2017-07

海南島裁判の原告の証言その他

 少し以前のことになりますが、1月15日、中国海南島「慰安婦」訴訟控訴審の第四回口頭弁論が東京高裁でおこなわれ、原告の黄有良さん(80)が証言しました。ハイナンNETの方によると、50人ほどの傍聴席に対して、100人以上の方が傍聴に駆けつけたそうです。

 黄さんは、14歳のときに日本兵から性暴力を受けました。そしてその後、約1年3ヶ月の間に2箇所の兵営で監禁され、性行為を強要され続けました。黄さんは、そのなかでも一番辛かった体験として、「目まいで倒れそうになると殴られ、また同じ姿勢にさせられて集団暴行された。何時間続いたか覚えていない」ということも証言しました。黄さんは、今も当時の光景が目に浮かんだり、悪夢に襲われて飛び起きることがあるそうです(1)

 黄さんは「日本政府に謝罪してもらい、名誉回復と賠償をしてほしい」と国会議員にも訴えました(2)。黄さんによると「当時のことは自分の孫や子どもにも話していない」といいます。けれど「日本の若い人たちが応援してくれて元気になりました」(3)というふうにもおっしゃったようです。

 黄さんの証言に先立ってハイナンNETでは、さまざまなアクションをしました。私は滋賀在住なのでカンパしかできませんでしたが、たとえば、その一つとして「いまさら? いまなお? いま、ここから。日本軍『慰安婦』ユースフォーラム」を開いたことが報じられています(4)

 次回の裁判は、5月15日(木)午前11時から東京高裁818号法廷で行われる予定です。

 また、ブログGazing at the Celestial Blueさんが詳しくお書きになっていますが、2月にも、海南島から新たに88歳の元「慰安婦」女性が被害を公表なさったということです。

(1)「中国海南島 60数年前の悪夢 今も 『慰安婦』訴訟原告が証言」『しんぶん赤旗』2008年1月17日。元「慰安婦」の方の体験については、同紙2007年7月16日付記事「暴行されたのは私と同じ人間だ 『慰安婦』裁判を支えるネット百数十人に成長」に詳しく書かれています←この記事は、ぜひお読みください。
(2)「名誉回復 力貸して 元『慰安婦』原告 紙議員に要請」『しんぶん赤旗』2008年1月17日。
(3)「人模様:戦争体験、日本の若い世代へ――黄有良さん」『毎日新聞』2008年3月1日。
(4)Hainan-ACT 2日目 シンポジウム報告「日本軍『慰安婦』問題 どう学び・どう伝える 若者らフォーラム」『しんぶん赤旗』2008年1月15日。
関連記事

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://genchi.blog52.fc2.com/tb.php/161-41b022de
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

遠山日出也

Author:遠山日出也
 検索から来られた方へ:このブログの記事を分類した一覧である「『中国女性・ジェンダーニュース+』記事総覧」を見ていただくか、下の「カテゴリー」欄を使われると、関連情報がご覧いただきやすいと思います。最近の行動派フェミニストについては、「中国の行動派フェミニスト年表、リンク集」をご覧ください。
 また、「中国女性・ジェンダー関係主要HPリスト」(リンク集)も併せてご覧いただければ幸いです。日本の問題の一部は、「ウィメンズ・アクション・ネットワーク(WAN)の労働争議・まとめ」や「館長雇止め・バックラッシュ裁判」でまとめています。
 恐れ入りますが、スパム対策などのため、コメントは私が拝見した後で表示させていただきます。
 私への連絡はこちらまで

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

最近のトラックバック

最近のコメント

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード