2017-09

チェン・ウエイスー「布─結びあう女たち」、ユーチン・ヤン「纏足」上映

 第3回「女たちの映像祭」が、2006年12月1日(金)~3日(日)、とよなか男女共同参画推進センター・すてっぷホール(阪急宝塚線豊中駅すぐ)にて開催されます。

 「女たちの映像祭」というのは、2年に1度、インディペンデントのフェミニストの女性監督の作品を上演する映画祭で、今年で3回目です。
 主催は「波をつくる女たち(Women Make Sister Waves)」という女性グループ。
 上演後に必ずトークがあり、監督と観客が作品批評をするのが特色です。
(この映像祭については、ふじみつこさん[彼女のブログ「女たちよ! 女の連帯で平和を!」]にいろいろ教えていただきました)

 今年は、中国関係の映画として次の2本が上演されます。

チェン・ウエイスー「布─結びあう女たち(原題:玩布的姊妹)」(2004年 56分)
 12月1日(金)13:00~15:00、12月2日(土)18:00~20:00上映

 チェン監督は、12月3日(日)のシンポジウム「女の価値観をどう実現するか─女の表現をとおして」(15:00~17:00)にも出席なさいます。

ユーチン・ヤン「纏足─金色の蓮花靴は10センチ(原題:Footbinding:Search for the Three Inch Golden Lotus)」(48分)。
 12月3日(日)18:00~19:30上映

 チェン・ウエイスー(簡偉斯)監督は、台湾在住です。台湾女性映像学会の理事でもあります。台湾電影網による経歴はこのとおりです。
 すでにこの映像祭のキャラバン上映で、「響きあう女たちの声(迴首来的時路)」(1997年 60分)という映画が上演されています。これは戒厳令時代からの台湾の女性運動を扱った作品のようです。「女たちの映像祭」のブログの説明によると、「1971年、帰国したアネット・ルー[=今の副総統・呂秀蓮]は女性学生が増えたことを資源の浪費といい、浮気を理由にした妻を殺した夫に同情が集まる社会風潮に対して批判の意見を発表、そこから台湾の新しい女性解放運動が始まった」とあります。

 今回の「布─結びあう女たち(玩布的姊妹)」は、「玩布工作坊」というワークショップで、女性たちが布の表現に取り組みながら、自分史を語り合って結び付きを深めていくという話のようです。台湾ではすでにDVD(ワードファイル)が発売されています。
 チェン監督には、「《玩布姊妹》的心霊被単」(「網市女性電子報」173期)という文もあるようです。

 ユーチン・ヤン(Yue-Qing Yang)監督は、中国本土出身ですが、現在はカナダ在住です。
 ヤン監督の作品も、すでに第1回の映像祭で「女書─中国の隠された女文字」(2000年 58分)が上演されています。これは、1995年の北京女性会議で「女書」の存在を知ったヤン監督が、「それがどんなものか」「なぜ隠されていたのか」に興味を持ち、探っていく映画です。

 今回の「纏足」でも、監督は、なぜ多くの中国の女性がこの纏足という風習に耐えてきたのかを理解しようと試みているようです。そのためにヤン監督は帰国して、纏足の母とおばを訪ねます。
 実はこの作品は北京会議で上映予定でした。でも「中国の恥」と言われて上映できませんでした。やっと去年カナダのテレビで放映されました。
 纏足については、 最近翻訳された、ドロシー・コウ著(小野和子・小野啓子訳)『纏足の靴』(平凡社 2005年)が評判です。しかしヤン監督の作品は、解説を読むと、纏足を女性文化の創造という観点から捉えるドロシー・コウさんの著作と比べて、女性抑圧の面から捉える傾向が強いもののようです。

 チケットは前売り1000円、当日1400円、5枚つづり券4500円、三日通し券6000円とのことですので、高くないです。
 交流会券は1500円(前売りのみ・軽食飲み物付き)

 他にもアジアの映画が多数上演されます。
 他の作品など、詳しいことは「女たちの映像祭」のブログの10月15日の箇所をぜひ見てください。
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