2010-07

各地のセクシュアル・マイノリティのサイト(4)──トランスジェンダーの状況・サイト・思想

 中国では、同性愛に関する(まともな)報道や研究は最近少しずつ増えてきましたが、トランスジェンダーに関するものは非常に少ないです。トランスジェンダーに関しては、性転換手術(性別適合手術)(1)を受けた人について、「珍しいもの」として報道されることが目立つ程度で、それ以外のものはごくわずかです。

 ですから、非常に断片的な資料しかないのですが、以下では、私が見た範囲のものをご紹介してみます(2)。本来なら、日本の状況との共通性や相違点などを考えなければいけないのでしょうが、私の勉強不足でそこまではできませんでした。

一 さまざまなトランスジェンダーの状況

 以下で述べているのは統計的な調査に基づくものではなく、あくまでも中国の研究者や記者個人の取材によるものです。その中でも、サイトの掲示板への書き込みを調べた陳亜亜さん(社会学者)によるものが多いです。

1.トランスセクシュアル(自分の持つ、性器をはじめとする性差を意識させる身体特徴に対し、不快感・違和感を持つ人々)

 FtM(社会的に「女性」とされている自分が「男性」であると自認する人々)に関しては、ほとんど資料がなく、以下は、MtF(社会的に「男性」とされている自分が「女性」であると自認する人々)の状況についてです。

 ・(自分は女性だと認識しているのに)男性であるかのように振る舞わなければならないのが疲れる、不安だ、精神的に不安定になる。

 ・トランスセクシュアルは人口の中の比率が低すぎるうえに、環境の圧力が大きすぎるので、リアルの世界で同じ仲間と知り合うのは困難である。しかし、インターネットのサイトにおいては、相対的に自由で安全な交流ができる。トランスジェンダーのサイト設立以前は、メディアや医者だけが発言権を持っていたが、インターネットの自由で平等な特性ゆえに、トランスセクシュアルも一定の発言権を持つことができている。

 ・未成年者を含めて、多くのトランスセクシュアルがセクハラにあっている。

 ・性転換手術を受けるか否かが問題であり、手術を受ける理由は、自分の身体に我慢ができないことにある。手術を受けない理由はさまざまで、「体は親にもらったものだから」「家族に受け入れられない」「身体を変えることに対する困惑」「男性的な思考方式は変えられないので、外見が女性になっても、女たちに排斥されるのではないか」などがある(3)

 ・中国最初の性転換手術は、1983年に張克莎さんに対しておこなわれた。林祁(白水紀子監修)『めしべのない花 中国初の性転換者莎莎の物語』(新風社 2006年)は張さんの体験を取材した本だが、その中には、張さんが性転換後、人々の好奇心と軽蔑の目(男性からは、「いやらしい目」も加わる)で見られたり、性転換を「淫乱による色情的行為」と見なされたりしたことが書いてある。また、張さんには恋人が出来たけれども、その母親は、張さんが「子どもを産めない偽の女」だという理由で結婚に断固反対したので、結局、張さんは彼と別れて、香港に行かざるをえなかった。

 ・性転換手術を受けた人を訪問して調査したとろ、少なくとも60%の人は、生活がひどく悪かった。手術をした人は、基本的に3つの階層に区分できる。第一の層は、高等教育を受け、手術前に比較的高い社会的地位や収入があった人で、手術後もそれまでどおり良い生活ができている。中間層は、手術前に仕事があり、蓄えがあった人で、手術後も悪くない生活ができている。下層の人は、ごちゃごちゃしたバーで、なまめかしい踊りをしており、なんの職もないこともある。彼らは、社会が受け入れず、父母は家に帰らせず、自分にも生計の道をはかる能力がなく、手術で金を使い果たして、生理上も癒さなければならない多くの傷がある。このように不利な条件の下で、どうして正常な男や女と競争できよう。そのため、半数以上の生活は以前よりも惨めにならざるをえない(4)

 ・性転換手術(性別適合手術)に関する法規をめぐる状況については、本ブログの以下の記事をご覧ください。
 2009年6月:「『性転換手術技術管理規範(意見募集稿)』をめぐって
 2009年11月:「『性転換手術技術管理規範(試行)』制定

 ・性転換手術と性別変更との関係については、陳亜亜さんは、次のように述べている――世界的に見ると、①性転換手術をしても、性別の変更を認めない、②手術をしたら、性別の変更を認める、③手術をしなくても、性別の変更を認める、という3通りのやり方があるが、中国の場合は、②の「手術をしたら、性別の変更を認める」である。「わが国のやり方は寛容なようだが、実は大きな問題がある。なぜなら、これは、『あなたが手術しさえすれば、あなたがなりたい性別の身分を与えましょう』ということであり、まさに手術を奨励しているからである。もっとひどいのは、わが国は同性婚を禁止しているために、同性愛者が結婚しようとすれば、性転換をするほかないことである。そのために、結婚を非常に渇望していて、かつ性転換について認識不足の人が、軽率に手術をするかもしれない。」(5)

 ・2006年にスペインが性転換手術をしなくても性別の変更を認めるように法律を変えた際、社会学者の李銀河さんは、「スペインに学ぶ」ことを提唱した(6)

2.クロスドレッサー(異性装者)

 ・クロスドレッサーの人数はトランスセクシュアルよりはるかに多い。異性装のサイトは、色情サイトとして取り締まられる危険があるけれども、人気はトランスセクシュアルのサイトより明らかに高い。しかし、クロスドレッサーが関心を集めることは少なく、メディアで報道されることは少ない。多くのクロスドレッサーは、日常生活では普通の人であり、「取材を受けるのは、危険すぎる」と考えている。

 ・多くの人は自分の女装の好みを隠して、いささかの場合に娯楽の形式で好きな女装をするだけであり、ごく一部の人だけが世論の圧力に耐えて、女装をした自分を公然と示す。

 ・クロスドレッサーは、生存にかかる圧力はトランスセクシュアルより幾らか少ないけれども、偏見と差別はやはり普遍的である。彼らはいつも人に嘲笑され、消費のとき(女物を買うとき)にも差別される。

 ・トランスセクシュアルは、「クロスドレッサーは遊びにすぎず、トランスセクシュアルの苦しみを理解できない」と考えて、クロスドレッサーを排斥する。逆に、クロスドレッサーがトランスセクシュアルを攻撃したり、トランスセクシュアルになるのを恐れたりすることもある(7)

3.反串芸人

 中国の場合、クロスドレッサーの一つのあり方として、「反串芸人」があります。「反串(ファンチュアン)」というのは、元来は、伝統的な演劇において「役者が余興として専門外の役を演じること:たとえば[生](男役)・[浄](敵役)が[旦](女形)を演ずること」(中日大辞典)という意味ですが(8)、ゲイバーなどで、男が女装しておこなう歌や踊りも「反串」と言われています。

 ・世間では「反串芸人はみんな性転換したいと思っている」と思われている。しかし、完全に性転換したいと思っているのは5%前後である。公演のために豊胸をしている人も、公演をしなくなったら、取り出して、男に戻りたいと思っている。また、「反串芸人は、同性愛者だ」という誤解もあるが、反串芸人は、ゲイと違って、大部分はストレート(異性愛者)が好きである。ゲイのほうも、反串芸人は好きではなく、「女っぽすぎる」と嫌っている。ただし、「反串」をしている人の中には、男性に性的サービスを提供する男性セックスワーカーも、ごく一部にいる。

 ・多くの反串芸人は、ゲイバーだけでなく、異性愛者のバーでも公演をする。その際、反串芸人に興味を持つ男は多いので、反串芸人が男を獲得することは容易だが、関係を維持するのは難しい。なぜなら、一つには、大部分の男は、化粧をした反串芸人が好きなだけであって、化粧を落とすと興味を失ってしまうからである。また、今日、なまめかしさに興味を持っても、明日はどうかわからない(9)

 ・「反串」を始める時は、非常に困難があり、大部分の人は、家族にも知られないようにして、自分で密かに時間と金を使って、歌や劇、踊りを学び、服や化粧品も自分で買っている。公演も、最初は無料でやる。「反串」は安定した生活が保障されない職業なのに(下を参照)、なぜ続けられるかというと、彼ら自身が言うには、「病みつきになる」、拍手が忘れられない、女性としての存在が認められるということである(10)

 ・反串芸人の収入の大きな部分は、服飾や造型のための支出に使われる。また、反串公演に関する国の明文の規定がないため、法律執行部門の反串公演に対する管理は、粛正と無視との間を揺れ動いている。そのため、多くの反串芸人は、みな、明日はどこで公演するかわからないという「ゲリラ」のような状態で、長期の公演の契約を結べる人はけっして多くない。また、バーが公演の費用の支払いをしないとか、支払いが滞るという状況も時として起きるのに、法律的な保護がないので、労務紛争が起きたときに、助けを求めるところがなく、怒りをこらえて我慢するしかない。

 ・反串芸人は、老いるのを恐れている。公演は、結局、若いときだけの仕事でしかない。所属している勤め先もなく、社会保険がなく、家庭を築くのも難しい(11)

 ・ゲイの多くは、女装をして「反串」をするパフォーマンスは、ゲイについての大衆のイメージを損なっていると考えており、反串を嫌っている(12)

4.トランスジェンダーのセックスワーカー

 トランスジェンダーのセックスワーカーも少なくない。その要因は、トランスジェンダーに対する就職の差別とか(13)、性転換手術の費用を稼ぐため(14)とかいうことにある。

 中国のトランスジェンダーセックスワーカーの状況については、「性産業は非合法⇔2万人のトランスジェンダーが従事」「コンドーム使用率の低さ」「劣悪な衛生環境」「公権力による暴力・恣意的拘禁の対象」ということが報告されているが(15)、詳しくは、北京愛知行研究所の調査を紹介した本ブログの記事(トランスジェンダーのセックスワーカーに関する調査)をご覧ください。

報道や研究は、男が女になる性転換手術をした人中心

 この点は、最初にも触れましたが、何小培さんは、以下のように述べています。

 「[トランスジェンダーに関する]メディアのこれまでの報道の大部分は、男が女に変わる手術をした人々に対する描写と取材であり、その他の型のトランスジェンダーに対しては、関心が少ない。このため、人々は、『性転換とは、手術をすることであり、性転換者とは、男が女に変わる手術をした人だ』という、ステロタイプなイメージを持っている。
 現実の生活においては、手術・薬・服飾などの方式で、女性が男性に変わるトランスジェンダーの人々も多くおり、手術をしていないトランスジェンダーの人数も少なくない。しかし、男女不平等という旧い社会の伝統と社会の女性蔑視、およびトランスジェンダーに対する偏見によって、女が男に変わる一部のトランスジェンダーの人々はもっと隠れて生存している状態にある。女が男に変わった人々は、何重もの差別と社会的なサポートの資源が少ないために、より組織されていない。」(16)

ニ トランスジェンダーのサイト

 トランスジェンダー関係のサイトは、以下のようなものがありますが、やはり、いずれもMtF(男から女へ)のサイトです。

1.総合サイト

 「夏世蓮小姐客桟

 夏世蓮小姐客桟は、1998年9月に開設された中国大陸最初の性転換者と異性装愛好者のサイトです。最初は妹茜小姐の個人サイトでした。サイトが出来ると、トランスセクシュアルやクロスドレッサーが、長い間抑圧されていた胸中の話や心情を出し合うようになりました。現在は、以下の内容の総合サイトになっていますが、掲示板に力を入れています。

 ・心の声(各自の経歴、性転換後の経験、手術、服装についてなど)
 ・美容整形、ホルモン、性転換手術
 ・日常的な美容について
 ・ニュース
 ・写真
 ・文学

2.女装サイト

 「星空変装」(2004年6月開設)
 「百合変装」(2004年10月開設)
 「姐妹変装

 いずれも女装愛好者のサイトです。女装写真のほか、女装のテクニック、女装についてのニュース、テレビ・映画、文学、意見交流などのコーナーがあります。掲示板は、「荒らし」を防ぐために、登録しなければ、読んだり書き込んだりできないようになっているものが多いです。

3.女装撮影スタジオのサイト

 「経典反串撮影工作室」(蘇州)
 「上海明仪反串摄影

 女装をして撮影してくれるスタジオのサイトです。メニューや料金、撮影した写真などが掲載されています。

 上の蘇州の「経典反串撮影工作室」が、中国最初の専門のスタジオだそうです。ここは、以前は結婚写真を撮るスタジオでしたが、2000年初め、女装で有名だったある人が、このスタジオで女装写真を撮ってもらい、上記の夏世蓮小姐客桟でそれを公開したところ、大きな反響を呼んだことなどから、女装写真館として発展しました。

4.個人ブログ

(a)寒冰冰(トランスセクシュアル)のブログ(寒冰冰的博客

 「性転換美女」と言われる女優の寒冰冰さんについては、本ブログの記事「『性転換手術技術管理規範(意見募集稿)』をめぐって」でご紹介しましたが、性転換者協会を設立することなどを提唱しています。

 寒さんのブログは、芸能人だけあって、本人の写真などが多いのですが、「トランスセクシュアルは変態ではない(变性不是变态)」(2009年7月15日)と主張したり、トランスセクシュアルについて、メディアが直視をせずに、猟奇的な動機で扱うことに対する批判(「トランスセクシュアルはなぜ主流に入らないのか(变性人为何不入主流)」2009年8月5日)などもしています。

 なお、寒冰冰さんが主演した、中国初の性転換者の映画《雪地里的新娘》のブログもあります。

(b)曹靖(クロスドレッサー)のブログ(小白熊玫瑰红平等美性园地

 曹靖さんは、男性として生まれましたが、冬以外は、いつもスカートをはいています。中学校の先生をしていましたが、服装のために停職処分(停薪留職)を受けました(写真あり→「男教师酷爱穿裙子被学校停薪留职」『南方人物週刊』2009年3月9日)。曹さんによると、「当時は私はまだスカートをはいて教育界のジェンダー[性別]主義思想に対する抗議と譴責を表明することはできず、白い半ズボンをはくことによって、公民の身体に対する硬直したステロタイプの野蛮なジェンダー主義の秩序を教師と学生に受け入れるように強制することに対する抗議と譴責を表明することしかできなかった」といいますが、「学校の校長は私の白色の服装をいやがり、機に乗じて人員過剰を理由として解雇したいと思い、私は不当にも授業をする機会を剥奪された」(17)とのことです。

 曹さんは、2000年に李銀河さんが訳した『クィア理論(酷儿理论:西方90年代性思潮)』(ゲイル・ルービンなどの論文を収録した本、時事出版社、2000年)に出会って、自分の困惑の根源を見つけたそうです(18)

 曹さんは、自らのブログに書いた「男のスカートの訴えと勝利(男裙的呼唤与胜利)」(2005年12月6日)という文で、男のスカートは、古代のエジプト・メソポタミア・ギリシャからあり、中国でも古代からあったこと、しかし、家父長制イデオロギーの下で、男女の服飾の差異が男性の優越を示すように意味づけをされたと述べています。曹さんはさらに、「家父長制イデオロギーの専制文化が、『科学』『神』『道徳』『職業』の名目で、男性の審美の権利(スカートをはくことを含む)を、系統的・段階的・計画的に抑圧し、ジェンダー主義・ヘテロセクシズム・文化ファシズムによって、男性を、雄の性に満ち満ちた、冷血な動物に単純化し、自らの身体を敵視するワークホリックにした。ここでは偽科学がキーになる働きをした。私は偽科学の本質は二元対立の専制的なやり方だと考える」と告発しています。

 その他、曹さんは、ブログで、以下のようなさまざまな論を展開しています。
 ・「新年に際しての私のクィア宣言(新年之际本人酷儿宣言)」(2008年1月2日)
 ・「[男性の]『剛強(=性格や意思が強いこと)神話』に対する質疑(对“刚强神话”的质疑)」(2008年3月5日)
 ・「工業的禁欲主義のガン――過労死(工业禁欲主义癌症——过劳死)」(2008年10月9日)
 ・「現在男性がスカートをはくのは、反ジェンダー主義の人士の重要な非家父長制的美学の伝達方式である(当前男性穿裙子是反性别主义人士重要的非父权化美学)」(2009年1月4日)
 ・「なぜいわゆる『性同一性障害』は、工業的家父長制の強権社会がトランスジェンダーの人士を汚名化する最も邪悪な偽科学概念なのか(为什么所谓“性别认同障碍”是工业父权极权社会污名化跨性别主义人士最邪恶伪科学概念)」(2009年1月22日)
 ・「個人の服飾は、公民の身体権の不可欠で重要な部分である(个人服饰是一个公民身体权不可分割的重要部分)」(2009年3月7日)
 ・「いわゆる『正装』は、人種主義のロジックと同じ構造の、ジェンダー主義の暴力的美学の強権的概念である(所谓“正装”体现出与种族主义逻辑同构的性别主义)」(2009年3月7日)

 また、曹さんは、2007年に中華人民共和国就業促進法が提案されたときは、性的指向と性自認にもとづく差別を禁止する条項を増補するよう求めました(在《中华人民共和国就业促进法草案》里应补禁止基于性倾向和性别认同歧视条款[2007年4月3日])。

三 トランスジェンダーをサポートする取り組み

 組織としてトランスジェンダーをサポートないしエンパワメントする試みもあります。

1.北京愛知行研究所の「北京艶陽工作組」

 2007年4月、エイズ防止やセクシュアルマイノリティのためにさまざまな活動をしている「北京愛知行研究所」が、「華北地区異性装・トランスジェンダー人士交流懇親会」を開催しました。この会議には、天津・山東・河北地区で活躍している反串芸人・クロスドレッサー・トランスセクシュアル30人余りが集まって、異性装者・トランスセクシュアルが直面している健康や法律の問題を討議・交流し、民間組織が彼らのためにサポートや援助をするやり方を探索しました(19)

 この懇親会を受けてでしょうか、翌2008年には、北京愛知行研究所が組織した「北京艶陽工作組」が、異性装のセックスワーカー、トランスジェンダーの反串芸人、すでに一部性転換手術をしたセックスワーカーの人々の間で活動しました。同工作組は、アウトリーチ活動をおこない、定期的に交流会を組織して、彼らに健康についての知識を理解してもらったり、無料でコンドームを配布したりしました。工作組には、中核のボランティアが10名、アウトリーチ活動をするボランティアが15人おり、毎月1回、内密に集まって交流活動をしたそうです(20)

2.トランス中国(跨越中国)と電話相談

 「トランス中国(跨越中国)」については、本ブログでも以前紹介したことがありますが、トランスジェンダーの趙剛さんが設立した、雲南省昆明のトランスジェンダーのコミュニティの草の根組織です。

 「トランス中国」は、イギリスの国際エイズ/HIV連合(The International HIV/AIDS Alliance)の援助を受けて設立された組織で、もとの名称は「アジア太平洋セックスワーカーネットワーク・トランスジェンダーネットワーク中国グループ[亚太性工作者网络/跨性别网络中国小组]」です。2006年1月、アジア太平洋セックスワーカーネットワーク(APNSW)がタイのパタヤでおこなった「第1回トランスジェンダーセックスワーカー健康と人権ワークショップ(Transgender Sex Workers Health and Human Rights Workshop)」の後で設立されました。その後、2008年1月にタイのチェンマイで開催された「第3回インターナショナル・レズビアン・アンド・ゲイ・アソシエーション(ILGA)アジア地域カンファレンス」において、「トランス中国(中国トランスジェンダー連盟)」と改称し、正式に設立されました。

 「トランス中国」は、トランスジェンダーのコミュニティのエンパワメントや性病・エイズ防止を目的として設立され、トランスジェンダーの人々に対する相談や援助、性病・エイズ対応能力の向上をおこなってきました。具体的には、2006年以来、政策の主張、コミュニティの建設・交流(QQ群あり)、ピア・エデュケーション、ボランティアの研修、相談や検査、コンドームや潤滑剤の普及、レクリエーション、ホルモン治療や性別再適合手術の情報提供、学術的な調査・研究などをしているそうです。北京などの組織との交流もおこなってきました(以上は、「跨越中国[英文あり]」のページより)。

 2008年10月、「トランス中国」は、中国大陸初のトランスジェンダー専門の電話相談を開始しました(水・金の午後時―10時)(21)

 「トランス中国」の発起人の趙剛さんは、もうすぐ30歳のときに、バーの反串公演に参加し、自らのトランスジェンダーとしてのアイデンティティを公にするようになった人です。趙さんは、広東外国語外国貿易大学(广东外语外贸大学)を卒業しており(専攻は英語)、流暢な英語と豊富な専門知識を生かして、よく外国に行って、中国のトランスジェンダーの代表として国際的な交流やシンポジウムに参加しています(22)

 また、趙さんは、アメリカのPFLAG(Parents, Families and Friends of Lesbians and Gays) Transgender Networkが出版した“Our Trans Children”を中国語訳し、『我们的跨性别孩子』(PDF)(23)として刊行しました(この本の編集・印刷は北京愛知行研究所)。

3.成都同楽健康サービスセンターの「トランスジェンダー生存状況促進プロジェクト」

 成都同楽健康サービスセンターというのは、2002年、成都のゲイの人々が、エイズ防止を主な目的にして設立したNGOです(当時は「成都同志関愛小組」と言った)。

 2008年、成都同楽健康サービスセンターは、カナダ国際開発庁市民社会プロジェクトと青島大学医学院の性健康センターのサポートを得て、「トランスジェンダー生存状況促進プロジェクト」をおこないました。このプロジェクトは、「クロスドレッサーとトランスセクシュアルの生存状況を理解し、トランスジェンダーの人々のアイデンティティの確立とトランスジェンダーと社会の他の人々との意思疎通を促進し、最終的にはトランスジェンダーの生存状況の改善を目的とする」というもので、以下のようなことをしたそうです(24)
 ・トランスジェンダー22人(クロスドレッサー18人、トランスセクシュアル4人)に深く掘り下げた取材をした。
 ・30年来の成都のトランスジェンダーの生存状況の変遷と現状について詳しく研究した。
 ・関係者(四川省法制事務局・省委員会党学校・四川大学などを含めた機構の政府の官吏、専門家、ゲイの代表、トランスジェンダーの代表)を招いて、成都のゲイとトランスジェンダーの生存状態、政策、文化的環境についてのシンポジウムをした。
 ・成都のトランスジェンダーの人々の生存状況を反映した画集である『私のもう一つの性別(我的另一个性别)』(25)を出版した。

4.北京LGBTセンターの「無界限小組」

 上に挙げた3つは、もともとはエイズ防止のための組織が、活動の幅を広げた取り組みをしているという感じですが、これは、少し異なります。

 2009年3月、北京LGBTセンターの中のグループの1つとして、「無界限小組(Beyond Boundaries Support Group)」というグループができました。その趣旨は、「バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア、またはラベルを貼れないあなたに、生活と感情を分かち合う場を提供する」というものです。

 発起人は、Evaさんと小黒狼さんです。Evaさんは、2005年に北京レズビアンサロンに行って以後、さまざまなレズビアンやセクマイの運動をしてきた人で、一度は自分をレズビアンだと思ったけれども、その後、しっくり来ないと思うようになった人です。小黒狼さんは、女性として生まれたトランスセクシュアルの人で、2007年に北京に来て、雑誌『Les+』やセクマイのコミュニティのボランティア活動を始めました。小黒狼さんは、国内外のトランスジェンダー理論を学んだり、コミュニティの活動をする中から、トランスジェンダーに対する社会の無知とスティグマ化を理解し、トランスジェンダー差別の撤廃を願うようになったそうです。

 「無界限小組」は、参加者を募る際、次のような呼びかけをしました。

 「あなたは、自分の性的指向が確定していないために、ストレート(異性愛者)や同志(セクシュアルマイノリティ)に自分の感情を言えないことはありませんか?
 公衆トイレ・浴場はあなたの死地になっていませんか? あなたの身体はあなたの不倶戴天の敵になってありせんか? 欲望を言えないことが、あなたの死穴[致命的弱点]になっていませんか?
 あなたは、現在日を追って大きくなっている同志グループの中で、自分と共通の言葉を持つ人を見つけられないと感じていませんか?」

 「無界限小組」は、2009年に、3回の集いを、それぞれ以下のようなテーマでおこないました。

 ・第1回(3月28日):トランスアメリカ――映画「トランスアメリカ」を観賞した後に、討論(26)

 ・第2回(4月26日):反ホモフォビアは、トランスフォビアにも反対しなければならない!――2009年、5月17日の国際反ホモフォビアの日(IDAHO)に関して、IDAHO Comitteeが、トランスフォビアにも反対すべきことを訴えたこと(27)を受けておこなわれた(28)

 ・第3回(5月23日):映画「ビューティフルボクサー」の観賞と趙剛との交流――元タイ式ボクシングのチャンピオンで、今はモデルであるトランスジェンダーNong Toomを描いた映画「ビューティフルボクサー」を観賞した。その後「トランス中国」の趙剛さんと映画の感想を述べ合うとともに、趙剛さんの長年のトランスジェンダー活動の経験と感慨を分かち合った(29)

四 トランスジェンダーをめぐる思想・理論――トランスジェンダリズムなど

 トランスジェンダーに関しては、思想的次元でもいくつかのアプローチがされています。どこの国でもそうかもしれませんが、中国でも、トランスジェンダーの問題を考えることによって、性別二分法を問い直す理論に接近している人が多いようです。

1.トランスセクシュアルやクロスドレッサーであることに誇りを持つ人

 陳亜亜さんは、トランス関係の掲示板を調べた結果、以下のように、自らがトランスセクシュアルやクロスドレッサーであることに誇りを持っており、それゆえ病気扱いされることを拒否する人がいることを述べています。まず、この点が一つのポイントだと思います。

 あるトランスセクシュアルは尋常でない誇りを表明している。「私は性転換者が最も優秀な人種だとずっと思っている。なぜなら、勇敢にも世俗に挑戦し、勇敢にも自然を超越しているからだ」。彼らは、医学界が自分に病人の身分を押しつけることに反対して、「私はけっして自分が病人だとは思わない」と述べている。クロスドレッサーの中にも、似た観点の人がいる。たとえば、ある人は、クロスドレッサーは両性の特徴を兼ね備えていて、両性の間を自由に転換できるし、性転換の犠牲を避けることもできるので、いっそう健康で、人格がいっそう全面的な理想人であると考えている(30)

2.童戈――女性的気質のゲイやトランスジェンダーに対するゲイの差別を思想的に問題に

 また、もう一つ重要だと思うのは、ゲイの中に、女性的な気質のゲイやMtFのトランスジェンダーに対する差別があることが指摘されていることです。この点を問題にしているのが、作家の童戈さんです。白水紀子さんは、つとに童さんに注目なさっており、童さんが、女性的な男性同性愛者に対するバッシングなどについて、同性愛者の間にも古い身分制度が影を落としていて女性蔑視が存在しているという観点から批判していることを紹介しておられます(31)。童さんは、異性装の男性セックスワーカーに対するゲイの差別についても、理論的な課題にすべきことを主張しています(32)

 このように、ゲイの中にもその思考様式や女性蔑視ゆえにトランスジェンダーに対する差別が起きていることも、性別二分法を否定するトランスジェンダリズムが発生する原因になっていると思いますし、実際、そのように述べている人もいます(後述)。

3.陳亜亜――性別と性的指向による区分からこぼれ落ちる人々への注目

 陳亜亜さんは、「国外では、ある人(33)は、トランスジェンダーフェミニズムを提唱している。伝統的なフェミニストは現行の性別抑圧モデルを批判するだけで、より根本的な性別二分制度を揺るがすことを拒絶するのに対して、トランスジェンダー運動は、より挑戦的であり、トランスジェンダーフェミニズムもより寛容で、彼女たちはあらゆるジェンダーの区分を撹乱する人々をみな含み込んで、現行の性別を区分する制度を転覆しようとする」ということを紹介しています。

 ただし、陳さんは、続けて、「国内では、このような理論は恐らく賛同を得るのは難しい。トランスセクシュアルであれ、クロスドレッサーであれ、既存の伝統を維持する傾向があり、その前提の下で、自己の生存を求めている。長期的に見れば、両者の目標は一致しているかもしれないが、戦術から言えば、私たちは国外とは異なる道を歩まなければならないのかもしれない」(34)と言っています。といっても、私[遠山]は、欧米や日本のトランスジェンダーも、その多くは、既存の性別秩序を前提として自己の生存をはかっていると思いますから、中国と外国の違いを絶対化することはないと思います。

 実際、陳さんも、トランスジェンダーのサイトの掲示板への書き込みから、以下のことを発見しています――純粋なクロスドレッサーとトランスセクシュアルとの差は比較的大きいけれども、もっと多くの人が中間地帯にいる。トランスセクシュアルとトランスヴェスタイト(遠山註:ここでは、「性的刺激のためなど、趣味・嗜好として異性装をする人々」といった意味で使われているようです)の境界も曖昧である。「性別によって区分しても、性的指向によって区分しても、絶対に一部の人はカテゴリーの外に落ちる。どのように区分しても、自分は部外者だと強烈に感じている人もいる。」(35)

 それゆえ陳さんは言います。「筆者の見るところ、現在のトランスジェンダーの人々に関する研究と報道は、単純化しすぎている。だいたいのコースは、まず命名して(たとえば、まず「同性愛」を命名して)、その存在の合法性を承認し、次に彼らにいかなる権利を与えるべきかを討論する。現在、同性愛者の活路は婚姻立法で、性転換者の活路は手術であるが、その他はまだ主流の文化には関心を持たれていない。しかし、このような解決は明らかに不十分であり、若干の反作用さえ起こすかもしれない。それによって、命名できない、または命名できるけれども、それらの解決に適応できない人はさらに周縁化されてしまう」(36)

 私は、陳さんがおっしゃることは、結局、既存の性別二分法(を前提にした婚姻制度の同性への拡大や性転換の承認)にとどまらない道を探ることになると思うので、「国外」の人が言う「トランスジェンダー運動」や「トランスジェンダーフェミニズム」、あるいは「クィア理論」につながるように思います。

4.李銀河――クィア理論

 社会学者の李銀河さんは、上でも触れたように『クィア理論』の訳者です。李さんは、自らが書いたその序文「クィア理論について(关于酷儿理论)」でクィア理論の4つの意義(1.異性愛と同性愛の二分構造に挑戦し、社会の「常態」に挑戦する、2.男性と女性の二分構造に挑戦する、3.伝統的な同性愛文化に挑戦する、4.すべての周縁の集団が団結して、共同行動の態勢を作り上げる)を挙げているのですが、その中で、「各種の身分の分類に挑戦する上で、トランスジェンダーは特別な重要性を持っている」と述べています。

 また、李さんは、インタビューに答えて、「超級女声」という女性歌手のオーディション番組で、「中性的」だと言われた李春宇が視聴者から最高得票を得たことを、「トランスジェンダリズム(跨性别主义)の勝利である」と述べました(37)

5.曹靖――セクマイ圏内のメールショービニズム批判と反ジェンダー主義

 曹靖さんは、自らの文章「私自身のトランスジェンダリズムとアンチジェンダリズムの考えの道程の概述(我自己跨性别主义或反性别主义心路历程概述)」(2006年11月9日)で、「私は李銀河が述べているトランスジェンダリズムに比較的同意している。彼女は定義をしていないが、クィア理論の内包に基づけば、トランスジェンダリズムとは、社会と個人の生活様式において、家父長制の男女の二元的対立によって形成された一連の抑圧的な規範(たとえば男はズボン・女はスカート、男は強く女は弱い、男は外をつかさどり、女は内をつかざどる、男尊女卑など)を解体するものである。アンチジェンダリズム[反性別主義]は私が提起したもので、その目的は、トランスジェンダリズムの内包に完全に同意した基礎の上に、男女の二元的区分を根本的に否定し、工業的家父長制の医学・心理/精神病学の、男女両性の生物学的決定論式の二元的区分に反対・譴責するものであり、男女の生殖器の区別は、男女で截然と区別される公民を構成することはできず、まして道徳/風俗の中の野蛮性の弁解になってはならないというものである」と述べています。

 曹さんは、上の文の最後に、「私は同志(ゲイ、セクマイ)圏の中のメールショービニズム(男性排外主義)には、きわめて不満である。」「このような雰囲気によって、かえって私のアンチジェンダリズムの立場は強まった」と述べており、ゲイの男性中心主義批判が、男女の二元的区分そのものへの批判につながっていることがわかります。

6.崔子恩――中国初のクィア作家

 白水さんは、崔子恩さんを「中国初のクイア作家」と呼び、彼の作品を分析したうえで、崔は「包括的なクイアという概念によって異性愛社会を含む性文化そのものを根底から転覆させようとしているようにみえる。ゲイやレズビアンの同性愛コミュニティのカテゴリーを確立することによって現実以上に同性愛を神聖化したり、またこれによって視野が狭められたりするよりも、崔子恩には男・女の二元対立の関係や性の制度化そのものを撹乱し、揺さぶりをかけようという狙いがあり、それゆえ彼の作品には、同性愛だけでなく両性愛やトランスジェンダー、トランスセクシュアルなど様々なセクシャリティをもつ人物が登場する」と述べています(38)

7.映画《人面桃花》

 映画の分野では、反串パフォーマンスの出演者についてのドキュメンタリー《人面桃花》(杜海濱監督、2005年)(中国語と英語による説明)が、釜山国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を獲得しています。この映画は、第2回北京同性愛映画祭でも上映されました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 以上、断片的な紹介で申し訳ありませんが、中国でも、トランスジェンダーは厳しい状況に置かれているけれども、さまざまな活動が存在していることはおわかりいただけると思います。トランスジェンダーの自身の活動は比較的少ないとはいえ、それでも、夏世蓮小姐客桟などのサイトや、寒冰冰さんや曹靖さんの個人ブログ、趙剛さんの「トランス中国」といった形で存在しています。FtMの活動は非常に少ないですが、北京LGBTセンターの「無界限小組」には、彼女たちが関わっています。 

(1)正確には「性別適合手術」ですが、中国語の「変性」の訳としては「性転換」の方が適切なように思うので、一応こう訳しました。ただし、中国でも、「変性手術(性転換手術)」「変性人(性転換者)」は差別的な用語だとして、「性別重塑外科手術(性別再構築外科手術)」、「性別重塑者(性別再構築者)」と呼ぶべきだという声があります(「改変性別:法律能給的和没給的 数百億元市場得以規範 成敗標準及侵権責任仍未設定」『法制日報・周末版』2009年7月2日)。
(2)中国のトランスジェンダーに関しては、白水紀子「中国のセクシュアル・マイノリティー」『東アジア比較文化研究』第3号(2004年)、同「中国の同性愛小説の作家とその周辺」(『南腔北調論集―――中国文化の伝統と現代』東方書店 2007年)にも言及されています。なお、トランスジェンダーに関しては、米沢泉美編著『トランスジェンダリズム宣言』(社会批評社 2003年)が学ぶところが多かったですが、私はまだまだ勉強不足です。
(3)以上は、陈亚亚「从跨性别人群看生理与社会性别多元化」(『性别与健康』第7期[2008年1月])より。
 陳さんは、以下の3つの掲示板の書き込みを資料にしています。
 ・天涯社区の「一路同行」版
 ・夏世蓮小姐客桟サイトの「风荷雅筑
 ・星空変装サイトの「社区论坛
 なお、このブログでは、ごく簡単にしか書けませんでしたが、陳さんは、トランスセクシュアルやクロスドレッサーの個々人の実に多様なあり方、社会への対応、心情を掲示板から拾っており、画一的に理解してはならないことがわかります。
(4)变性人:手术并不能解决所有问题」『新世紀周刊』369期。
(5)(2)の21頁。
(6)李银河:变性不妨向西班牙学习」騰訊網2006年11月29日。
(7)(2)の21-24頁。
(8)反串については、武田雅哉『楊貴妃になりたかった男たち 〈衣服の妖怪〉の文化誌』(講談社 2007年)の第12章「女装とパフォーマンス――反串・演劇・映画」など参照。
(9)以上は、赵珂「每个人都看着他们笑」『点』3期(2007年5月)。
(10)毛凌燕「“同志”人群中的跨性別亚群」童戈・何小培・郭雅・崔子恩・毛凌燕・郭晓飞『中国“同志”人群生态报告(一)』(北京纪安咨询中心 2008年)134-135頁。
(11)以上は、(9)に同じ。
(12)(10)に同じ。
(13)「改変性別:法律能給的和没給的 数百億元市場得以規範 成敗標準及侵権責任仍未設定」『法制日報・周末版』2009年7月2日)。
(14)(8)の武田前掲書242-243頁に、性転換手術の費用を稼ぐための売春について書いてあります。
(15)「第3回ILGAアジア地域カンファレンス」におけるトランス中国のフランクさんの報告「中国のトランスジェンダー~私たちの声を聞いてください~」より。第3回ILGAアジア地域カンファレンスについては、「ゲイ・ジャパン・ニュース」主催の報告会の資料がネットに掲載されています(ILGA-ASIAカンファレンス報告会)。その中に、谷口洋幸さんによる「トランスジェンダー総会報告[PPT]」が収録されており、その中にフランクさんの報告があります。
(16)何小培「女同性恋者的过去与今天」前掲『中国“同志”人群生态报告(一)』116頁。
(17)我自己跨性别主义或反性别主义心路历程概述」小白熊玫瑰红平等美性园地2006年11月9日。ただし、『南方人物週刊』の記事「男教师酷爱穿裙子被学校停薪留职」(2009年3月9日)では、曹靖さんは、「白かピンクの体にぴったりした服を着て、派手な色のズボンをはき、派手な装飾品を身につけ」と書いてあるので、単に白い半ズボンをはいたただけではなかったように書いてあります。
(18)男教师酷爱穿裙子被学校停薪留职」『南方人物週刊』2009年3月9日。
(19)「易装及跨性別人士聚集北京交流聯誼」『点』2期(2007年4月)。
(20)北京爱知行研究所2008年度工作报告」(word)
(21)“跨越中国”咨询热线开通」2009-6-25
(22)云南「同志们」出柜抗爱滋」『文汇报』(香港)2009年12月29日。
(23)目次は以下のとおりです。
 1.トランスジェンダーに関する若干のよくある質問
 2.性的指向と性別の差異の異同
 3.両性人(陰陽人)とは
 4.トランスジェンダーの青年の問題
 5.トランスジェンダーと法律
 6.資源
 ただし、「法律」や「資源」についても、アメリカの法律やアメリカの組織・電話相談についての記述がそのまま翻訳しているだけであり、最後に3つ、中国のサイトのアドレスも付しているにとどまります。
(24)成都同乐健康咨询服务中心2008年度工作报告(PDF)」8頁。
(25)「『我的另一个性别』推介」「『性别与健康』第10期
(26)【提前预告】3月28日无界限小组NO、1——TransAmerica」北京同志中心ブログ2009年3月11日。
(27)この点については、Ry0TAさんのブログ「にしへいく」に、「国際反ホモフォビアの日(5月17日)は、『反トランスフォビアの日』:IDAHO Committeeのアピール」(2009年5月9日)として書かれています。
(28){插播}4月26日无界限小组:反恐同,还要反恐变性者!」北京同志中心ブログ2009年4月24日。
(29){插播}周六无界限小组 观影《美丽拳王》及赵刚分享会」北京同志中心ブログ2009年5月21日。
(30)(2)の24-25頁。
(31)白水紀子、前掲「中国の同性愛小説の作家とその周辺」547-548頁。童戈『中国人的男男性行為 性与自我認同状態調査』(北京紀安徳諮詢中心 2005年)の第八章第三節「性別気質的文化認同衝突」も、CC(女性的気質)や反串の問題を取り上げています。
(32)童戈「跨越性別建構的“易装MB”及其活動状態」『中国男男性交易状態調査』(北京紀安徳諮詢中心 2007年)。
(33)陳さんが具体的に指しているのは、Emi Koyama(小山エミ)さんのthe transfeminist manifesto(PDF)です。
(34)(2)の26頁。
(35)(2)の22-24頁。
(36)(2)の10頁。
(37)李银河:超女是“跨性别主义”的胜利」淡藍網2005年8月28日。
(38)白水紀子「中国の同性愛小説の作家とその周辺」556頁。
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