女性科学者は、彼女たちの事業が成長する重要な時期に、客観的にこの時代にめぐりあったため、性別の差異の問題をほとんど考えなかった。しかるに現在は、商業的利益の社会的環境に対する影響が大きすぎて、女性の地位向上に対して若干マイナスの影響を与えていることは、女性自身も時に意識していないかもしれない。商業化の息吹きは、女性を力のかぎり、女性的魅力がある社会的役割に形作り、より多くの家庭役割を担わせる。それに伴って、女は男に及ばないとか、男尊女卑とか、男が主で女が従、とかが再度水面に浮上し、堂々と社会の主流の中に入りさえしている。」(「給女性科技人員平等発展権――訪“我国女性従事科技工作現状的研究”課題組組長趙蘭香」『科学時報』2007年3月8日)。
(16)中国女科技工作者聯誼会」2001年APEC婦女領導人会議のページ
(17)中国女科学家的発展困境」科学網2008年3月7日
(18)China ABC「中国著名な女性科学者」(中国国際放送局)の中で紹介されています。白鳥冨美子「女性物理学者の党中央委員――謝希徳女史」『アジア経済旬報』1237(1982年10月上旬)という一文もあります。
(19)中国女科学家的発展困境」科学網2008年3月7日
(20)給女性科技人員平等発展権――訪“我国女性従事科技工作現状的研究”課題組組長趙蘭香」『科学時報』2007年3月8日。結果の摘要は、「《我国女性従事科技工作現状的研究》報告摘録」『科学時報』2007年3月8日。
(21)張利華・陳鋼「女科技工作者渇望突破成長“天花板”」『科学時報』2007年9月3日。
(22)中科院提出七大政策建議 促女性科技工作者発展」中国新聞網2007年3月7日。
(23)趙蘭香さんは、2007年3月、「以前、女性科学技術活動従事者についての組織の多くは懇親会レベルだったので、政策面には入り込みにくかった。科学技術組織システムの中に女性科学技術活動従事者に焦点を合わせた専門的組織を組み込むことを提案する。中国科学技術協会に女性委員会を設立し、女性科学者に関する宣伝・交流・訓練・政策研究などに関する活動を展開することを提案する。いちばん希望するのは、組織建設が工作の展開の役に立ち、若干の実践の中の問題と政策措置の制定とを結びつけるのに役に立つことである」と述べています(「給女性科技人員平等発展権――訪“我国女性従事科技工作現状的研究”課題組組長趙蘭香」『科学時報』2007年3月8日)。
(24)女科技工作者交流与合作的平台」『中国婦女報』2007年8月16日、「我国女科技工作者逾900万 她們的身心健康需要関注」『科技日報』2007年8月17日。
(25)女科学家高層論壇9月将首次挙辨 主題是“女科技工作者的社会責任”」『科技日報』2008年9月3日、「我国首届女科学家高層論壇与会者呼吁──女科技工作者承担更多的社会責任」『中国婦女報』2008年9月22日、「在首届女科学家高層論壇上,有関専家提出──男性科技工作者希望増加女性工作夥伴,注入多様性」『中国婦女報』2008年9月24日。
(26)女科学家高層論壇」(2009-08-06)、「第十一届中国科協年会女科学家高層論壇在我校勝利召開(組図)」(200909-10)重慶師範大学新聞網、「“女科学家高層論壇”関注高層次女性人才成長 女科技工作者隊伍質量優勢相対比弱」『中国婦女報』2009年9月11日、「女科技工作者期盼更多発展空間――女科学家高層論壇女科技工作者“高位欠席”現象」『中国婦女報』2009年9月23日。
(27)中国科協七届八次常委会会議召開」中国科学技術協会HP、「中国科協増設女科技工作者専門委員会」2009-4-1科学網、「発揮女性優勢 中国科協増設女科技工作者専委会」人民網2009年4月1日、「中国科協増設女科技工作者専門委員会」『中国婦女報』2009年4月1日。それらの記事では、設立された日付は「先日」となっていて、曖昧ですが、一応3月頃のことではないかと思います。なお、地方レベルでは、それより以前に、すでにいくつかの地域で女性科学技術活動従事者協会が設立されています。ネットで少し検索しただけでも、2001年1月に広東省で(「広東省女科技工作者協会昨天在穂成立」『羊城晩報』2001年1月9日)、2006年3月に寧波市で設立され(「寧波市女科技工作者協会」中国・寧波公民站)、その他、撫順市(「撫順市女科技工作者協会章程」撫順婦女HP)、広州市(「広州市女科技工作者協会」)で設立されていることがわかります。
(28)張利華・陳鋼「女科技工作者渇望突破成長“天花板”」『科学時報』2007年9月3日。
(29)例えば、1993年に制定された科学技術進歩法が2007年12月に改正された際、「青年科学技術者、少数民族科学技術者、女性科学者などは、専門的技術職務の競争的任命、科学技術評価への参与、科学技術研究開発プロジェクトの担当、教育を引く受け継続する面で平等な権利を有する」(53条)という文言が加わりましたが、あまり実効性のある文言ではないように思います。
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