2017-09

中国における女性専用車両導入とフェミニストによる批判

<目次>
一 女性専用車両に対するフェミニストの批判
1.女性専用車両導入の提案とその実施
2.女性専用車両を導入の発想について
 (1)痴漢防止のためというより、「女性を思いやり、女性を尊重する」ため
 (2)強制ではなく「提唱」
3.全体的には賛成が多数
4.「新メディア女性ネットワーク」の調査に回答した3000人以上の女性は、不支持が圧倒的
5.「女権の声」の女性専用車両批判
6.他のフェミニストの論説
7.日本の「女性専用車両」をどう見ているか?
8.主流メディアにもフェミニストの意見
9.まとめ
二 女性車両の実施状況
1.深圳――宣伝が不徹底で誘導もなく、有名無実
2.広州――かなり実施されているが、不徹底
3.まとめ

中国の若いフェミニストたちは、地下鉄・バスにおける痴漢の問題に対して、2012年以後、さまざまな運動をおこなってきた。2015年以後は5人の活動家が刑事拘留されるなど、彼女たちの運動に対する弾圧が強まるが、そうした中でも、地下鉄・バス内に痴漢反対ポスターを掲示することを求めるなど、会社や政府に痴漢防止措置を要求してきた(本ブログの記事「痴漢を女性の服装のせいにする上海地下鉄ブログに対する、ネット内外での女性たちの抗議のうねり」「各地の弁護士・市民が地下鉄会社に対して痴漢防止策の建議・署名運動」「広州で若い女性たちが公共交通の痴漢対策について交通管理委員会、地下鉄公司、警察、婦女連合会などと会談――各地で『赤ずきん』姿で痴漢・セクハラ反対活動」「広州地下鉄にクラウドファンディングによって痴漢反対ポスターを掲示する試みなど――2016年の女性たちの公共交通での痴漢反対運動」参照)。

しかし、そうした要求に対して、地下鉄やバスの会社、政府は応えようとしなかった。

そのため、今年5月には、全国各地の街頭、大学、電車、バス、駅の中で、合計100人近い若い女性のフェミニストたちが、それぞれの場で、自作の痴漢反対ポスターを張った掲示板を身につけて歩いて、ポスターなどによる痴漢防止措置を取る要求をアピールした 。けれども、警察は、この活動を中止させてしまった(「自作の痴漢反対ポスターを身につけて街頭や地下鉄・バス内で見せる全国各地のフェミニストのアクション」参照)。

しかし、さすがに彼女たちの要求自体を無視できなかったからだろうか、6月から、中国でも女性専用車両が導入されたり、痴漢反対ポスターが電車内に掲示されるようになったりした。

今回は、そのうち、女性専用車両をめぐる動向、とくにそれに対するフェミニストの批判と女性専用車両導入後の状況の2点について述べたい。

一 女性専用車両に対するフェミニストの批判

最近、日本のネット上で、イギリスにおける女性専用車両導入案に対する批判が話題になった(「「女性専用車両の存在は性犯罪を認めることと同じ行為? 女性議員が導入案に猛反発 英国」(ZUU online 2017.8.29、「女性専用車両導入は敗北?英国で国民的議論に 日本で乗車経験のある記者は賛成」NewSphere2015.8.31)。

中国のフェミニストも、女性専用車両に対して同様の批判をしている。

1.女性専用車両導入の提案とその実施

2017年1月、広東省政治協商会議11期5回会議で、委員の蘇忠陽さんは、「広州地下鉄に女性専用車両を設置することに関する提案」をした。

蘇さんのその提案は、「広州の夏は猛暑が長く続くので、女性はみな涼しい身なりをするから、『地下鉄の痴漢』によって、女性が地下鉄に乗って外出するときに非常に困惑する」ので、「ヒューマナイズな管理を強化し、女性に対する保護と尊重をより体現するために」、列車の先頭や最後尾に「女性専用車両」を設置して、女性に安心して乗車してもらう、というものだった。

6月7日、広東省政治協商会議の主席・王栄さんが同会議の調査研究グループとともに、広州地下鉄グループ、深圳地下鉄グループに行って、蘇さんの提案について調査研究活動をおこなった(1)

6月23日、広州地下鉄は、6月28日から広州地下鉄1号線で、平日の7:30~9:30と17:00~19:00に、広州東駅方面行きの最後尾の車両と西朗方面行きの先頭車両を「女性車両」にすると発表した(2)

6月26日には、深圳地下鉄が、1・3・4・5号線の計4路線で「女性優先車両」の試験的実施を開始した。深圳の場合も、女性優先車両の位置は列車の先頭や最後であるのは同じだった。しかし、広州ではラッシュアワーのときだけ女性専用車両を設置したのとは異なり、深圳では、時間の制限はなく、一日中実行する(3)

私は、この時期に女性専用車両の導入が具体化した背景には、5月にフェミニストグループが公共交通の痴漢問題についてのポスターを身に着けて見せて回る活動を全国各地で展開したことがあるのではないかと思う。

2.女性専用車両を導入の発想について

(1)痴漢防止のためというより、「女性を思いやり、女性を尊重する」ため

6月7日、上述のように広東省政治協商会議の委員たちが広州と深圳の地下鉄公司グループに行って調査研究をした際、以下のような疑問が出された。

(1)広州地下鉄公司:「痴漢は一部の現象にすぎない」
(2)広州地下鉄公司と深圳地下鉄の部門の責任者:「女性車両の特定の集団のためだけのものだから、運輸能力の浪費にならないか?」、「他の車両が混雑するので、地下鉄の正常な運営にマイナスになる」
(3)ある政治協商会議の委員:「女性専用車両の設置は、新たな男女不平等を生み出して、男性乗客の不満を引き起こすかもしれない」(4)

私は、どの疑問の根底にも、痴漢問題に対する軽視があるように思う。しかし、それに対してきちんとした反論がなされたとはとても言えない。

すなわち、(1)の疑問に対しては、当日、委員たちは、「痴漢問題は女性専用車両設置の最も重要な理由ではない」と述べて批判をかわしており(5)、後日、蘇さんは、その点について、「実際は『女性専用車両』の設置は、ヒューマニスティックな思いやり――すなわち、女性に対する思いやり、レディーファーストである。一部のメディアが世論を間違った方向に導いて、焦点を、女性に対する思いやりではなく、痴漢と性差別に当てているが、実際はまったく逆で、これらのことは、女性に対する思いやりであり、性差別とは無関係だ」と言っている。もっとも、蘇さんも、「痴漢防止も『女性専用車両』設置の重要な要素である」とは言っているのだが、その際、「広東の夏はたまらなく暑いために、女子学生はしばしば薄着になり、多くの女子学生がスカートをはくので、混雑したときは具合が悪い」と女性の服装との関係を述べている(6)

広州地下鉄が女性専用車両を導入した公式の理由も、「広州の都市文明の窓口として、広州地下鉄は(……)女性車両の設置を通じて、『女性を思いやり、女性を尊重する』という文明的理念を不断に発揚することを希望する」というものだった(7)

(2)強制ではなく「提唱」

また、(2)の「運輸能力の浪費になる」「他の車両が混雑する」といった疑問に対しては、6月7日には、蘇さんは、「私がしているのは提唱であって、強制ではなく、完全に男性を入れなくするのではない」と反論した(8)

広州地下鉄も、女性車両導入を発表したときの公式のQ&Aで、「女性車両は、女性専用という性格のものか?」という質問に対して、「公共交通において異なる乗客に対して強制的に区別して対応することには、現在はまだ法律的根拠はない。また、女性専用にすると、男女が連れ立ったり、年寄りと若者や家族が連れ立ったりして外出するという実際の状況に合わない。だから、女性車両は『提唱する』という性格のものである」(9)と答えている。

ネーミング自体も、深圳では、女性専用車両ではなく、「女性優先車両」となっている。また、広州では、「女性車両」と表記されている。

2.全体的には賛成が多数

世論の動向はどうかというと、『南方都市報』のネット調査によると、女性専用車両の設置に対して、67%の市民が「賛成」と答え、「反対」は16%、「どちらでもない」も16%であった。男女別に見ると、「賛成」は、その74%が女性で、26%は男性だった。また、「反対」は、その34%が女性、男性が66%であった(10)

この調査の回答者は女性が多かったようだが、回答者の2/3、女性に限定すればそれ以上が女性専用車両に賛成していたと言える。

4.「新メディア女性ネットワーク」の調査に回答した3000人以上の女性は、不支持が圧倒的

しかし、広州のフェミニスト団体「新メディア女性ネットワーク」の微博アカウント「@新媒体女性」も、6月8日の夕方、「深圳地下鉄が女性専用車両を設置しようとしているが、あなたは支持するか?」という質問をしたのに対して回答を寄せた人々は、まったく異なる傾向を示した。

この調査では、1日たらずの間に3000名以上の人から回答を得ている。この点がまず注目される。

そして、回答者のうち、女性で賛成した人は479人(全体の13.8%)だけで、不賛成だった人が2854人(82%)を占めた。つまり、大半の女性が賛成しなかったのだ。なお、男性の比率はごくわずかだが、賛成44人(1.3%)に対して、不賛成は104人(3%)であり、女性ほどではないが、やはり不賛成が多い。

不賛成の理由としては、以下のような点が述べられていた。

(1)やり方が難しい――ex.「一本の列車の一両だけを女性車両にするのか。半分ずつにするのか。もし女性が非女性車両で痴漢に遭ってもかまわないのか」、「設置するなら比率を半分ずつにすべきだ。すべての女性が一両に乗るのなら、豚積車のようにならないか?」

(2)女性車両に行かない女性が責められる――ex.「女性が『普通の』車両で痴漢にあったら、『わざとあった』『なぜ女性専用車両に行かないのか』と責められないか?」

(3)方法が間違っている。解決すべきは痴漢である――ex.「犬が人を咬むことの解決方法として、人を籠に閉じ込める(ようなものだ)」

(4)女性のスペースを圧迫する――ex.「断固として支持しない、生存空間をさらに縮めるだけである」

(5)隔離と差別を招く――ex.「すでに『保護』の名の下に隔離をして女性の職場空間を縮小しているのに、同じ理屈で女性の社会空間を縮小するとは、人種差別のときに『黒人車両』を設置したようなものだ。隔離を打破すべきときに、あわてて囲いを築いている」

(6)文化的偏見を強める――ex.「断固不同意であり、不支持である!!!! なぜ女性が第二の性にならなければならないのか? 特殊な保護は、すなわち隠れた性差別である!!!」、「もし本当にそのような車両を設置したら、女性は『特殊』で、彼女たちは『保護』が必要だと思われるようになる」

(7)明らかにもっと良い方法がある――ex.「反痴漢広告をネットに上げさせず、呼びかけ人を広州から追い出し、その後で女性車両を設置して女を囲い込むとは、本当に痴漢を解決するいい方法だ!」、「1/3の車両を男性専用車両にして、すべての男性をそれらの車両に押し込めて、もし押し込められなければ、次の車両を待たせても、他の車両には乗せにないようにする」、「正しい方法は、各車両にたくさんライブカメラを設置して、痴漢事件をいったん確認したら、犯罪者に対する処罰を強め、拘留および多額の罰金を課して、痴漢を骨の髄まで痛めつけてこそ、恥知らずな痴漢は減る」(11)

これらは、今回報道されたイギリスでの女性専用車両導入反対論とほぼ同じだといえるだろう。

注目すべきは、ごく一部の理論家や小さなフェミニズム団体のメンバーだけが反対しているのではなく、何千もの女性たちがこの問題に回答を寄せて、反対の意を表明したことであろう。これは、それまでに、そうした発想が受け入れられるような活動が展開されていたからであろう。

5.「女権の声」の女性専用車両批判の論説

6月26日、別のフェミニズム団体「女権の声」(「女性メディアモニターネットワーク」)が「『女性車両』は、地下鉄の痴漢を防止できるのか?」という論説を発表した(以下の小見出しは、遠山によるもの)。

この論説は、「女性車両は応急処置であり、根本的な治療ではない『絆創膏』である」と言う。すなわち、「一面では、女性だけが入ることができる空間は、たしかに多くの女性に安全だと感じさせるし、彼女たちも歓迎する」と述べつつも、「その一面で、多くの人が納得できずに、『女性車両』の現実性とその背後のロジックに疑問を呈している」と言う。

(1)現実性――女性を収容しきれないし、トランスジェンダーや男にも女にも見えない人はどうするのか

まず「現実性」という点については、「2016年の公衆の地下鉄の一日あたりの平均の乗客は延べ701.7万人である。その混雑の程度から見て、女性専用車両は、すべての女性乗客を収容するにはまったく足りないから、実際に解決するのは難しい。それに、男性の家族と一緒に出かける女性はどうするのか? またトランスジェンダーの人、あるいは伝統的な性別ではない姿をしていて、見たところ『男でも女でもない』人はどうするのか?」と述べる。

(2)背後のロジック――「女性を思いやり、女性を尊重しよう」

また「その背後のロジック」について言えば、広州地下鉄が、「女性専用車両の設置をとおして『女性を思いやり、女性を尊重しよう』という文明的理念を発揚しよう」と言っていることなどに対して、この論説は、こうした議論は「たとえ主観的には善意によるものだとしても、『女性車両』は依然として女性を保護される弱者の位置に固定するものであり、真に痴漢問題を解決しないだけでなく、痴漢に対抗する女性の意識と能力を養成することもない」と批判している。

そして、「この『試験的措置』の考え方から見て、このような解決法は典型的な『保護的平等、すなわち保護するように見えて、実際には制限する措置によって女性が遭う権力的侵害に対処するものであり、侵害自体には対処せず、女性が不利な境遇を根本的には変えようとしないものだ』」と述べる。

(3)「女性車両」を設置している国は、女性の地位が低い

また、「女性車両」の提案が国外の経験を援用していることに対しては、この論説は、まず、「女性車両」を設置している都市は多くなく、それらの国の女性の地位は低いことを指摘する。

具体的には、まず、世界に200近くある軌道交通を有する都市のうち、「女性車両」を設置している都市はけっして多くなく、日本、インド、エジプト、イラン、ブラジル、インドネシア、フィリピン、マレーシア、アラブ首長国連邦などの国に分布していること、その主な理由は、宗教的理由による性別隔離と痴漢防止であることを述べる。

この論説は、「ジェンダー平等の角度から見ると、これらの国の状況は良くない」と指摘する。「世界経済フォーラム」が発表した「2016年グローバル・ジェンダー・ギャップ指数」の順位から見ると、フィリピンを除いて、これらの国はみな70位より下で、大多数は100位より下だからだ。

(4)ニューヨーク地下鉄の経験

次に、2014年にトムソン・ロイター財団が世界16都市の交通機関に安全状況について各都市400人の女性のアンケートによって調査した結果をもとにして、最も安全だと女性が感じたニューヨークの地下鉄はいかにしてそうなったのか? について以下のように述べる。

1990年代には、ニューヨークの地下鉄は、駅は暗くて危険で、犯罪率は高かった。状況が変わったのは、地下鉄の管理者であるニューヨーク運輸管理局(MTA)が、一連の有効な措置をとったからである。具体的には、監視ビデオを多数設置する、パトロールをおこなう警官を増やす、反痴漢教育の広告(痴漢は犯罪である、混雑は不当な接触の口実にはならない、など)や助けを求めるための広告(痴漢にあったら、許さずに、恐れず職員や警官に言おう、など)を出す、随所に助けを求めるための通話機を設置する、および地下鉄職員と警官に対して反痴漢教育をおこなうことである。

また、運輸管理局のウェブサイトの中に、専門のページを設けて、乗客に対して、どのような行為がセクハラであるかや、安全のための戦略、助けを求めるリソース、および、目撃者はどのようにすれば安全に介入できるかや、乗客はネット上でも匿名で痴漢を報告することもできることなどが述べられている。

この論説は、結論として、「公共交通での痴漢の問題を解決するために最も良い方法は、性別隔離のきらいがある「女性車両」を設置することではまったくなく、痴漢防止措置を強めるとともに、公衆教育を強めて、社会全体に痴漢防止問題をもっと重視させるようすることである。暴力との対抗のプロセスにおいては、積極的な行動が最もよい措置である」と述べて、これまでのフェミニストたちの痴漢反対のさまざまな活動を振り返っている(12)

6.他のフェミニストの論説

他にも、フェミニストは女性車両の設置を批判する論説を発表しているので、以上と重複もあるが、少し挙げてみよう。

たとえば、「澎湃新聞」という上海のニュースサイトに掲載されたある論説は、女性専用車両に対して批判として、以下のような点を述べている。

・女性専用車両は、「男性の欲望は猛獣のようなもので、制御できない」、「女性は生まれつきの弱者であり、自分を保護できない。男性と一緒にいないと女性は危険である」といった女性と男性のステロタイプなイメージを強化する。

・「女性専用車両は、痴漢の被害者は永遠に女性であると仮定しているが、この見方は事実に合致しない」、すなわち被害者には男性もいる。

・さらに重要な点は、トランスジェンダーに対する考慮が欠けていることである(13)

また、中山大学社会学・ソーシャルワーク系の副教授・丁瑜さんは、蘇さんが提案の中で「広東の夏は長いので、女性は涼しい服装をする」ことを強調していることに対して、「実際の痴漢の発生理由はけっしてそうではない。このような言い方は、痴漢を『客観的』な原因によるものとすることになり、また責任を女性に押し付けており、不適切だ」と批判している(14)

ただし、もちろん、「女性車両は、それが必ずしも完全なものではなくとも、女性にとって一定の積極性を持っている」と述べる論説もある。その論説は、以下の2つの事実を考慮すべきだとする。第一に、「中国の大都市で地下鉄に乗ることは、けっして楽で愉快なことではなく、とくにラッシュアワーのときはそうである」こと、第二に、「中国の都市の家庭の共働き比率は全世界で最高であり、とくに深圳のような移民都市では、大量の職業女性が地下鉄で通勤している」ことである。

しかし、その論説の筆者も、反対する者の懸念も理解できると言う。

といっても、「男性に対する差別であるという類」の反対意見は、「一笑にも値しない」とする。なぜなら「このような懸念は、過酷な税を取り立てている富豪階層が、赤貧の者に対する手当てを『金持ちに対する差別だ』と言うようなものであり、こっけいすぎる」からだ。

けれど、筆者は「反対する者の懸念が一概に根拠がないとは言えない」とも指摘する。「なぜなら、中国は典型的な男権社会なので(……) 『女性車両』の設置が、『女性車両』に乗ることができない女性の乗客に対して不利な副作用をもたらす可能性がある」からだとする。それが、普通の車両に乗っている女性の乗客が痴漢にあった場合、「なぜ女性車両に行かないのか」と責められるという状況だとする。

また、「『女性車両』の設置が社会の管理者と法律執行者に『政策的怠慢』の口実にされるかもしれない」ことも問題だという。「地下鉄でのセクハラ・性暴力は、『女性車両』の設置によってなくせるものではない」のに、である。

それゆえ、筆者は「たとえ『女性車両』の設置が論駁できない積極的意義を持っているとしても(……)、私は、多元的な観点がぶつかることによってこそ、『女性車両』を隠れ蓑に堕させず、その政策的副作用を防ぐことができると思う」と述べる(15)

7.日本の「女性専用車両」をどう見ているか?

女性専用車両に批判的な女性たちは、日本が「女性専用車両」を導入していることをどう見ているのかについては、以下の3点にまとめられるようだ。

(1)日本の女性の地位の低さを示している。
(2)日本はラッシュアワーの混雑が非常にひどいので痴漢防止が難しい。
(3)日本では、反痴漢広告を掲示していたり、警察が取り締まりに力を入れている点が中国とは異なることを強調する。

(1)の点は先述の「女権の声」が述べていた点だが、別の論説も、「女性専用車両」がある国の女性の地位がいかに低いかを説いている。挙げられているのは、日本、インド、イラン、アラブ首長国連邦、エジプト、サウジアラビアである(16)

(2)と(3)の点を主張しているのは、女性車両反対の論陣を張っている新メディア女性ネットワークの微博に掲載された論説で、以下のように述べている。

日本の女性専用車両は、実際はやむをえない措置である。これは日本の鉄道運輸の混雑、繁忙さと大きな関係がある。日本の軌道交通は世界的にも発達していることで有名だが、一部の路線は、ラッシュアワーのときは超満員で、そのように混雑している車両の中では痴漢を捕まえるのは難しい。犯人は混雑している状況を利用して逃げやすく、逆に被害者の近くにいる無辜の男性が痴漢だと誤認される可能性もある。

1980年代から、公共交通の痴漢問題が重視され始め、日本の警察は痴漢に対する処罰に力を入れるようになり、各大鉄道会社(現在日本の鉄道の多くは私営である)は、車両内に反痴漢広告を出している(…)。しかし、これらの措置の効果はわずかで、痴漢がはびこっている状況を阻止できていない。このような特殊な状況の下で、日本の鉄道運営者は女性専用車両あるいは専用席を設けて、公共交通の痴漢を減らしている。

中国の類似した政策に対する啓示として言えることは、以下のことである。
・日本の鉄道が極めて混雑しているという現実の下では、公共交通の痴漢問題は他の方法では解決が難しいことが、女性専用車両を導入した主な理由である。
・日本政府(ここでは警察)と社会はすでにその他の面から痴漢反対の努力をしている(反痴漢広告)(17)

この論説は以上のように述べているのだが、私(遠山)は、中国も世界経済フォーラムの指数では女性の地位は世界99位であり、地下鉄やバスが超満員であることもよく言われるので、中国における女性専用車両の有効性自体は否定できないと思う。

8.主流メディアもフェミニストの意見を取り上げる

メジャーなサイトでもフェミニストの声は取り上げられ、一定の影響を及ぼしている。

たとえば、鳳凰網に掲載され、中国網という中国を代表するニュースサイトに転載されたある論説は、「ネットユーザーが女性車両の設置についておこなった討論と論争の主要点」として、1. 女性車両は、痴漢問題に対するその場限りの対処であり、根治ではないのか? 2.痴漢をする人に新たな口実を与えて、さらなる問題を引き起こすか? 3.女性についてのステロタイプなイメージと差別をさらに深刻化するか? 4.無辜の男性に対して不公平さと差別を引き起こすか? を挙げている。

この論説の筆者は、結論としては、痴漢にあった女性の経験などをもとにして、女性車両の設置は女性にとって良い点もあると述べているが、1~3の論点について、フェミニストの主張を詳しく紹介している(18)

中国共産主義青年団の機関紙『中国青年報』にも、「張国」という人が、「普通の車両に乗った女性は、痴漢にあってあたりまえなのか?」、「『レディーファースト』は実は危険な言葉である。それは『女性は弱くて小さい性別だ』というステロタイプなイメージを強める可能性がある」、「差別は、通常無知かステロタイプな印象がもたらす偏見から生じる」など、フェミニズムの観点にもとづいて女性優先車両を論じている(19)

しかし、さすがに、中国の国営通信社である新華社のサイト「新華網」に掲載された「常江」という人の論説は、フェミニストの批判に否定的であり、「性別の強者である男性が女性に対して礼儀を尽くして女性に譲ることは、どの文化でも尊重に値する公序良俗である。広州と深圳の地下鉄が設置した女性専用車両には(……)十分な必要性と合理性があり、疑いなく二つの都市の文明の程度のメルクマールである」と述べている(20)

強くフェミニストの主張に反論している論説もある。たとえば、『新快報』に掲載されたある論説は、「このヒューマニスティックな思いやりにもとづく措置を『性差別』と関係付けるのは牽強付会である。私たちはずっと社会に女性と子どもを尊重し愛護する文明的な気風を作り上げるよう呼びかけてきた。地下鉄・バスなどの公共のリソースに女性車両を設置するのは、女性を思いやる具体的な行動である」、「女性車両を設置した初心は、『男性の体臭を避ける』『痴漢を防止する』というような『せまい意味』や『俗っぽいこと』とだけ理解してはならない」と述べている(21)

しかし、こうした論説も、フェミニストの批判を一つの主張として取り上げている点は、その影響力が無視できないことをあらわしている。

9.まとめ

中国のフェミニストの女性専用車両批判は、だいたい以下のようにまとめられるだろう。
・問題は痴漢なのに、女性のほうを女性専用車両に閉じ込めるのはおかしい。女性の空間がさらに圧迫される。
・女性車両以外で痴漢にあった女性は、女性専用車両に乗らなかったことを責められることになる危険がある。
・「男性の性欲は抑制できないものであり、女性は保護される存在だ」というステレオタイプを強める。
・被害者には男性もいる。また、トランスジェンダーなどの存在を無視している。
・女性専用車両を設置しているのは、イスラム諸国や日本など、女性の地位が低い国々だ。


以上に見られるようなフェミニズムの立場からの女性専用車両批判は、イギリスにもあった。また、女性専用車両がすでに導入されているブラジルやエジプトでも、同様のフェミニズムの立場からの女性専用車両批判はある(22)

日本では、「一笑にも値しない」レベルの女性専用車両反対論が多く、フェミニズムの視点からの女性専用車両に対する批判はそれほど表には出ていない。

しかし、そうした日本でも、たとえば、2007年に堀井光俊氏がおこなった女性専用車両についてのアンケートに対して、「女性に対して不公平」だから女性専用車両の導入拡大を望まないと述べた意見があったという。それは、「痴漢をしているのは男性なのに、なぜ被害者の女性が何かをしなければいけないのか」、「行動を改めるべきは男性であり、被害者に女性専用車両まで歩かせるような不便を強いるべきではない」というものだったという(23)

また、「性暴力を許さない女の会」も、2008年に、大阪府立大学大学院の研究グループによるインタビューに対して、「会として女性専用車両の導入を直接鉄道会社に要求したことはない」、その理由として「会の中で意見が分かれていた(根本的な解決にはならないのではという反対意見があった)こと」や「女性専用車両に乗らない女性が責められてしまうのではという懸念もあった」ということを述べている。

ただし、同会は、「現在、会の中で女性専用車両に反対するメンバーはいない。もちろん女性専用車両の必要がない世の中が一番いいが、現状としては必要である。女性専用車両のお陰で出歩けるようになったという性暴力サバイバーの声も多く聞く」という(24)

上野千鶴子氏は、女性専用車両は「後ろ向き」の対策であると表現している(25)

また、中国の場合、フェミニストに、女性車両の設置に批判の声が強い理由として、以下のような点も挙げられるだろう。

第一に、当局側が女性専用車両を導入した理由が、痴漢対策それ自体よりも、「女性に対する思いやり、女性の尊重」「レディーファースト」といったものだったことである。

第二に、中国のフェミニストの痴漢反対の活動
が、2012年に上海地下鉄内で1人の女性が全身を黒いベールで覆って、「涼しさは欲しいけど、痴漢はいらない」と書いたパネルを持ち、もう1人の女性が、乳房の形をした金属の器を二つ胸に付けて、「私はふしだらでもいいが、あんたのセクハラは許さない」と書いたパネルを持つパフォーマンスアートをおこなったことに始まったことに見られるように、女性の自由を拘束するような発想を拒否してきからであろう。

今回の女性専用車両を取り上げた記事の中にも、「『私はふしだらでもいいが、あんたのセクハラは許さない』というフェミニズム運動の名言は、いくらか偏見と独断があるとはいえ、地下鉄に女性車両の設置に適用すれば、風を通さない長衣で車両の中の女性を包んでしまうように見える」と述べられているところである(26)

第三に、すでに述べているように、この時点では、政府当局が、反痴漢ポスターを車両内に掲示することを拒否し続けてきており(6月14日ごろ、上海で掲示されたのが最初である)、そうしたフェミニストの活動を弾圧する一方で、女性専用車両を導入したからであろう。

ただ、中国でも、今後、日本の「性暴力を許さない女の会」が紹介しているような「女性専用車両のお陰で出歩けるようになったという性暴力サバイバーの声」がフェミニストの元に届くようになれば、若干、見解が変わっていくのかもしれない。

二 女性(優先)車両の実施状況

さて、女性(優先)車両が導入はうまくいっただろうか?

1.深圳――宣伝が不徹底で誘導もなく、有名無実

○6月26日(初日)

6月26日から、深圳地下鉄が女性優先車両の試験的実施を開始したが、広州の地下鉄とは異なり、深圳では、公式のインターネットや公式の微博では事前の通知がされなかった。これは、深圳の場合、あくまで「女性優先車両」だったからかもしれない。

それでも、プラットホームのホームドアや車両内にピンク色の「女性優先車両」という標識を貼ることによって、女性優先を示した。

しかし、少なくとも導入初日は、「女性優先車両」について、ネットで「少なくない男性が見て見ぬふりをしており、何の区別もしてない」とか、「車両の中の6割が男性だという」とかいう状況だったという(27)

実際に、午前11時、ある人が、4号線の女性優先車両に乗ってみると、車両内の乗客は、男性9人、女性8人だった。通過する各駅のプラットホームを見ても、ラッシュアワー時も、ラッシュアワーでない時も、「女性優先車両」の標識の前で待っている乗客の男女比は、他と変わらなかった。

その原因として述べられているのは、「『女性優先車両』という案内が多くないので、乗客は、最初はその存在に気づきにくい」(市民・張さん[女])ことだった。「みんな乗ってからその変化に気づいた」(市民・馬さん[男])とか、「ラッシュアワーのときは人が多すぎて、放送も聞こえなかったし、プラットホームの標識も見えなかった」(市民・李さん[女])とか言われている(28)

○6月28日(3日目)

導入3日目の6月28日にも、ある人が、広州地下鉄四号線の始発駅に女性優先車両の情況を見に行っている。

その人は、女性車両が停車するホームドアには「女性優先車両」という掲示の前で「張り込み」をした。

しかし、1分たち、2分たち、3分たっても、その車両に入る女性はいなかった。というのも、女性車両は一番前と後ろにあるので、みんなそこまで行くのが面倒だったのだ。

地下鉄に乗り込む人が増えて、はじめて女性車両にも人が乗るようになった。しかし、女性だけでなく男性も乗り込むようになり、一般の車両と変わらない状態になった。みんなは、あたかも「女性優先車両」という掲示と放送を無視しているかのようだった。しかし、車両の中の掲示自体、目につきにくく、顔を上げなければわからないかもしれないものだった(29)

その後の状況については、報じた記事が見当たらない。

しかし、少なくとも女性優先車両の設置初期の段階においては、深圳の場合、事前の告知もなく、掲示も目に付きにくく、職員の誘導もないために、有名無実だったいえよう。

2.広州

広州は、深圳といささか様子が違う。

○6月28日(初日)

広州で女性車両が設置された初日の6月28日、地下鉄の職員たちは、女性車両の前に並んでいる男性に声をかけて普通の車両の前に誘導した。また、プラットホームで宣伝チラシを配布している職員もいた(30)

ただし、けっしてすべての乗客が「女性優先車両」を理解したわけではなかった。おじさんが職員に対して「女には配慮して、老人には配慮しないとは、そんな馬鹿な話はない」と怒鳴ったりしたようだ(31)

この日、女性車両の停車位置で待っている乗客や女性車両内の乗客の男女比は、2:8だったという(32)

○6月30日(3日目)

3日目の6月30日、『南方周末』の記者が乗車したときも、地下鉄の職員が、女性車両の乗車位置に並んでいる男性に対して「これは女性車両です」と声をかけていた(33)

○7月4日(1週間後)

女性車両設置1週間後の7月4日、『羊城晩報』の記者が報じたところでは、現場の職員とボランティアの努力によって、大多数の男性乗客は女性車両ではなく、普通の車両の場所で電車を待ち、乗車するようになっていたという。

午前8時のラッシュアワーのときに記者が取材すると、乗客が多い公園前駅でも、女性車両に乗り込む男性はほとんどおらず、間違って女性車両の停車位置に並んでいた人も、職員に促されて他の車両に乗り込んでおり、女性車両に乗り込んだのは8名だけだったという。体育西路駅では、普通の車両と隣接したホームドアに1、2名男の乗客がいたのを除いて、女性車両の前で行列していたのは、みな女性だった。特に子ども連れで外出している女性と妊娠している女性は、女性車両が来るのを待っている人も少なくなかった。

体育西路駅で、西朗のほうに行く列車の女性車両を数えてみると、男性は4名だけで、楊箕駅では6名だった。東山口駅では、乗客が増加するのに従って、男性も15名に増えた。

夕方のラッシュアワーのときの状況も比較的似ていた。18時に記者が、体育西路駅と楊箕駅に行ってみると、プラットホームの職員とボランティアが、階段の入り口のところから、男性は普通車両を待つように誘導を始めていた。

女性車両の内部でも、女性の乗客が大多数を占めており、18時から西朗方面行きの3本の列車の女性車両内の男性は、平均5人以下だった。広州東駅方面行きの3本の列車では、それぞれ4人、8人、11人だった(34)

この記事では、大多数の男性は理解していることが強調されているが、客観的な数値を見ると、必ずしも徹底されているとはいえない。

○7月19日(3週間後)

『広州日報』の記者によると、7月19日の午前8時半、広州地下鉄1号線の楊箕駅の女性車両を待つ場所で待っているのは女性が主で、車両内でも女性が9割以上を占めていたという。

ただし、地下鉄が混み始めると、少数の男性が女性車両にも乗ってきて、楊箕駅でも先に乗ろうとした男性が、女性に車両から降ろされて、ばつが悪い思いをしたという。

広州と深圳を行き来しているある男性は、深圳の地下鉄は「女性優先車両」と書いてあるが、広州では、「女性車両」と書かれているので、女性専用か否かがはっきりわからないと言っている(35)

また、同日、『羊城晩報』の記者は、午後5時30分、楊箕駅では、女性車両に「混入した」男の乗客は「少数ではなかった」と報じている。車両内でも、並んで待つ乗客も、女性車両の男女比率は、他の車両とはっきりした差はなかったという。

記者は、その原因として、女性車両の隣の車両が女性車両より混雑しているという点を挙げている(36)

広州では、全体としてみれば、職員の誘導などがあるために、女性車両がある程度定着しているといえそうだ。しかし、まだまだ徹底しているとは言えないし、時間が経過すれば徹底するというものでもないようだ。

3.まとめ

以上、深圳と広州で大きな違いがあることは明らかであり、広州の場合は女性車両がある程度実質化しているといえそうだ。

ただし、まだ広州の場合も、まだ不徹底である。

その背景には、一で述べたように、女性専用車両は、「強制」ではなく、あくまで「提唱」だという姿勢があるのかもしれない。さらにその背景には、フェミニストが批判したように、女性車両の理念が「女性の尊重」や「レディーファースト」にとどまっている問題があるのかもしれないと思う。その意味では、この一と二の問題はつながっているのかもしれない。

さらに言えば、広州の地下鉄が女性車両の導入理由として「広州の都市文明の窓口として、『女性を思いやり、女性を尊重する』という文明的理念」を提唱してることと、広州の警察が、フェミニストたちの痴漢反対アクションの呼びかけ人の張累累さんに対して「広州では今年後半にフォーチュン・グローバルフォーラムがあるから、引っ越して広州から出ていきなさい」と言ったことは、広州の「文明的」な体面を重視するという意味で、どこかつながっているのかもしれないとも思う。

(1)以上は、「地铁要不要设女性专用车厢? 针对省政协委员提出“地铁设女性专用车厢”提案,“南都马上问”记者随省政协调研组赴广深调研」『南方都市報』2017年6月8日。
(2)6月28日起,广州地铁一号线试点女性车厢」广州地铁2017-06-23。
(3)深圳女性优先车厢,女性并不优先???」新媒体女性2017-06-26 13:50:33。
(4)(1)に同じ。
(5)同上。
(6)深圳地铁将设女性车厢 广东省政协委员苏忠阳:出发点是关爱无关性...」界面(作者:梁宙) 2017-06-16 18:04:00。
(7)(2)に同じ。
(8)(1)に同じ。
(9)(2)に同じ。
(10)(1)に同じ。
(11)以上は、「“关爱”女性的女专厢,居然遭到八成女性反对!」新媒体女性的微博2017-06-09 18:14:59。
(12)以上は、「“女性车厢”能治地铁性骚扰吗?」女权之声的微博2017-06-26 14:15:43。
(13)广州地铁设女性专用车厢:性别隔离能创造“安全空间”吗?」澎湃新闻2017-06-28 11:23:00。
(14)保护女性还是浪费资源:女性车厢防得住咸猪手吗?」中国网(作者:敏)2017-06-23 09:58:06。また、丁瑜さんも、「痴漢に遭うかもしれない人々を『閉じ込める』ことになりかねないやり方は、根本的な解決法ではない。痴漢をなくす最も根本的な方法は、市民に公共の場での性暴力について理解させることである。女性車両は、痴漢を男女両性の間のもので、男が女にするものと考えている。しかし、実際には、男と男の間、女と女の間、成人の子どもにおこなうものなど、もっと多くの状況がある」ことを指摘している。
(15)人民性 | 女性车厢不是遮羞布,也不是稻草人」唐映红 晒爱思PsyEyes 2017-07-07
(16)小寒Eirene「女性需要保护吗?——有“女性专用车厢”的国家,那里的女性都生活得怎么样?」小寒Eirene的微博2017-06-09
(17)日本有女性专用车厢,也有反性骚扰的法律和广告」新媒体女性(作者:@蒲公英的小白伞)2017-06-24 21:22:45。
(18)地铁开设女性车厢 只是打击性骚扰最不坏的第一步」中国网 2017-06-28 14:45 (来源:凤凰网)。
(19)中青报:设女士优先车厢是以保护名义行歧视之实」2017年07月05日 07:04 来源:中国青年报。
(20)我们争论女性车厢时,我们在争什么」新华网2017-07-07 08:38:36。
(21)地铁女性车厢:用试验回应争议」新快网2017-06-26 01:44(来源:新快报)。
(22)居永正宏 川端多津子 寺野朱美 橋爪由紀『女性専用車両の学際的研究 性暴力としての痴漢犯罪とアクセス権の保障』(大阪府立大学大学院人間社会学研究科人間科学専攻発行 2008年)47頁(寺野朱美執筆部分)。
(23)堀井光俊『女性専用車両の社会学』(秀明出版会 2009年)、32-33頁。
(24)居永正宏ほか前掲書、95-96頁。同会も、「痴漢対策として理想的なのは、やはり取り締まりのための人員(特に女性)の増加を行い、痴漢発生防止とともに、痴漢犯罪が起こった時に被害者が声を上げやすい環境を作ることである」と述べている。
(25)『朝日新聞』2005 年5 月9 日。ただし、原文は未見で、Wikipediaによる。
(26)地铁设女性车厢,为什么阿伯和姑娘都跑过来吐槽」『中国青年报』(作者:王钟的) 2017-06-29 18:09:00。
(27)深圳女性优先车厢,女性并不优先???」新媒体女性2017-06-26 13:50:33。
(28)尴尬了!地铁首开“女性车厢”结果塞满了男乘客」 凤凰网视频2017-06-29 14:43:00 2017年06月29日11:15。
(29)震惊!“女性优先车厢”很可能不是为了反性骚扰!」尖椒部落的微博2017-06-28 18:06:16。
(30)广州地铁女性车厢首日男女比例2:8」奥一网2017-06-29 08:11来源:南方都市报。
(31)广州地铁试行女性车厢,老伯被阻后大骂:照顾女人不照顾老人」 澎湃新闻2017-06-28 17:03(微信公号“中新社广东发布”)。
(32)(30)に同じ。
(33)广州地铁“女性车厢”体验记」『南方周末』(作者:关丽明) 2017-07-04 13:00:26。
(34)广州地铁试点女性车厢首周 女性车厢男士真的少了很多」『羊城晚报』(作者:李佳文) 2017-07-06 07:13:00。
(35)广州地铁女性车厢:一位男士把另一位女士挤下车」中国新闻网2017年07月22日 10:51 来源:广州日报。
(36)广州地铁女性车厢试设三周 仍是“混装”」金羊网2017-07-20 13:25 来源:金羊网。
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